カルカソンヌ

  カルカソンヌ (Carcassonne) はフランスのラングドック地方、オード県の県庁所在地。中世以来の堅固な城塞都市が残されており、「歴史的城塞都市カルカソンヌ」の名前で世界遺産にも登録されている。


【画像】NHK世界遺産100 (12) 難攻不落の城塞都市 カルカソンヌ

歴史

 紀元前1世紀に建設された都市で、ユリウス・カエサルの『ガリア戦記』にも「カルカソ」(Carcaso) の名で登場する *1 )。
 オード川沿岸に発達した軍事拠点で、ローマ帝国の後、西ゴート族、フランク族と支配者が次々に交替した。カルカソンヌはたびたび侵略を受け、シャルルマーニュの侵攻のときに活躍し、都市の名前にもなったとされる女領主カルカスの伝説で知られるが、あくまでも伝説であり、実際の都市名の由来は「石」を意味する接頭辞と語源不明の言葉(一説には「柏」)を組み合わせたものらしい *2

 9世紀以降に繁栄し、12世紀以降に現在残る城塞が建設されたが、13世紀のアルビジョワ十字軍の攻略の際にフランス王国の軍門に降り、以降は対スペインの防衛線として機能した *3

 現在ではゴム、農業資材、繊維などの工業が営まれている *4


ノストラダムス関連

 ノストラダムスは『化粧品とジャム論』の中で、若い頃に巡ったことのある町の一つとしてボルドー、トゥールーズ、ナルボンヌ、カルカソンヌなどを挙げていた *5

 『予言集』ではカルカス (Carcas.)という略称で
に登場している。
 また、カルカソンヌ (Carcassonne) として
に登場している。略称の方が多いのは1行10音節という四行詩の制約によるもののはずで、それ以上の深い意味はないだろう。

 なお、百詩篇第8巻67番に登場する PAR.CAR.NERSAF の CAR はカルカソンヌの略という説もある(ただし、当「大事典」ではこの可能性に否定的である)。



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