プロイトス

 プロイトス (Proitos) はギリシア神話に登場するティリュンスの王。ラテン語ではプロエトゥス (Proetus)。
 もとは双子の兄弟であるアクリシオスとアルゴス王国を統治していたが、アクリシオスとの仲違いから王国をおわれ、ティリュンスの王におさまった。
 英雄ベレロポンを逆恨みしたティリュンス王妃アンテイアの讒言を真に受け、ベレロポンを亡き者にしようと画策した。

 なお、プロイトスの娘たちは酒神ディオニュソスもしくは女神ヘラに対する不敬によって発狂させられ、賢者メランプースが治癒に当たったという伝説も知られている*1

ノストラダムス関連

 詩百篇第8巻13番ベレロポンとともに一度だけ登場する。


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最終更新:2012年09月21日 22:05

*1 以上は呉『ギリシア神話』上巻、pp.292-293, 412-413などによる。