Solonne

  Solonne百詩篇第9巻21番(未作成)23番のみに登場する単語。第9巻21番ではブロワとともに登場しており、23番では au temple saint Solonne という形で登場している。

 マリニー・ローズは Solemne と同一視し、エドガー・レオニリチャード・シーバースは Solenne と同一視している。ブロワのサン=ルイ大聖堂は、16世紀にはサン=ソレンヌ教会(参事会聖堂)と呼ばれており、それのことと理解される *1

 ジャン=ポール・クレベールは au temple saint Solonne を「ソローニュ (Sologne) の聖なる殿堂で」と読んでいる。ソローニュ地方はパリ盆地南部の地名で、ブロワはその中心都市の一つである。ゆえに、クレベールもこれをブロワのサン=ルイ大聖堂と理解しており、意味するところは同じである *2

 ソローニュと読んでいても意味合いが違うのはロジェ・プレヴォで、彼はソローニュ地方のフェリエール大修道院 (l'abbaye de Ferrières) と理解している *3 。この読み方を採っているピーター・ラメジャラーは、Saint-Sologne と英訳しているが *4 、根拠がよくわからない。

 いずれにせよ、Solonne は2度とも行末で使われており、Sologne ないし Solenne の押韻のための変形もしくはそれら2語の合成語と解釈するのが妥当だろう。


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