ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (シャルル・ロジェ、1589年)

 シャルル・ロジェ版の『予言集』は、1589年にパリで出版された。

【画像】ロジェ版の扉 *1

正式名

  • Les Propheties de M. Michel Nostradamvs; Dont il y en a trois cens qui n'ont encores esté imprimées, lesquelles sont en ceste presente edition. Reueues & additionnees par l'Autheur, pour l'An mil cinq cens soyxante & un, de trente neuf articles à la derniere Centurie.
    • A Paris, Chez Charles Roger Imprimeur, demeurant en la court de Bauiere pres la porte sainct Marcel. 1589
  • ミシェル・ノストラダムス師の予言集。未刊であった300篇を含み、著者によって最後の百詩篇の39篇に1561年向けの改訂・追補が行われた版

内容

 16折で総ページ数は64葉(folios)。
 第一序文(セザールへの手紙)は、奥付が1557年3月1日になっている。
 そのあとで百詩篇が続くが、第1巻1番から第6巻71番までの後に、第7巻の72-83番、第8巻の1-6番が収録されるという変則的な構成になっており、第7巻と第8巻の内容も正編とは異なっている。

特色

 1561年頃のバルブ・ルニョー版を基にしていると考えられている。この点は、同じ時期に出されたニコラ・ロフェ未亡人版やピエール・メニエ版と同じである。原文を比較すると1588年ニコラ・ロフェ版に比べて改変されたと思しき箇所も散見されるが、1589年のピエール・メニエ版に比べるとロフェ未亡人版に近い。

 かつてジョセフ・サビノが『ノストラダムス大予言は贋作だった』(経済界、1992年)でこの版の異文を重視したが、大して質が高いとは言いかねる初期のパリ系の流れを汲む版で、重視すべき特段の事情はない。

所蔵先


書誌番号

RCN124;BN146; R43


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