Pampotan

  Pampotan はノストラダムスの造語と考えられている語。詩によって Pam- は Pem-, Pom- などのこともあるし、potan(s)は potam(s) などのこともある。

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは Prepotent とラテン語訳し、「最も力ある(者)」と理解した。ベルナール・シュヴィニャールもこれをそのまま紹介している *1

 アナトール・ル・ペルチエはギリシャ系接頭辞 pan-(pam-)と、ラテン語 potens の造語で「全能の(者)」と理解した *2 。この読み方はエドガー・レオニエヴリット・ブライラーピーター・ラメジャラーマリニー・ローズたちからも支持されている。

 エドガー・レオニは、-potam となっている場合については、ギリシャ系接頭辞 pan- とギリシャ語 potamos の造語で「全ての海」の可能性があることを示している *3 。ローズも同様の指摘をしている。

 ブライラーは、「全能者」以外の可能性として、ラテン語 pompa(豪奢、誇り)の派生形の可能性を挙げている *4 。ラテン語 pomposus からとし、「壮麗な(者)」(le magnifique)の意味に理解したジャン=ポール・クレベールも、これに近いといえるのかもしれない。クレベールの場合、スレイマン大帝(Soliman le magnifique)のあだ名にも対応すると指摘している *5

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