ノストラダムスはつぶやいた

 「ノストラダムスはつぶやいた」は、楠桂の漫画作品。『りぼんオリジナル』 1984年初夏の号に掲載され、単行本としては 『たとえばこんな幽霊奇談』(りぼんマスコットコミックス) に収録され、のちに 『ぼくの学校は戦場だった』(集英社文庫コミック版) に再録された。


【画像】 『ぼくの学校は戦場だった』 (集英社文庫―コミック版)

内容

 舞台は1984年のある学校。主人公 白川晃は、精神だけ未来に飛ばせる能力を持っていて、翌日の出来事などを知ることに使っていた。しかし、その能力には、未来に遭遇した事件でショックを受けると、ショックの度合いに応じたダメージを体にも負ってしまうという欠点があった。

 そんなある日、クラスメートとの雑談で、ノストラダムスの1999年の予言を知った晃は、実際に15年後の未来がどんな様子なのか、見に行ってみることを思いつく。そして・・・。

単行本

 りぼんマスコットコミックス 『たとえばこんな幽霊奇談』(1988年) に収録された(pp.159-178)。表題作「たとえばこんな幽霊奇談」をはじめ、併録されている読み切り3作品がいずれもコミカルな要素を織り交ぜて描かれていることと対比すると、いささか異色のトーンの作品になっている。

 1998年に別の短編集 『ぼくの学校は戦場だった』が文庫化されたときに、本作品も再録された (表題は上述の通り 『ぼくの学校は戦場だった』)。

書誌

作品名
ノストラダムスはつぶやいた
著者
楠桂
版元
集英社
出版日
(単行本)1988年1月19日
注記
『たとえばこんな幽霊奇談』に収録。のち文庫化。

外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire)

Titre
Nosutoradamusu wa tsubuyaita (traduction. / Nostradamus a murmuré)
Auteur
KUSUNOKI Kei
Publication
Tatoeba konna Yûrei kidan, Shûeisha, pp.159 - 178
Lieu
Tokyo, Japon
Date
le 19 janvier 1988
Note
Bande dessinée.


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最終更新:2013年03月21日 22:23