予兆詩第53番

予兆詩第53番(旧49番) 1560年3月について

原文

Fera paroir 1 esleu de nouveauté,
Lieu de journée, sortir hors 2 des limites.
La bonté feinte 3 de changer 4 cruauté.
Du lieu suspect sortiront trestous vistes 5 . *1

異文

(1) paroir : apparoir 1560LN
(2) sortir hors : hors sortir 1589Rec
(3) bonté feinte : feinte bonté 1589Rec
(4) changer : change 1560LN
(5) vistes : viste 1605 1649Xa

(注記)1560LN は初出である『1560年向けの暦』の原文。ベルナール・シュヴィニャールの校訂の段階では行方不明になっていた。1589Rec はジャン=エメ・ド・シャヴィニーの手稿『散文予兆集成』の異文。

日本語訳

変革によって選ばれた者が目立たせるだろう、
会合の場所を。その境界の外へ出る。
残酷さを変えることによる偽善。
怪しげな場所から素早い者たちが一人残らず去るだろう。

訳について

 journée は色々に訳せる言葉だが、前2つの予兆詩との関連から「会合」の意味に取った。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは、4行目だけを1588年の三部会に当てはめ、そこで国王によってギーズ公が殺されたことによる混乱があらわされているとした。最初の2行は別の年のこととしていたが、他の箇所でも一切触れていない *2


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