エヴルー(Evreux)はフランス北西部、ウール県の県庁所在地。
概要
古くはエブロウィケス人(Eburovices)が住み、古称をキウィタス・エブロウィクム(Civitas Eburoicum) といった。西暦400年ごろにはキウィタス・エブロイコルム(Civitas Ebroicorum)という表記例がある。
イトン川(Iton, ウール川支流)に面する交通の要衝であり、中世にはエヴルー伯爵領の中心地となっていたが、それだけに古来、ヴァンダル族、ヴァイキング、イングランド、フランスなどが、侵略のため、あるいは奪還のために攻撃を仕掛け、たびたび戦火に見舞われてきた歴史を持つ。
戦災で最も有名なものは第二次世界大戦期で、1940年にはドイツ軍により、1944年には連合国軍による空襲を受け大きな被害を被った。
エヴルーで最も有名なのは中世のノートルダム大聖堂で、イングランド王ヘンリー2世によって12世紀に建造され始め、13世紀にひとまずの完成を見た。ただし、その後も百年戦争の被害の修復などで度々改修を受けており、第二次大戦期の空襲被害のあとにも大規模な修復が行われた。
ノストラダムス関連
『予言集』での登場箇所は
の2箇所だけで、いずれも
ルーアンとセットになっている。何らかの意図があるのか、ただの偶然なのかは登場例が少なすぎてよく分からない。
※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
最終更新:2016年02月18日 23:15