『ミシェル・ノストラダムス師の予言集:未刊だった3巻を含む』(Michel Nostradamus mester próféciái: melyek közül háromszázat eddig még sohasem nyomtattak ki.)
この復刻版は、11月3日版の影印版に、小冊子(ジェラール・モリスによる『予言集』の書誌学論文)がセットになっている。モリスの論文は、11月3日版が1557年でなく1556年に刊行された可能性を示唆するなど、(その主張の適否はともかく)デュ・ローヌ版に関する知見を拡大した。
国立セーチェーニ図書館は、同じ版型でハンガリー語訳版も刊行した。ただし、モリスの論文(ハンガリー語版)を別冊ではなく、巻末に収録する形にしているため、ハンガリー語訳版の方が厚みがある。
『予言集』の訳文はオリジナルに訳されたものではなく、1994年に刊行されていた
エリカ・チータムのハンガリー語訳版(A Nagy Nostradamus könyv' összes példány)からの転用のようである。そのため、
第7巻も
42番まで存在する。
【画像】左から、11月3日の復刻版、そのケース、モリスの論文、ハンガリー語訳版。
【画像】標題紙の比較
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最終更新:2018年11月03日 13:55