ノストラダムスの「魔法鏡」の話

 「 ノストラダムスの『魔法鏡』の話 」は、渡辺一夫の随筆である。初出は『群像』第29巻4号(1974年4月)で、その奥付からすると1974年2月に脱稿したらしい。のち、『渡辺一夫著作集』14(筑摩書房、1977年)にも再録された。

内容

 いわゆる「魔法鏡(未作成)」について、伝説的要素を手際よくまとめて紹介している。冒頭と末尾に日本人がノストラダムス予言でパニックになっている様子への言及があるが、これは五島勉の『ノストラダムスの大予言』が発売して間もない頃に執筆されたせいだろう。

二つの版の違い

 雑誌掲載版と著作集版に内容上の違いはない。その代わり、雑誌版は旧仮名遣い、著作集版は新仮名遣いが採用されているため、一見したときの印象が違う。他に、聖バルテルミーと聖バルトロメオという固有名詞の表記法の変化、太字による強調箇所の有無などのささいな違いがある。

書誌

書名
ノストラダムスの「魔法鏡」の話
著者
渡辺一夫
掲載誌
『群像』第29巻4号(pp.206-207)
版元
講談社
出版日
1974年4月
注記
『渡辺一夫著作集』14、1977年に再録(pp.501-504)

外国人研究者向けの暫定的な仏語訳書誌(Bibliographie provisoire)

Titre
Nostradamus no mahô-kagami no hanashi. (trad./ Essai sur le miroir magique de Nostradamus.)
Auteur
WATANABE Kazuo
Publication
Gunzô, Tome 29, Vol. 4, Kôdansha, pp.206-207
Lieu
Tokyo, Japon
Date
avril 1974
Note
Repris dans les Œuvres de WATANABE Kazuo, Tome 14, 1977, pp.501-504