Mendosus

 Mendosus はラテン語の形容詞で「誤りが多い」「あてにならない」などの意味*1
 ノストラダムスはヴァンドーム (Vendosme / Vendôme) の不完全なアナグラムとして、この語を持ち出しているという説が広く認識されている。
 信奉者側ではジャン=エメ・ド・シャヴィニー(1594年)がすでにこうした読み方を提案していたし、ジャン=ポール・クレベールピーター・ラメジャラーリチャード・シーバースといった現代の実証的論者たちも(積極的か疑問符付きかはともかく)その可能性を示している。

登場箇所

 詩百篇での登場は2箇所である。片方では Mandosus になっているが、綴りの揺れの範囲内であろう。フランス式に読んだ場合、Mendosus と Mandosus はどちらも「マンドシュ」もしくは「マンドシュス」で、全く同じ発音になる。


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最終更新:2012年08月28日 22:09

*1 『羅和辞典』