SEXT.

  SEXT. あるいは SEX. は、ノストラダムスの生まれたサン=レミ=ド=プロヴァンス近郊の遺跡グラヌム(未作成)に残る碑文から抜粋された言葉のようである。

実証的な読み方

 グラヌムの遺跡に残る「ユリウス家の霊廟」(Mausolée des Jules)には、こういう碑文が残っている。

SEX. L. M. IULIEI C. F. PARENTIBUS SUEIS

 現代では「ユリウスの息子たち、セクストゥス、ルキウス、マルクスから両親へ」と解釈される。しかし、セザール・ド・ノートルダムの証言によれば、ノストラダムスは「ユリアの夫セクストゥス・ラエリウスが両親のためにこの円柱を立てた」と解釈していたらしい *1

 SEX. あるいは SEXT. はこの碑文の冒頭部分に触発されたものだろう。これは、エドガール・ルロワが指摘し、エドガー・レオニピエール・ブランダムールピーター・ラメジャラーロジェ・プレヴォジャン=ポール・クレベールらが支持している。

旧来の説

 かつてアナトール・ル・ペルチエは、ラテン語のセクストゥス(sextus)から来た可能性を指摘していたが、それは人名としてでなく、一般の形容詞「第6番目の」の意味としてであった。

同時にル・ペルチエは、エクス・アン・プロヴァンス(未作成)の古称アクアエ・セクスティアエ(Aquae Sextiae)の略で、エクスを指している可能性も挙げていた。こちらの可能性は、マリニー・ローズも支持していた。

登場箇所



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