予兆詩第41番

予兆詩第41番(旧37番) 1559年3月について

原文

Saisis au temple, par sectes longue brigue.
Esleu, ravi, au bois forme querelle.
Septante pars naistre nouvele ligue.
De là 1 leur 2 mort, Roy apaisé, nouvelle. *1

異文

(1) là : la 1605 1628 1649Xa 1649Ca 1650Le 1668
(2) leur : leurt 1668P

英訳版原文

Attached in the temple, long purchasing by sectes
Chosen, ravyshed, in the woodes forme quarell
Seventy partes shall sprynge up newe allyance
The newes appeased of theyr dead Kyng.

(注記)この英訳は英訳版『1559年向けの暦』に掲載されていたものである。1559年向けの予兆詩はオリジナルが現存していないこともあるので、参考のため掲載しておく。

日本語訳

神殿に囚われた者たち、諸宗派による長い争い。
選ばれた者と奪われた者が、森で諍いを形作る。
七十の党派が新たな同盟を生む。
その結果は彼らの死。王は宥められる。報告。

訳について

 4行目はほとんど逐語訳したが、「その結果彼らは死に、知らせを聞いた王は平穏を取り戻す」といった意味だろうと思われる。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは1562年3月のヴァシーの虐殺事件と解釈した。それは礼拝中のプロテスタントがギーズ公の命令で虐殺された事件で、1行目前半はそのこととする。2行目前半をシャヴィニーは「奪われた選ばれし者」と読んだらしく、翌年ギーズ公が死んだことと解釈した。2行目後半は、ヴァシーの事件の端緒が近隣の森であったこととした。3行目から4行目は、武装したプロテスタントが方々からやってくるが、この事件で何人も死んだことを指すとした *2


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