エフェソス

  エフェソス (Ephesos) は現在のトルコに建設された古代都市。フランス語名はエフェーズ (Éphèse)。聖書関連では「エフェソ」「エペソ」なども使われる。
 もとはギリシアのイオニア植民都市として紀元前11世紀に建設され、エーゲ海に注ぐカイステル川に隣接する港湾都市として栄えた。ローマ時代にはアシア州の州都として栄えた大都市であり、世界七不思議のひとつであったアルテミス神殿の存在でも知られた。

 使徒パウロも伝道に訪れており、アルテミスを信仰する者たちとの間で騒動が起こったりもした。その後、パウロは獄中からエフェソスの信徒に書簡を送った。それは、新約聖書に「エフェソの信徒への手紙」として収録されているが、全面的にパウロの真筆かには異説もある。

 エフェソスの教会は発展し、『ヨハネの黙示録』でもアシア州の七つの教会の筆頭にその名が挙がっている。なお、黙示録の成立場所としてパトモス島に否定的な研究者たちは、エフェソスの可能性を指摘している *1

 エフェソスはその後カイステル川の埋積にともなって勢力を失い、7世紀以降に度重なる侵略を受けて壊滅した *2

【画像】エフェソスのアルテミス神殿(16世紀の絵画) *3

ノストラダムス関連

 百詩篇第2巻52番第3巻3番で登場している。いずれも地震に関する詩篇であり、コリントスとセットで登場している点も共通している。


【画像】『新約聖書〈5〉パウロの名による書簡・公同書簡・ヨハネの黙示録』


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