フィエーゾレ

 フィエーゾレ (Fiesole) はトスカーナ州の都市。古代ローマ時代の名称はファエスラエ (Faesulae)。

 紀元前7世紀から6世紀にかけてエトルリア人によって丘の上に建設された都市で、長らく地域の中心都市として栄えた。今も神殿、共同浴場、古代ローマ劇場など、かつてを偲ばせる遺跡群が残る。
 中世に近隣のフィレンツェが勢力を伸ばすと立場が逆転し、フィレンツェの後塵を拝するようになった。

ノストラダムス関連

 ノストラダムスは何度もイタリアに足を伸ばしていたので、立ち寄っていたとしても不思議ではないが、史料から裏付けることは出来ない。

 『予言集』にも直接登場しているわけではないが、百詩篇第7巻8番第8巻16番に登場しているFesulanという単語が、フィエーゾレの古代ローマ名ファエスラエに由来すると考えられている。



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最終更新:2012年09月17日 11:48