グルノーブル (Grenoble) はフランス南東部、イゼール県の県庁所在地で、イゼール川とドラック川の合流点付近に発達した。
概要
クラロ (Cularo) あるいはグラティアノポリス (Gratianopolis) という古称を持つ。旧市街は3世紀末のディオクレティアヌス帝時代に起源を持ち、市内現存最古の建造物であるサン=ローラン教会(11世紀以降)が残る。近世・近代には手袋製造業が栄え、18世紀には機械技師ヴォーカンソン、作家スタンダールを輩出した。
旧市庁舎がスタンダール記念館となっているほか、稀覯書の所蔵で知られる市立図書館にはスタンダールの草稿も残る。
1968年には冬季オリンピック開催都市となった。
ノストラダムス関連
南仏の主要都市のひとつなので、当然ノストラダムスは立ち寄ったことがあったろうが、直接的な記録はないようである。
前記のように、グルノーブル市立図書館は客観的にも著名ではあるが、ノストラダムス関連でもいくつかの稀覯書を所蔵している。
その中で価値が高いのは、第2部のみの不完全な版とはいえ
最初の完全版(1568X)を所蔵していることであろう。
また、詳細不明の
1804年版『予言集』も所蔵されているようである。
『予言集』での登場箇所は
の2箇所しかない。
地図
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最終更新:2014年09月07日 00:32