百詩篇第12巻24番

原文

Le grand secours venu de la Guienne,
S'arrestera 1 tout aupres de Poitiers.
Lyon 2 rendu par Montluel 3 & Vienne,
Et saccagez par tout gens de mestiers 4 .

異文

(1) S'arrestera : Sarrestera 1650Ri 1653
(2) Lyon : Lion 1672
(3) Montluel : Mont Luel 1605 1627 1649Xa 1665, Mont-Luel 1611A 1628 1649Ca 1650Le 1650Ri 1653 1668 1697, mont Luel 1611B, Mont-luel 1644
(4) mestiers : metiers 1611B, Metiers 1627, mestier 1653 1665, Mestiers 1644 1650Ri 1672

日本語訳

ギュイエンヌ(未作成)から来た大いなる救援は
ポワチエ(未作成)のすぐそばに駐留するだろう。
リヨンモンリュエル(未作成)ヴィエンヌにより引き渡され、
そして商人たちは至るところで略奪される。

訳について

 4行目。エドガー・レオニに従い、par tout を「至るところで」(partout)と読んでいる。テオフィル・ド・ガランシエールは tout を直後に掛からせて「あらゆる種類の商人たちによって略奪される」と読んでいる。大乗訳は、後半3行がかなり強引である。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは1562年と1569年の宗教対立と関連づけている *1 。ギュイエンヌ地方(中心都市はボルドー)からのプロテスタント領主の軍勢が、ドイツからの援軍とともにいくつかの都市を攻略したことや、リヨンでも宗教対立から聖堂や集会堂が掠奪の憂き目に遭ったことがあったようである。

同時代的な視点

 エドガー・レオニが指摘するように、描かれている地名がかなり広範囲である。前半2行と後半2行は独立していると見るべきだろうか。

 漠然としすぎていてモデルとなった史実の特定は困難だが、あるいはシャヴィニーの解釈が的を射ているのかもしれない。その場合は死後に偽造された事後予言である可能性も想定すべきだろう。


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