原文
Cordube
1 encor
recouvrera son siegge
(...)
(...)
(...)
異文
(1) Cordube : Corduba (Ruzo)
校訂
コルドバの綴りはどちらを採用しても大きな違いはないだろうが、ノストラダムスは百詩篇正篇で使用した3回はいずれも Cordube と綴っているので、この詩が本人の作ならば、おそらくそちらが正しいということになるのだろう。
日本語訳
コルドバは今一度その座を得るだろう。
〔・・・〕
〔・・・〕
〔・・・〕
訳について
1行しか残っていないので、かえって文脈の把握が難しい。
recouvrerは意味する範囲が広いので、いろいろな訳がありうる。
解説
コルドバが再び政治の中心地になるということか。コルドバは古代ローマで地域の中心地となり、のちに後ウマイヤ朝の首都となった。この詩はそうした過去の例が直接モデルになっているのかもしれないし、それを踏まえて未来に再び中心都市になるという見通しを示したのかもしれない。
いずれにしても、1行しか伝わっていない以上、詳しいことはまったく分からない。
ピーター・ラメジャラーも、一言も注記していない。
最終更新:2013年01月28日 22:12