予兆詩第103番

予兆詩第103番(旧93番) 1564年1月について

原文

Temps fort divers, discorde descouverte.
Conseil belliq, changement, pris, changé.
La grande 1 n'estre, conjurez, par eaux 2 perte.
Grand simulté, tous au plus grand 3 rangé. *1

異文

(1) grande conj.(BC) : Grande T.Eds.
(2) eaux 1589Rec : eau T.A.Eds.
(3) grand conj.(BC) : Grand T.Eds. (sauf Grands 1668P)

(注記)1589Rec はジャン=エメ・ド・シャヴィニーの手稿『散文予兆集成』の異文。この年向けの予兆詩は、初出に当たるフランス語版の暦書どころか英語訳やイタリア語訳すら確認されていないため、復元にあたっての底本は1589Rec になる。

日本語訳

時期は非常に移ろいやすく、不和があらわになる。
戦争の勧告、変化、捕虜、変化したもの。
偉大な女性は生きていない。企てられた物事。洪水による損失。
大いなる争い、最も偉大な者に向けて全てが整えられる。

信奉者側の見解

 ジャン=エメ・ド・シャヴィニーは、1589年の情勢と解釈した。3行目前半は1589年1月に歿したカトリーヌ・ド・メディシス、2行目後半は武器を取るべきか大いに苦悩したマイエンヌ公の描写で、4行目後半は立ち上がることを決心したマイエンヌ公にカトリック信徒たちが整然と従ったことを指すとした *2


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