simulte

  simulte ないし simulté は、マリニー・ローズによれば、ラテン語 simultas のフランス語化で「憎悪、敵意」などの意味。ベルナール・シュヴィニャールは語源に触れていないが、全く同じように読んでいる。また、彼は、ノストラダムスが形容詞的にこの単語を使っていることがある点も指摘している *1
 テオフィル・ド・ガランシエールが grudge(怨恨、憎しみ)と英訳したり、ブリューノ・プテ=ジラールが rivalité(敵対関係)と現代語訳したりしたことも、類似の認識によるものだろう *2

 シュヴィニャールはあわせて「戦い、喧嘩」などの意味も挙げているが、これはエドガー・レオニが古フランス語で「喧嘩」の意味としていることにも対応する *3

 かつてアナトール・ル・ペルチエは、ラテン語の simulatio から「欺瞞、悪知恵」と理解し、シャルル・レノー=プランスミシェル・デュフレーヌに引き継がれたが、現代の実証的な論者に支持されているとはいえない *4

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