Oppi

　Oppi はいくつかの可能性が指摘されてきた単語。
　アナトール・ル・ペルチエはイタリア語の oppio （アヘン）、ラテン語の ops （権力、豊かさ）、ギリシャ語の opè （穴、窓）などの可能性を挙げていた(*1)。
　エドガー・レオニ、エヴリット・ブライラー、ピーター・ラメジャラー、ジャン＝ポール・クレベールらは、ギリシア語 opio、ラテン語 opium、フランス語 opiat など語源説明は違うものの、いずれも「アヘン」のこととした(*2)。
　マリニー・ローズはル・ペルチエの3つの説明を誤りとして斥け、かつてナポリ王国にあったオピ（Opi）という小村のこととした(*3)。

登場箇所

• 詩百篇第9巻62番

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*1 Le Pelletier [1867b]

*2 Leoni [1961/1982], LeVert [1979], Lemesurier [2003b], Clebert [2003]

*3 Rose [2002c]