太陽の都市

  太陽の都市 (la cité du Soleil, la cité Solaire) は、ノストラダムスの予言に何度か登場するモチーフ。定説化した見解はなく、同じ都市をさしているのかも判然としないが、実証的な論者たちの見解では、古代に太陽神ヘリオス信仰がさかんだったロードス、もしくは太陽に象徴されるキリスト教 (カトリック) の中心都市であるローマと解釈されることが多い。

 ロードスは紀元前4世紀に建造された太陽神ヘリオスの巨像でかつて知られ、古代の世界七不思議のひとつにも 「ロードスの巨像」 として採り上げられた。古代に関する素養のある人物にとっては、ロードスと 「太陽の都市」 の結びつけは、それほど不自然なものではないだろう。

 なお、カンパネッラのユートピア小説に 『太陽の都』 があるが、これは1602年の刊行で、ノストラダムスの死から30年以上あとのことである。


【画像】 カンパネッラ 『太陽の都』

登場箇所

 百詩篇集での登場箇所はいずれも la cité Solaire で、残りはすべて la cité du Soleil となっている。何か使い分ける意図があったのかもしれないが、百詩篇集の用例はどちらも行末なので、むしろ単に韻律を整えるための書き換えに過ぎないのかもしれない。



コメントらん
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  • 1章8の太陽の都市は、イオネスク=竹本説の通りでパリだとしても、 5章81はローマと同意に、日のいづる国の都市であり、 太陽神(天照大神)の子孫である天皇陛下の居られる東京を表している! -- とある信奉者 (2013-09-15 22:45:23)
  • ×5章81はローマと同意に ○5章81はローマと同時に -- とある信奉者 (2013-09-15 22:48:46)

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