An almanack for the yere. M. D. lxiij.

 『 1563年向けの暦 』(An almanack for the yere. M. D. lxiij.)は1562年頃に出版された英訳版の暦書。ノストラダムスの正規の暦書ではなく、バルブ・ルニョーによって出版された偽の『1563年向けの暦』の方を訳したものである。
 出版地、出版社の記載は無いが、ロンドン(未作成)ウィリアム・パウェルが出版した無許可版と指摘する者もいる *1

【画像】第一部の扉(左)と第二部の扉(右)

正式名

第一部
  • An almanack for the yere. M. D. lxiij. Composed by M. Michael Nostradamus Doctour in Phisicke / of Salon of Craux in Prouince.
    • Whan the sonne fayleth ý first / then shal the monster be seene in the playne day / Men shall interprete it farre otherwise derth hath no respect / none shall provide for it.
  • プロヴァンス州サロン・ド・クローの医学博士ミシェル・ノストラダムス師により構成された1563年向けの暦
    • 太陽が最初に欠けるとき、それから怪異が白昼目撃されるだろう。人々はそれを全く異なって解釈するだろう。高騰が省みられず、誰もそのために供給しないだろう。

第二部
  • A prognostication for the yere of our Lorde God M.D.lxiii composed by Maister Mighel Nostradamus ; translated out of French into English.
  • ミシェル・ノストラダムス師により構成され、フランス語から英語に訳された1563年向けの占筮。

内容

 第一部(暦書)と第二部(占筮)に分かれている。第一部は16ページ、第二部は40ページある。いずれも上で述べたように偽版の訳である。

所蔵先

 イリノイ大学

その他

 扉に使われたペンで天球儀を指しているノストラダムスの木版画は、これ以前にフランスで出されていた暦書では使われていない(少なくとも現存する範囲では確認されていない)。

 このデザインは、のちにピエール・メニエ版『予言集』の扉に転用されることになる。

外部リンク