ヴィチェンツァ

 ヴィチェンツァ (Vicenza) は北イタリア、ヴェネト州ヴィチェンツァ県の県庁所在地。

概要

 古代ローマの植民都市を起源とし、当初の名前はウィケティア (Vicetia) といった。15世紀初頭以降、ヴェネツィア共和国領となり、18世紀末以降、一時オーストリア領となった。
 ヴェネツィア共和国時代、特にアンドレーア・パッラーディオ (1508年 - 1580年) の活動期に建築・芸術の面で大いに栄え、「陸のヴェネツィア」 の異名をとった。パッラーディオが生まれ変わらせたヴィチェンツァ市街は、ユネスコの世界遺産リストに登録されている*1

ノストラダムス関連

 ノストラダムス自身はイタリア小旅行の際に立ち寄っていたとしてもおかしくはないが、直接的な記録はないようである。
 『予言集』では、以下の3篇に登場している。ノストラダムスはこの町のことをヴィサンス (Vicence) ないしヴァンサンス (Vincence) と綴っている (後者は本来誤りである)。


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最終更新:2014年08月27日 23:25

*1 以上は『ミシュラン・グリーンガイド イタリア』、『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』、『コンサイス外国地名事典』第3版による。