emonopolle

 emonopolle詩百篇第8巻38番に登場する単語。
 この単語は1650年ライデン版などの異文にあるように、 en monopole の誤植であろう。
 ピーター・ラメジャラーマリニー・ローズジャン=ポール・クレベールは一致してこの見解を採っている*1
 monopole の意味は現代と当時で大きく異なるが、それについては該当の記事を参照のこと。

 過去には、アナトール・ル・ペルチエがギリシャ語の aimopnoos(血に渇いた)の変形とする見解を提示し、シャルル・レノー=プランスミシェル・デュフレーヌから支持されていた*2
 エドガー・レオニは、ル・ペルチエの見解とともにギリシャ語 aimastopotes(血を飲む者)からとする説も提示していたが、いずれも疑わしい読みとしていた*3


※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。

タグ:

用語
最終更新:2009年03月23日 22:48

*1 Lemesurier [2003b], Rose [2002c], Clébert [2003]

*2 Le Pelletier [1867b], Reynaud-Plense [1940], Dufresne [1989]

*3 Leoni [1982]