Solonne は
詩百篇第9巻の
21番(未作成)、
23番のみに登場する単語。
第9巻21番では
ブロワとともに登場しており、23番では au temple saint Solonne という形で登場している。
ジャン=ポール・クレベールは au temple saint Solonne を「ソローニュ (Sologne) の聖なる殿堂で」と読んでいる。
ソローニュ地方はパリ盆地南部の地名で、ブロワはその中心都市の一つである。
ゆえに、クレベールもこれをブロワのサン=ルイ大聖堂と理解しており、意味するところは同じである。
ソローニュと読んでいても意味合いが違うのは
ロジェ・プレヴォで、彼はソローニュ地方のフェリエール大修道院 (l'abbaye de Ferrières) と理解している。
この読み方を採っている
ピーター・ラメジャラーは、Saint-Sologne と英訳しているが、根拠がよくわからない。
いずれにせよ、Solonne は2度とも行末で使われており、Sologne ないし Solenne の押韻のための変形もしくはそれら2語の合成語と解釈するのが妥当だろう。
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最終更新:2015年06月09日 02:10