フランドル

  フランドル (Flandre) はフランスのノール県(県都リール)、ベルギー西部の東フランデレン州(州都ヘント)・西フランデレン州(州都ブルッヘ)、オランダのゼーラント州(州都ミッデルビュルフ)にまたがる歴史的な地方名である。フランドルはフランス式、フランデレンはオランダ式の表記だが、日本では英語式のフランダース (Flanders) の方が知名度が高いかもしれない。


【画像】 『世界名作劇場・完結版 フランダースの犬』

概要

 フランドルの語源は「水に埋もれた地方」を意味する。
 862年にフランドル辺境伯領が成立した。11世紀以降は毛織物工業とその交易で繁栄したが、それゆえに大国間での争いとも無縁ではなく、帰属がめまぐるしく交替した。14世紀末からブルゴーニュ公領、16世紀半ばにはスペイン領となり、のちにオランダが独立を果たした際にもスペイン領として残存した。その後、ルイ14世やナポレオンの時代にも分断や併合を繰り返した *1

ノストラダムス関連

 『予言集』では以下の詩篇に登場する。

 このうち、第4巻19番と第5巻94番では、ヘントブルッヘ(未作成)と並列的に登場している。「フランドルの中のヘント」という意味で言及しているのか、それともノストラダムスにとってのフランドルは現在のフランスのノール県のあたりだけを想定したもの (つまり、フランドルとヘント・ブルッヘは別地域という認識) だったのかは、文脈からは今ひとつ判断がつかない。


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