Nostradamus : How an obscure Renaissance Astrologer become...

 『 ノストラダムス:ルネサンス期の曖昧な占星術師は如何にして近代的な終末予言者になったか 』(Nostradamus : How an obscure Renaissance Astrologer become the Modern Prophet of Doom) は、ステファヌ・ジェルソンの著書。2012年10月にニューヨークのセント・マーティンス・プレスから出版された。2013年11月にはペーパーバック版が刊行された。


【画像】 ハードカバー版


【画像】 ペーパーバック版

内容

 著者ステファヌ・ジェルソンは2009年に論文「ノストラダムスの調査」を発表し、ノストラダムス現象の変遷について概観していた。この本は、それを全面的に拡充し、ノストラダムスが生きていた時代から現代に至るまでのノストラダムス現象を考察する文献である。

 以下に章題を掲げるとおり、全11章で、イントロダクションとエピローグが付いている。
  • 1. ルネサンス期ヨーロッパにおける親友 (A Good Friend in Renaissance Europe)
  • 2. 言葉の力 (The Power of Words)
  • 3. 計り知れない苦悩 (Unfathomable Afflictions)
  • 4. 毀誉褒貶 (Fame and Infamy)
  • 5. ノストラダムス解釈者のウラ側 (The Nostradamian Underworld)
  • 6. フランス宮廷の驚異と政争 (Wonder and Politics at the Court of France)
  • 7. 不思議な骨:革命期の冒涜 (Amazing Bones : A Revolutionary Desecration)
  • 8. 自分自身の世界 (A World of One’s Own)
  • 9. 我々はノストラダムス信者にあらず! (We Are Not Nostradamites !)
  • 10. 世紀末の狂気 (Fin de Siècle Madness)
  • 11. ノストラダムスはアドルフ・ヒトラーなり (Nostradamus Is Adolf Hitler)
  • 12. アポカリプスなう? (Apocalypse Now ?)

 なお、12章ではほんのわずかだが日本のノストラダムス現象にも言及があり、「日本では、五島勉というSF作家が『予言集』と1999年の切迫した核戦争に関する数冊の本を出版した」 *1 と、一言だけだが五島勉にも触れられている。海外のアカデミック・ポストに籍を置く研究者 (ジェルソンは著書刊行時点でニューヨーク大学准教授) が、オウム真理教事件以外の日本のノストラダムス現象に言及するのは非常にまれである。


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