La Concordance des Prophéties de Nostradamus

 『アンリ2世からルイ大王までの歴史とノストラダムス予言集との一致』( La Concordance des Prophéties de Nostradamus, avec l'histoire depuis Henri II jusqu'à Louis le Grand )は、バルタザール・ギノーが著したノストラダムス予言の解釈書である。

【画像】1712年版の扉 *1

出版

 パリのジャック・モレル(Jacques Morel)から1693年に初版。1709年にはジャック・モレル未亡人が増補新版を出版し、1712年にも再版した。1718年にユアール(P. M. Huart)も再版しているが、これはモレル未亡人版と同じ版であるという *2 。両家は住所表示が近いので、おそらく正式に版を譲られたのではないだろうか。

構成

 この著作は三部構成になっている。第一部ではジャン=エメ・ド・シャヴィニーらの通説を踏まえてノストラダムスの伝記を紹介している。
 第二部がタイトルにもある通り、歴史的事件とノストラダムスの予言がいかに整合しているかをアピールするものとなっている。
 第三部では未来の出来事の解釈に踏み込んでおり、この中で百詩篇第10巻72番の解釈も展開した。彼の未来解釈はフランス王家に好意的なものであり、恐怖の大王にしても、欧州各国を恐怖させる強大な王がフランスに現れる予言として、未来のフランスの繁栄を示すものの一つと解釈していた。

所蔵

  • 1693年版
    • ポール・アルボー博物館、ブザンソン市立図書館、ミシェル・ショマラ文庫、モンペリエ市立図書館、ナント市立図書館、アルスナル図書館、フランス国立図書館、コンセイユ・デタ、マザラン図書館、サント=ジュヌヴィエーヴ図書館、ポー市立図書館、トゥールーズ市立図書館、アブヴィル市立図書館、バイヨンヌ市立図書館、ディエップ市立図書館、ディジョン市立図書館、ルーアン市立図書館、ドイツ国立図書館、RAMKAT
  • 1709年版
    • アルボー博物館、ボルドー市立図書館、グルノーブル市立図書館、リヨン市立図書館ミシェル・ショマラ文庫、フランス国立図書館、トゥールーズ市立図書館、ルーアン市立図書館、バイエルン州立図書館
  • 1712年版
    • アルボー博物館、カルパントラ市立図書館、大英図書館、リヨン市立図書館、マルセイユ市立図書館、フランス国立図書館、アミアン市立図書館、シャロン=アン=シャンパーニュ市立図書館、コルマール市立図書館、エヴルー市立図書館、RAMKAT
  • 1718年版
    • リール市立図書館


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