マウレタニア (Mauretania) ないしマウリタニア (Mauritania) は、古代ローマ時代にマウリ人 (Mauri) が住んでいたアフリカ北西部の地域を指した名称である。現在のモーリタニアの語源になった。
マウリ人はもともとフェニキア語で「西の人々」を意味したといい、北アフリカの先住民族ベルベル人のことだったが、のちにはより広くマグレブ (北アフリカのイスラム諸国。古くはスペインも含む) に住むイスラム教徒全般と捉えられるようになった。英語ではムーア (Moor)、フランス語ではモール (Maure) で、日本ではムーア人表記が多いが、当「大事典」の訳語では原則としてモール人で統一する。
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最終更新:2014年08月14日 21:44