予兆詩第47番

予兆詩第47番(旧43番) 1559年9月について

原文

Vierges & vefves, vostre bon 1 temps s'approche.
Point ne sera ce que l'on 2 pretendra.
Loin s'en faudra que soit nouvelle approche.
Bien aisez pris, bien remis, pis tiendra. *1

異文

(1)bon temps : hon temps 1649Xa
(2) l'on : lon 1594JF

英訳版原文

Virgins and widowes your good tyme doth approch
He shall not doo that which was pretended
It shall lacke farre, that there shall be a newe brach
the wel at ese taken, wel put in again, y e worst shal hold.

(注記)この英訳は英訳版『1559年向けの暦』に掲載されていたものである。1559年向けの予兆詩はオリジナルが現存していないこともあるので、参考のため掲載しておく。

日本語訳

乙女たちと未亡人たちよ、汝らの良い時代が近付いている。
それは熱望されるものでは全くないだろう。
新たに近付くのは遠い先のことになるだろう。
しっかり十分に取られ、きちんと元通りになり、より悪い状態が続くだろう。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは、ユグノー戦争が始まった1562年に対応させ、その戦争が年齢や性別を考慮せずに人々を巻き込んでゆくさまと解釈した。なぜそれが「良い時代」と理解できるのかについての説明はない *2

同時代的な視点

 詩の描写は比較的分かりやすい。
 乙女たちと未亡人たちの良い時代が近づいているが、それは期待はずれのものであり、次に来る良い時代はまだずっと先なので、その間、不遇の時代が続くということだろう。
しかし、肝心の「良い時代」が何を想定したものなのかがよく分からない。


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