メソポタミア

  メソポタミア (Mesopotamia) はギリシア語に由来する言葉で、「2つの川の間の地」 を意味する。世界史用語としてはもっぱらティグリス川とユーフラテス川の間の地域 (現在のイラクにほぼ対応する) を指す。フランス式にはメゾポタミ (Mésopotamie) という。

 メソポタミアについて、ノストラダムス自身は暦書においてこう述べている。

 「ローヌ川とデュランス川に近い我らがメソポタミア」(Nostre Mesopotamie proche du Rhosne & de la Durance)(散文予兆集成第1巻407番) *1

 ローヌ川とデュランス川の間にある都市はアヴィニョンである。

 ただ、ノストラダムスの予言に出てくる「2つの川の間」には、リヨンを想定しているらしき記述も散見されるし(百詩篇第2巻35番第2巻97番)、川の合流点の描写ということであれば、セーヌ川とマルヌ川の合流点 (パリのこと。第6巻43番(未作成))、レイエ川とスヘルデ川の合流点 (ヘントのこと。第10巻52番)などもあるので、「メソポタミア」も、すべてが同じ場所を指しているとは限らない。

 とはいえ、上記のノストラダムス自身の言葉からすれば、少なくとも候補地の一つにアヴィニョンが含まれていることは確実だろう。アヴィニョンが含まれている可能性自体を否定するのはナンセンスというほかない。

登場箇所

 百詩篇集で直接的に「メソポタミア」が登場する詩篇は、以下の4篇のみである。


名前:
コメント: