ランス (Reims) はフランス北部、マルヌ県の都市で、歴史的にはシャンパーニュ地方の中心都市として機能してきた。英語圏では Rheims とも綴られる。
概要
ヴェール川 (Vesle) 沿岸に発達した都市で、その歴史はガロ・ローマ時代に遡る。古代ローマ時代の古称はドゥロコルトゥルム (Durocortorum) で、4世紀までにはその地のガリア人の部族名に基づいてレミ (Remi) と呼ばれた。
クローヴィス1世がランス大聖堂でカトリックに改宗したのを機に、以降、フランスではブルボン朝の王政が途絶える19世紀まで、ほとんどの国王の戴冠式が行われるようになった。そのランス大聖堂と関連する建造物群はユネスコの世界遺産リストに登録されている。
ほか、シャンパンの本場としても知られ、中世以来の羊毛工業から発達した毛織物工業などの各種工業も発達している。
現代史では第二次世界大戦でドイツの降伏文書の調印が行なわれた都市でもある。
【画像】 バタイユ 『ランスの大聖堂』
ノストラダムス関連
『予言集』では以下の詩篇に登場している。
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最終更新:2015年01月21日 23:42