matronne

  matronne は文脈に応じて全く違う二つの意味で使われている。

 一つは一般名詞としての用法(matrone)で、「古代ローマ市民の既婚女性」「高齢で気品のある女性」「産婆、助産婦」などの意味をもつ。これは現代フランス語でも中期フランス語でもおおむね同じである *1
 もうひとつが固有名詞としての用法(Matrone)で、これはマルヌ川(la Marne)のラテン語名称マトロナ川(Matrona)のフランス語化である *2

 これらはどちらもアナトール・ル・ペルチエによってつとに指摘されていたのだが、エドガー・レオニ百詩篇第9巻37番の解釈においてマトロナ川とする読み方を紹介しなかったためか、英語圏では謎のキーワードのように扱う者たちが現れてしまった。

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