D.M.

  D.M.百詩篇第8巻66番に登場する略語。
 エドガー・レオニは Diis Manibus (死者の御霊に)というラテン語の定型句と判断した。これは古代ローマの墓碑に刻まれる定型句で、この読み方はジャン=ポール・クレベールピーター・ラメジャラーらから支持されている。

 クレベールが指摘するように、セザール・ド・ノートルダムの証言が正しいのなら、当初のノストラダムスの墓碑もこの2字で始まっていた *1 。ノストラダムスの墓碑は古代ローマの歴史家ティトゥス・リウィウスの墓碑の翻案というべきもので *2 、その影響もあったのかもしれない。
 なお、19世紀に再建された現在の墓碑は D.O.M. (「至高にして善なる神に」を意味するキリスト教徒の墓碑の定型句)で始まっており、セザールの証言を確認することは出来なくなっている。

 なお、ピエール・ロレ(未作成)ロベール・ブナズラ、クレベールたちはノストラダムスの手稿『オルス・アポロ』の締めくくりに 「彼ら(エジプト人たち)は冥府の神々を呼び寄せるときに、死者の魂をD.M. と呼んでいた」(Comment ilz (les Egyptiens) appelloient les dieux infernaulx, qu'ilz appeloient Manes D.M.) という一文があることを指摘している *3

 過去の信奉者たちが提示した説としては以下のものがある。


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