Nolleは、
詩百篇集に2度登場するが、意味を特定しきれていない語。
しかし、
詩百篇第8巻38番の Nolle については、以下に見るようにいくつかの説がある(以下の説のうち、ル・ペルチエとローズは第8巻38番に限定しているわけではない)。
- アナトール・ル・ペルチエは、ラテン語の nolle(欲しない)、ナポリ近郊の都市ノーラ(Nola)、ギリシャ語 naulon(船荷)の3通りの読み方を提示していた。
- ジャン=ポール・クレベールは、ナポリ近郊のノーラか、ノーヴ(Noves ; アヴィニョンからもローヌ川からも近い町)の韻を整えるための変形かの2通りの読みを提示していた。
- マリニー・ローズは、ナポリ近郊のノーラか、ノラ(Naula)という旧称を持つサヴォワ地方の町ノリ(Noli)の可能性を示していた。
- エドガー・レオニは、ウル(Oulle ; アヴィニョンの水際地域)のアナグラム、ノエル(Noël ; クリスマス)の変形とする2つの説を提示していた。ピーター・ラメジャラーもこの2つの読み方を挙げている。
登場箇所
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最終更新:2009年03月23日 22:50