Tardaigne

　Tardaigne は何らかの地名の変形というのは間違いないと思われるが、いくつかの説がある。

• 北フランスの小さな町タルドノワ（Tardenois）
  • これは、ロジェ・プレヴォ、マリニー・ローズ、ジャン＝ポール・クレベールの説である(*1)。

• スペインの地名セルデーニャ（Cerdaigne）
  • これはピエール・ブランダムールの説である(*2)

• スペインの地名タルダホス（Tardajos）
  • ピーター・ラメジャラーは当初セルデーニャを採っていたが、のちにこちらを提示した(*3)。

• イタリアのサルデーニャ島（Sardaigne）
  • これはアナトール・ル・ペルチエが提示し、ミシェル・デュフレーヌも踏襲していた(*4)。
  • エドガー・レオニも採っていたが、彼の場合はタルドノワ説にも触れており、上記の論者たちよりも早い言及である(*5)。

登場箇所

• 詩百篇第8巻49番

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*1 Prévost [1999] p.107 ; Rose [2002c] ; Clébert [2003]

*2 Brind’Amour [1993] p.283, Lemesurier [2003]

*3 Lemesurier [2010]

*4 Le Pelletier [1867b] ; Dufresne, Dictionnaire Nostradamus

*5 Leoni [1982]. レオニはタルドノワ説にも触れている。