Nicene

 Nicene は「ニースの」(de Nice / niçois)を意味する単語だろうという点でおおむね合意されている。

 信奉者側ではテオフィル・ド・ガランシエール(1672年)やアナトール・ル・ペルチエ(1867年)らがそうだったし、懐疑派や実証的な論者ではエドガー・レオニブリューノ・プテ=ジラールジャン=ポール・クレベールピーター・ラメジャラーらに異論がない。

 マリニー・ローズは「ニカエアの」「ニサの」などを意味する可能性にも触れている。
ちなみに「ニカエア」(Nicaea)は公会議で有名なトルコの地名(現イズニク)であると同時に、ニースのラテン語名でもある*1

 信奉者の中には、マックス・ド・フォンブリュヌ(未作成)ロルフ・ボズウェルらのように、ギリシャ語の Nike と関連付け、「勝利」やその派生語と捉える読み方がある。

登場箇所



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最終更新:2010年04月08日 21:56

*1 コンサイス外国地名事典第3版