リミニ (Rimini) はイタリア、エミリア=ロマーニャ州フォルリ県の港町。ラテン語による古称はアリミヌム (Ariminum)。
古来の交通の要衝で、紀元前3世紀にローマの支配下に入った。市内にはアウグストゥス帝の時代に建造された凱旋門やティベリオの橋などが残る。
支配者が目まぐるしく変わったが、13世紀に独立都市となり、ほどなくしてマラテスタ家が専制的な支配を行うようになった。市内には15世紀にアルベルティによって改築されたマラテスティアーノ寺院など、その時代に建造・改築された建物も残る。
1509年に教皇領となり、1860年にサルディニア王国領となった。
現在は美しい海水浴場などで知られる保養地となっている。
ノストラダムス関連
ノストラダムスの『予言集』でリミニに直接言及していると考えられているのは
百詩篇第9巻2番(未作成)のみで、これは古称アリミヌムをフランス語化したと思われる Arimin という表記になっている。
ほか、
百詩篇第5巻4番は、実証的な論者から、リミニのマラテスタ家の追放をモデルにしたのではないかと指摘されている。
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最終更新:2013年04月16日 23:31