トリプリキタス

  トリプリキタス (triplicitas)はラテン語で「三つであること」を指す *1 。占星術においては、互いに120度を形成する宮(ハウス)の組み合わせを指す。英語ではトリプリシティ(triplicity)、フランス語ではトリプリシテ(triplicité)で、いずれも通常は「三つ揃い、三つ組み」を意味する。占星術用語としては、 三角宮 *2三宮 *3 などと訳される。当「大事典」では暫定的に三角宮と訳し、この記事へのリンクを張っている。

概要

 『ランダムハウス英和大辞典』の triplicity の語義が簡潔にまとまっているので、まずそれを引用する。
「三宮 : 黄道十二宮のうち、120°ずつ離れて位置する三宮の一組をいう ; また三宮は火・地・空・水の四相宮に分けられる」 *4

まとめると以下の通りである。

  • 火の三角宮 白羊宮・獅子宮・人馬宮
  • 地の三角宮 金牛宮・処女宮・磨羯宮
  • 空気(風)の三角宮 双児宮・天秤宮・宝瓶宮
  • 水の三角宮 巨蟹宮・天蠍宮・双魚宮

 こうした分類は、2世紀の占星術師ウェッティウス・ウァレンスの『選集』ですでに見られるという *5

ノストラダムス関連

 ノストラダムスの『予言集』では、百詩篇第1巻50番でトリプリキタスへの直接的な言及が見られる。その言及のされ方は、アブー・マアシャルからリシャール・ルーサらへと連なる木星と土星の合についての思想と密接に結びついている。


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