セルジュ・ユタン

  セルジュ・ユタン (Serge Hutin, 1929年-1997年)は、フランスの神秘思想研究家。パリ大学、高等研究実習院を卒業し、文学博士号を取得した。一時期、フランス国立科学研究センター(CNRS)の研究員だったことがある。
 五島勉が主張する「パリ大学教授」という経歴は確認できない。

 クセジュ文庫でもいくつか執筆しており、日本語訳の出された文献としては、『秘密結社』、『錬金術』、『英米哲学入門』などがある。


【画像】クセジュ文庫『錬金術』カバー表紙(クリックするとAmazon のページに飛びます)

ノストラダムス関連

 1962年に『ノストラダムス予言集』を出版した。これは、シャルル・レノー=プランスの原文を復刻し、自分の解釈を付け加えたもので、改訂版や再編集版などがたびたび出版された。

 ほかのノストラダムスを主題とした著書には、『ノストラダムスと錬金術』もある。本来なら、錬金術の専門家による学問的著作として期待されるところだが、内容は評価されているとはいえない。ロベール・ブナズラは、「ミシェル・ド・ロワザン(未作成)のでっち上げとピエール・ヴァンサンチ・ピオブ(未作成)の気違い沙汰を大胆に纏め上げようとしているように見える」と、手厳しく紹介している *1

 雑誌記事などでノストラダムスを主題としたものには以下の2点がある。
  • ノストラダムスに関する光(Lumière sur Nostradamus, L’Autre monde, no 13, 1977 pp.15-18)
  • ノストラダムス予言について(A propos des prophéties de Nostradamus, L’initiation, no4, 1981)

 1983年のノストラダムス協会設立に参加し、理事を務めた。


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