桜井邦朋

 桜井邦朋(さくらい くにとも、1933年 - )は埼玉県出身の太陽物理学者、理学博士。
 京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科博士課程修了。京都大学工学部助手、同助教授、アメリカ航空宇宙局研究員、ゴダード宇宙飛行センター上級研究員、メリーランド大学教授、神奈川大学工学部教授、同学部長、同学長などを経て、神奈川大学名誉教授。
 宇宙物理学、天文学史、教育論などに関する著書が多数ある。


【画像】『眠りにつく太陽』


【画像】『新版 天文学史』


【画像】『研究者の品格―科学・工学の倫理』

ノストラダムス関連

 『地球に急接近するハレー大彗星 ― 宇宙科学が予言する1986年、悪夢の日』(祥伝社、1976年)でノストラダムスに言及した。「ノストラダムスの予言したその災厄!」(pp.96-98)、「“凶事の予言”は実証されつつある」(pp.98-99) などでエリカ・チータムの解釈を引きつつ、ノストラダムスはエドモンド・ハレーよりも100年先にこの彗星の周期性を見抜き、1986年の接近の時に大災厄が起こると予言していたのかもしれないと紹介した。
 この本には五島勉が推薦文を寄せており、「今世紀末、ハレー彗星が現われるとき、大災害や大戦が起こる、とノストラダムスは予言したが、著者は、最新の天体物理学の成果を駆使して、それを完璧に裏付けている」*1と述べていた。

 その縁で、というわけでもないのかもしれないが、五島の『ノストラダムスの大予言II』(1979年)には桜井が推薦文を寄せ、「本書は、今世紀末に起こる大災害が、遠い昔の16世紀に予言され、今日のような状況は、人類が必然的に生み出した結果であったという恐ろしい事実を、リアルに冷徹な眼で描き出す」と述べている。
 桜井はその後も『ノストラダムスの大予言V』(1986年)、『ノストラダムスの大予言・残された希望編』(1992年)にも推薦文を寄せている。五島の『ノストラダムスの大予言』シリーズのカバーに推薦文を寄せた人物は多いが、複数回登場した例は桜井しかない(高橋克彦(未作成)が『大予言スペシャル・日本編』に推薦文を寄せたあと、『ノストラダムスの大予言・最終解答編』で特別寄稿と題する長文が本文に掲載された例はある)。

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最終更新:2012年07月17日 23:24

*1 カバー表見返し