ノストラダムスの息子たち

 『 ノストラダムスの息子たち 』は、三山のぼるの漫画作品。光文社の 『ジャスト・コミック』1981年9月号から連載が開始された作品で *1 、のちに単行本化された。

あらすじ

 1981年7月7日午前7時、世界中で1万人の特殊な子供が誕生した。彼らの共通点は、母親がそれと知らないまま宇宙から飛来した生命体によって受胎させられていたことである。

 1999年、金属、プラスチックなどを上回る利点を持つ新素材 「オメガ樹脂」 が世界中のあらゆる場面で使われるようになっていた。その樹脂はオメガ株式会社によって独占的に供給されていたが、実はその重役たちこそ、青年に成長していた特殊な子供たち 「オメガ一族」 であった。彼らの真の目的は、1999年7月に宇宙から飛来する 「ファザー」 を迎え入れるための準備として、全人類を抹殺することであった。

 ヒロインである琴莉 (コトリ) も、特殊な子供の一人であったが、他の子供たちとは違い、幼い時に使命に目覚めることなく、1999年になっても普通の高校生として暮らしていた。しかし、転校生として派遣された 「オメガ一族」 の一人、狩須魔男 (カリス マオ) の出現によって、「オメガ一族」 の陰謀に巻き込まれてゆく。

コメント

 ノストラダムスは話の出だしで少し触れられている程度で、冒頭で 『ノストラダムスの大予言』 の著者として登場する 「六島勉」 にしても、一言発しただけで、その後の出番はない。

 SF作家の山本弘は、「設定だけ聞くと壮大なSFマンガなんだけど、中身はダサいギャグと楽屋オチの連続で、ぜんぜん盛り上がらないまま終わってしまう」 *2 と評していた。

単行本

 光文社から1984年1月25日付で第1巻が発売された。当「大事典」では第2巻以降を所蔵しておらず、Amazonや国立国会図書館の検索でも光文社版はヒットしないので、全何巻だったのか、よく分からない。
 第1巻に8話まで収録されており、全22話だったことからすれば、途中で刊行を打ち切られていない限り、おそらく全3巻だったのではないかと思われる。

 1986年に潮出版社から全2巻のバージョンが刊行された。これは各巻に11話ずつ収録されている。


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