リスボン

 リスボンはポルトガルの首都。
 ポルトガル名はリズボア (Lisboa) で、日本での慣例的な呼称リスボンは英語 (Lisbon) である。フランス語名はリスボンヌ (Lisbonne)。


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概要

 都市名の由来はフェニキア語で良港を意味する Alis-ibbo とされる*1
 その由来が示すように、古代フェニキア人の植民都市から始まったとされる歴史ある都市で、古代ローマ人、モール人などに属した時期もあった。
古代ローマ時代にはオリシポ (Olisipo) と呼ばれていた。

 1147年にアフォンソ1世が領土におさめ、1256年以降はポルトガル王国の首都となった。
 テージョ川の河口に発達した港湾都市で、大航海時代には新大陸への玄関口として繁栄し、その頃の栄華を伝えるジェロニモス修道院とベレンの塔は、ユネスコの世界遺産リストに登録されている。

 1755年の大地震では大きな被害を受けたが、現在でも歴史的建造物群が多く残る*2

ノストラダムス関連

 『予言集』では、以下の2篇で言及がある。

 このほか、第4巻97番では「アルマダの近く」という形で言及がある。また、テージョ川への言及の中には、リスボンを代喩したものが含まれているのかもしれない。

地図



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最終更新:2014年10月13日 22:56

*1 蟻川明男『新版世界地名語源辞典』

*2 以上、『コンサイス外国地名事典』第3版、『ブリタニカ国際大百科事典・小項目電子辞書版』