ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (1558年)

 1558年版の『予言集』は、実在した可能性が指摘されている仮定上の版。実在したのだとすれば、予言集の最初の完全版か、第2部(アンリ2世への手紙百詩篇第8巻第9巻第10巻)のみを含む版だったと推測されている。

 出版を手がけた業者として名前が挙がるのはジャン・ド・トゥルヌ(1世)やブノワ・リゴーらであるが、確証があるわけではない。

 実在を支持する主要な論者にはロベール・ブナズラピエール・ブランダムールベルナール・シュヴィニャールなどが、非実在を支持する主要な論者にはミシェル・ショマラブリューノ・プテ=ジラールなどがいる。この版の実在・非実在を巡る議論は、『予言集』第2部の真贋論争とも関わってくる点で極めて重要である。

 過去、1558年版に基づいたとする版や1558年版を確認したとする証言なども見られたが、いずれも決定打と言えるものではなく、何らかの誤認の可能性なども指摘されている。
他方、非実在説にとっても決定的といえる論拠はなく、今後とも議論の深まることが期待される。

外部リンク

(姉妹サイトのコンテンツ。実在説、非実在説それぞれの根拠を引用しつつ、概要をまとめたもの)


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