ジロラモ・サヴォナローラ

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「ジロラモ・サヴォナローラ」で検索した結果

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  • フィレンツェ
    ...15世紀末には神学者ジロラモ・サヴォナローラによる神権政治によって、メディチ家の支配が途絶えた時期もあったが、1532年にはアレッサンドロ・ディ・メディチが神聖ローマ皇帝カール5世からフィレンツェ公に叙されたことで、13世紀以来続いていたフィレンツェ共和国は終わり、フィレンツェ公国となった。  フィレンツェ公国はさらに1569年にトスカーナ大公国になり、都市フィレンツェはその首都として機能した。  メディチ家が1731年に断絶したあと、大公の地位はフランスのロレーヌ家に移ったが、19世紀にリソルジメント運動の盛り上がりを受けて大公が退位し、1860年にはイタリア王国への併合が決まった。1865年から1871年にはイタリア王国の首都であった。  現代は製靴、繊維、化学などの各種工業の発達する都市であり、往年の繁栄を偲ばせる歴史的街並みが「フィレンツェ歴史地区」の名前で世界遺...
  • セザールへの手紙
    ...オスの『百の言葉』、ジロラモ・サヴォナローラの『天啓大要』、クリニトゥスの『栄えある学識について』、リシャール・ルーサの『諸時代の状態と変転の書』などから、ほとんどそのまま転用した箇所も少なくない。  そうした事情を考慮せずに、全てがノストラダムスの言葉という前提で彼の予言観などを導き出そうとすれば、少々滑稽な事態にならざるをえないだろう。  なお、ノストラダムスがここで序文を宛てた相手はセザールに仮託した未来の完全解読者だとする説が、信奉者側にはしばしば見られる。  しかし、そうした認識は実証的には全く支持されておらず、多くの場合、単なる誤訳や強引な読み替えによって成立しているに過ぎない。  この序文でのセザールは、予言能力を持たず、いずれ成長したときにノストラダムス本人から手ほどきしてもらわなければならない存在として位置づけられている。  ゆえに「セザ...
  • ミラビリス・リベル
    ...ーの占筮(第5章) ジロラモ・サヴォナローラの『天啓大綱』(第18章) などである。 編著者  編著者は不明である。ジョーム・ド・ノートルダムが関与したとする説もあるが、これはむしろ誤って関連付けられたものであろう。 参考文献 Jennifer Britnell and Derek Stubbs , “The Mirabilis Liber its Compilation and Influence” , Journal of the Warburg and Courtauld Institutes, Volume 49, 1986, pp.126-149 外部リンク Wikipedia日本語版の「ミラビリス・リベル」の項(良質な記事に選出。主執筆者は当「大事典」管理者でもある sumaru。各章の概要や現存状況などについて詳述している) ...
  • 聖書
    ...その引用のほとんどはジロラモ・サヴォナローラやクリニトゥスからの孫引きである (前後の文章を含めて、彼らの著作から引用されている)。残る箇所は孫引きではないが、『ミラビリス・リベル』で同じ箇所が引用されているなどしており、ノストラダムス自身の独自性が発揮されている余地はきわめて小さい。  第二序文「アンリ2世への手紙」には、聖書に基づいて天地創造以来の年代を述べるくだりが2箇所ある。また、ヨハネの黙示録と重なり合うモチーフが多く出てくることも事実である。しかし、中世には偽メトディウスやティブルのシビュラなど、ダニエル書、ヨハネの黙示録、第二テサロニケ書などから派生した予言書が数多く書かれており、ノストラダムスはそれらをまとめた『ミラビリス・リベル』をほぼ確実に読んでいた。  聖書年代にしても、偽メトディウスやティブルのシビュラに顕著なように、未来を語るためにまず過去の年代記...
  • アンリ・トルネ=シャヴィニー
    ...セザールへの手紙)がジロラモ・サヴォナローラ(未作成)の著書と酷似した箇所を多く含むことや、『1559年9月16日に起こるであろう蝕の意味』が、キュプリアヌス・レオウィティウスの著書からの転用を含むことを指摘するなど(*5)、現在の実証的な研究にも寄与する重要な指摘も行っており、「思い込みの激しい信奉者」だけでは片付けられない側面も持っていた。  彼はノストラダムスに関するかなりの文献を持っていたようだが、フランス国立図書館などに寄贈することは拒んだ。彼の予言解釈ではパリの破滅が導き出されていたからであり、寄贈した書物が灰燼に帰することを恐れたからだという(*6)。  なお、蔵書の少なくとも一部は、弟子筋に当たるエクトール・リゴーが譲り受けた。 著作リスト  ボルドーで初期の著作の出版を請け負っていたのは、ジュスタン・デュピュイ未亡人出版社(Typographie ...
  • 百詩篇第2巻36番
    原文 Du grand Prophete1 les letres2 seront prinses Entre3 les mains4 du tyrant5 deuiendront Frauder son roy6 seront ses7 entreprinses, Mais ses rapines bien tost8 le troubleront9. 異文 (1) Prophete prophete 1589PV 1627 1649Ca 1650Le 1668 (2) les letres lettres 1588-89, les Lettres 1672 (3) Entre Enter 1716 (4) mains Mains 1672 (5) tyrant tyran 1568C 1568I 1588-89 1589PV 1597 160...
  • 伊藤和行
     伊藤和行(いとうかずゆき、1957年- )は、北海道出身の科学史家、京都大学大学院文学研究科教授(2010年)。 経歴  北海道大学理学部物理学科卒業を卒業し、東京大学大学院理学系研究科博士課程で所定単位取得を取得した。理学修士(東京大学)、博士(文学・京都大学)。  論文に「ジロラモ・フラカストロの伝染理論」(『日本医史学雑誌』第43巻第1号、1997年)、「古典力学における運動法則の歴史性─ニュートンの第二法則をめぐって─」(『哲学研究』570号、2000年)などがある(*1)。 【画像】共訳書『イタリア・ルネサンスの哲学者』表紙(クリックするとAmazon のページに飛びます) ノストラダムス関連  論文「ノストラダムスと医学のルネサンス」(『ノストラダムスとルネサンス』岩波書店、2000年、所収)を発表した。この論文は、ノストラダムスの医師と...
  • 百詩篇第5巻20番
    百詩篇第5巻 20番 原文 Dela1 les Alpes2 grand3 armée4 passera, Vn peu deuant naistra5 monstre6 vapin Prodigieux subit tornera7, Le grand Tosquan8 à son lieu plus propin. 異文 (1) Dela Delà 1591BR 1597 1611 1628 1644 1649Ca 1650Ri 1650Le 1668 1981EB, De là 1600 1610 1627 1630Ma 1653 1665 1716 1840, De la 1605 1649Xa 1672 (2) Alpes Aldes 1627, Alpres 1649Xa (3) grand gand 1589PV, grand’ ...
  • 予兆詩旧2番
    (予兆詩旧2番 1555年に関する冒頭の献辞) 原文 La mer Tyrrhene, l Ocean par la garde Du grand Neptun ses tridens soldars. Provence seure par la main du grand Tende. Plus Mars Narbon l heroiq de Vilars. 日本語訳 ティレニア海と大洋はラ・ガルド、 つまりは偉大なネプトゥヌスと、彼の三叉戟の兵士たちによって、 プロヴァンスは大いなるタンドの手によって、(それぞれ)安泰。 さらに、ナルボ・マルティウスはヴィラールの雄々しさ(によって安泰)。 解説  詩百篇第2巻59番との類似性はつとに指摘されている。  違いは固有名詞が多くなっていることと、その固有名詞、ラ・ガルド(ラ・ガルド男爵)、タンド(プロ...
  • ノストラダムスの往復書簡
     ノストラダムスの往復書簡は数十通単位で残っている。  多くはノストラダムスが受け取った手紙だが、そこで言及されている様々な情報は、生前のノストラダムスの状況をうかがい知る上で貴重な史料である。  また、数は少ないが、ノストラダムス自身が書いた手紙の数々は、直接的にノストラダムスのプライベートな言説に触れる一層貴重な史料といえる。  まとまった書簡集としてはBN ms. Lat. 8592があり、誰が転記したのか特定されていない写本とはいえ、専門家たちから内容の真正性は認められている。  もともとの手紙は息子のセザール・ド・ノートルダムが保管していたもので、その性質上、ノストラダムスが書いた手紙(10通)よりも、ノストラダムス宛の手紙(41通)の方がずっと多い。  ノストラダムス自身の手紙が手許に残っているのは不自然なようだが、彼は秘書に清書させたりしていたので、そうした過...
  • 詩百篇第9巻26番
    詩百篇第9巻 26番* 原文 Nice1 sortie sur2 nom des letres3 aspres, La4 grande cappe5 fera present non sien, Proche de vultry6 aux murs de vertes7 capres Apres8 plombin9 le vent à bon10 essien11. 異文 (1) Nice Niee 1568X, Niée 1590Ro, Nise 1605sn 1649Xa 1672Ga (2) sortie sur sortir sur 1650Mo, sortie fut 1668P (3) des letres de lettres 1603Mo 1650Mo, des Lettres 1672Ga (4) La la 1665Ba (...
  • フローラ
     フローラ(Flora)はローマ神話における花と春の女神。  ルネサンス期の芸術では、フィレンツェ(フロランス, Florence)の象徴としてしばしば描かれたモチーフで、ノストラダムスもフィレンツェの隠喩として用いているようである(*1)。  フロール(Flore)はそのフランス語化。 登場箇所 詩百篇第2巻84番(未作成) 詩百篇第7巻8番 詩百篇第8巻18番(未作成) 予兆詩第7番(旧8番) 予兆詩第35番(旧31番)(Flor. として) 予兆詩第36番(旧31番)(Floreとして) ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 百詩篇第6巻10番
    原文 Vn peu de1 temps les temples2 des couleurs3 De blanc noyr des4 deux entremeslee5 Rouges6 iaunes7 leur8 embleront9 les leurs Sang10, terre, peste, faim, feu11, d eaue12 affollee. 異文 (1) de du 1672 (2) temples Temples 1611B 1660 1672 1772Ri (3) couleurs Couleurs 1672 (4) des les 1649Ca 1650Le 1668, de 1665 (5) entremeslee entre meslee 1557B 1600 1610, entre meslée 1653 ...
  • ベルトラン・ド・ノートルダム
     ベルトラン・ド・ノートルダム(Bertrand de Nostredame, 1518年 - 1602年以降)は、ノストラダムスの弟の一人。ジョーム・ド・ノートルダムとレニエール・ド・サン=レミの間に生まれた。プロヴァンス州サン=レミの商人、軍人。  「ベルトラン・ド・ノストラダムス」とも名乗った。ノストラダムスの弟でノストラダムスを名乗ったのは、ジャンとベルトランだけである。 生涯  プロヴァンス州サン=レミで、1518年の6月4日から7月10日の間に洗礼を受けた(*1)。日付が曖昧なのは、現存している史料が不完全な形でしか残っていないためだという。名付け親が、代父ベルトラン・ユゴラン(Bertrand Hugolin)、代母ジョルダーヌ・ド・ラ・メール(Jordane de la Mer)ということは分かっている。  1540年頃にラマノンの領主の娘であるトミーヌ・...
  • 百詩篇第7巻31番
    百詩篇第7巻 31番 原文 De Languedoc1, Guienne2 plus de dix, Mille vouldront les Alpes repasser Grans3 Allobroges marcher contre Brundis Aquin4 Bresse les viendront recasser5. 異文 (1) Languedoc languedoc 1557B (2) Guienne Guienna 1672, Gujenne 1650Le 1716 (3) Grans Grand 1840 (4) Aquin A quin 1649Ca (5) recasser rechasser 1557B 校訂  1行目から2行目にかけて plus de dix mille (一万人以上)でひとまと...
  • ALMANACH POVR L'AN M. D. LXVI.
     『1566年向けの暦』(Almanach pour L An M. D. LXVI.)は、1565年に出されたノストラダムスの暦書。リヨンのアントワーヌ・ヴォランとピエール・ブロトーが出版した。 【画像】『1566年向けの暦』の扉(*1) 正式名 ALMANACH POVR L AN M. D. LXVI. auec ses amples significations explications, composé par Maistre Michel de Nostradame Docteur en medecine, Conseiller ET Medecin ordinaire au Roy, de Salon de Craux en Prouence.A LYON. Par Anthoine Volant, Pierre Brotot. プロヴァンス州サロ...
  • Allobroges
     Allobroges ないし Allobrox はそのままラテン語から流入した語で、古代のアロブロゲス人を指す。  彼らはローヌ川とイゼール川に挟まれた地域、つまりドフィネからサヴォワにかけての住民たちで、ノストラダムスは転じてサヴォワ人の意味で使っている可能性も指摘されている(*1)。  なお、フランス革命期には実際にサヴォワ人を指す言葉としてアロブロージュ(Allobroges)が用いられた。現代では「粗野な人」の意味で用いることがある(*2)。 登場箇所 Allobroges 詩百篇第7巻31番 Allobrox 詩百篇第5巻42番(未作成) 予兆詩第55番(旧59番) ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ALMANACH : Ende Pronosticatie vanden Iare M.D.LXVI.
     『1566年向けの暦と占筮』(ALMANACH Ende Pronosticatie vanden Iare M.D.LXVI.)は、オランダ語訳されたノストラダムスの暦書。カンペンでベレント・ペーターセンが出版した。 【画像】『1566年向けの暦と占筮』の扉(*1) 正式名 ALMANACH Ende Pronosticatie vanden Iare M.D.LXVI. Ghemaect deur. M. Michiel Nostradamus, Docteur Inder Medicine van Salon van Craux in Provence, Medicin van de Conincliche Maiesteys, ghediciert aen myn Heeren de Princé, ende Gouverneurs van Vranc...
  • トリノ
     トリノ(Torino)は、北イタリア、ピエモンテ州の州都にして同州トリノ県の県庁所在地。フランス語ではチュラン(Turin)と呼ぶ。 【画像】『トリノ/北西イタリア/サヴォワ地方』旅名人ブックス 概要  ドーラ・リパリア川とポー川の合流点に位置するトリノの歴史は、古代ローマの植民都市時代に遡る。ハンニバルに破壊された歴史を持ち、古くはタウラシア (Taurasia) とかアウグスタ・タウリノルム (Augusta Taurinorum) と呼ばれた。  中世以降、サヴォイア家がこの地を治めたが、フランスとイタリアを結ぶ交通の要衝ゆえに、多くの戦いに巻き込まれた。ノストラダムスの後半生とほぼ重なる1532年から1562年にはフランス領だった。近世から近代には壮麗な王宮が築かれ、それらは「サヴォイア王家の邸宅群」としてユネスコの世界遺産リストに加えられている。 ...
  • 詩百篇第12巻69番
    詩百篇第12巻 69番* 原文 EIOVAS1 proche, eslongner lac2 Leman Fort grands3 aprests. retour, confusion. Loin des nepueux4, du feu grand Supelman5. Tous de leur6 suite,* 異文 (1) EIOVAS Eiouas 1611A 1611B 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1653AB 1665Ba 1780MN, Eiovas 1649Ca 1672Ga 1697Vi 1720To, Elovas 1698L (2) lac Lac 1672Ga 1780MN (3) grands grand 1672Ga (4) nepueux Nepueux 1672Ga (5) Supe...
  • Advertissement à tous les peuples du royaume de France
     『フランス王国の全ての民への来るべき幸運の告知』(Advertissement à tous les peuples du royaume de France, du bon heur qui leur doit advenir)は、1571年にリヨンで出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。 【画像】扉(*1) 正式名 ADVERTISSEMENT A TOVS LES PEVPLES du Royaume de France, du bon heur qui leur doit advenir suyuant qu on voit par la Natiuité du Treshaut, Treschrestien, Charles neufiesme, par la grace de Dieu Roy de France, contemplee su...
  • Ein Erschrecklich und Wunderbarlich zeychen
     『受難の主日にあたる3月10日土曜日の7時から8時の間に、フランス・サロンの町で多くの人に目撃された恐るべき驚異の光景』(Ein Erschrecklich und Wunderbarlich zeychen...)は、1554年頃に出版された片面刷り1ページの文献である。  ノストラダムスが表題にある天体現象について、タンド伯クロード・ド・サヴォワに報告した書簡のドイツ語訳とされる。ニュルンベルクのヨアヒム・へラーによって翻訳・出版された。 【画像】『恐るべき驚異の光景』(*1) 正式名 Ein Erschrecklich und Wunderbarlich zeychen, so am Sambstag fur Jüdica den zehenden tag Martij zwischen siben und acht uhrn in der Stadt Sch...
  • ローラン・ヴィデル
     ローラン・ヴィデル(Laurens Videl, 生没年未詳)は、16世紀フランスの医師・占星術師。当時有名になっていた同業者のノストラダムスを批判した人物として知られている。 生涯  ローラン・ヴィデルは、1558年に『プロヴァンス州サロン・ド・クローのミシェル・ノストラダムスの誤謬・無知・煽動の告発』を出版している。また、1559年と1560年に占星術師クロード・ファブリと共同で暦書を出版したことも、ローヌ県立古文書館(未作成)に現存する特認記録から明らかになっている (*1)。しかし、これ以外の伝記的事実は全く不明である。  同時代の書誌学者ラ・クロワ・デュ・メーヌの書誌でも、ヴィデルはノストラダムスを批判する書を出した人物としか触れられていない。  19世紀のミショーの人名辞典では、ルイ・ヴィデル(Louis Videl)の項目に「ノストラダムスに反対する...
  • Almanach, Pour l'an 1560
     『1560年向けの暦』(Almanach, Pour l an 1560)は、ノストラダムスの暦書のひとつ。1559年頃にパリのギヨーム・ル・ノワールが出版した。 【画像】『1560年向けの暦』の扉。本来は二色刷りである。(*1) 正式名 Almanach, Pour l an 1560, Composé par Maistre Michel Nostradamus, Docteur en Medicine, de Salon de Craux, en Provence. Tu teipsum oblectes, vulgi verba loquacis. Sperne, bene hic de te dicet, at ille malè.プロヴァンス州サロン・ド・クローの医学博士ミシェル・ノストラダムス師により構成された1560年向けの暦。 内容  24葉...
  • 六行詩13番
    六行詩集 13番* 原文 L auanturier1 six cens six2 ou neuf, Sera surpris par fiel mis dans3 vn oeuf4, Et peu apres5 sera hors6 de puissance7 Par le puissant8 Empereur general9 Qu au10 monde11 n est12 vn13 pareil14 ny esgal, Dont vn chascun15 luy rend16 obeïssance17. 異文 (1) L auanturier L auenturier 1600Mo, L’a uanturier 1628dR (2) six cinq 1600Au 1600Mo (3) dans en 1600Au (4) oeuf ...
  • 詩百篇第10巻17番
    詩百篇第10巻 17番* 原文 La royne1 Ergaste2 voiant sa fille blesme, Par3 vn regret dans l estomach4 encloz, Crys5 lamentables seront lors d Angolesme6, Et au germain7 mariage fort clos8. 異文 (1) royne 1568 Royne T.A.Eds. (sauf Reyne 1653AB 1665Ba 1672Ga 1720To, reyne 1840) (2) Ergaste estrange 1606PR 1607PR 1610Po 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1653AB 1665Ba 1716PR 1720To (3) Par Prr 1650M...
  • ジュネーヴ
     ジュネーヴ (Genève) はスイス、ジュネーヴ州の州都。  レマン湖畔に発達した都市で、現在では赤十字国際委員会、国際労働機関(ILO)、世界保健機関(WHO)、欧州原子力研究機関(CERN)など、多くの国際機関の本部が置かれる国際都市である。 概要  古くはガリア人が建設した都市で、ラテン語の古称はゲナウァ (Genava) およびゲネウァ (Geneva)。  司教所在地となり、今もジュネーヴ州の紋章に描かれている半分の鷲と半分の鍵は、神聖ローマ帝国とローマ・カトリック司教を示すという。  百年戦争時に銀行業や商業が発達し、サヴォワ家(サヴォイア家)の干渉に抵抗しつつ自治権を拡大していき、16世紀に大きな変化を経験した。  1530年代からプロテスタントの影響が強くなったジュネーヴにはジャン・カルヴァンが移り住み、神権政治を行なったのである。こうしてジュネー...
  • Nolle
     Nolleは、詩百篇集に2度登場するが、意味を特定しきれていない語。  詩百篇第3巻74番(未作成)に出て来る Nolle は、他の地名との対比から言っても、ナポリ近郊の都市ノーラ(Nola)であることは確実視されている(*1)。  しかし、詩百篇第8巻38番の Nolle については、以下に見るようにいくつかの説がある(以下の説のうち、ル・ペルチエとローズは第8巻38番に限定しているわけではない)。 アナトール・ル・ペルチエは、ラテン語の nolle(欲しない)、ナポリ近郊の都市ノーラ(Nola)、ギリシャ語 naulon(船荷)の3通りの読み方を提示していた(*2)。 ジャン=ポール・クレベールは、ナポリ近郊のノーラか、ノーヴ(Noves ; アヴィニョンからもローヌ川からも近い町)の韻を整えるための変形かの2通りの読みを提示していた(*3)。 マリニー・ロー...
  • 詩百篇第10巻14番
    詩百篇第10巻 14番* 原文 Vrnel1 Vaucile2 sans conseil de soy mesmes3 Hardit4 timide par5 crainte prins vaincu, Accompaigné6 de plusieurs putains blesmes7 A Barcellonne aux8 chartreux9 conuaincu. 異文 (1) Vrnel Vrner 1665Ba (2) Vaucile vauclle 1568X, Vauclle 1590Ro, Vaucil 1611B 1981EB (3) soy mesmes soy-mesmes 1568C 1603Mo 1644Hu 1649Xa, soy mesme 1665Ba 1668A, soy-mesme 1667Wi 1668P 1720T...
  • Almanach, Pour L'an 1561.
     『1561年向けの暦』(Almanach, Pour L an 1561)は、ノストラダムスの暦書のひとつ。1560年にパリのギヨーム・ル・ノワールが出版した。  同じ年にバルブ・ルニョーも『1561年向けの暦』を出版しているが、そちらは全く内容の異なる偽版である。 【画像】『1561年向けの暦』の扉(一部破損)。(*1) 正式名 Almanach, Pour L an 1561. Compose par Maistre Michel Nostradamus. Docteur en Medecine, de Salon de Craux en Prouence. Le Roy Roy n aistre, du doulx la pernicie/ L an pestilent les esmeus nubileux,/ Tien qui tiendra, les ...
  • 詩百篇第8巻97番
    詩百篇第8巻 97番* 原文 Aux fins du VAR1 changer le2 pompotans3, Pres du riuage4 les trois beaux enfans naistre. Ruyne au peuple par aage5 competans, Regne au pays6 changer7 plus voir8 croistre. 異文 (1) du VAR du Var 1590Ro 1672Ga, de VAR 1606PR 1607PR 1610Po 1716PR, de Var 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri 1840, du var 1653AB 1665Ba 1720To (2) le les 1603Mo 1606PR 1607PR 1610Po 1627Ma 1627Di 1644...
  • 六行詩1番
    六行詩集 1番* 原文 SIecle nouueau, alliance nouuelle, Vn Marquisat1 mis dans2 la nacelle3, A qui plus fort des4 deux l emportera, D vn5 Duc d vn Roy, gallere de Florance6, Port7 à8 Marseil, Pucelle9 dans la France, De Catherine10 fort chef11 on rasera12. 異文 (1) Marquisat Marquiat 1627Di (2) dans 1605sn 1649Xa dedans 1600Au 1600Mo 1611 1627Di 1628dR 1649Ca 1672Ga (3) nacelle nasselle ...
  • 人名一覧
     ノストラダムスに関連する人名や団体名の一覧。  原則として姓をカタカナ表記した際のアルファベット順に並べている。「ド」などを姓に含むかどうかは、外国語文献の索引に準じて個別に判断している。また、一部日本人のペンネームは外国人名のように見えても全体で一つと見なしている(例えば、「フェニックス・ノア」は「は行」に掲載)。  なお、ノストラダムスの一族のうち、細かすぎる項目はノストラダムス一族の方に、出版業者のうちノストラダムス本人と関連性が薄い人物は出版業者の一覧の方に、それぞれ記載しているので、そちらを参照されたい。  名前の後の括弧は大まかな職業やグループわけを示している。斜線が引かれている場合、その前が職業などを指し、後ろがノストラダムス関連の立ち位置などを指す(「その他」とあるのは、専門的な研究者や信奉者的な解釈者と分類しづらい人物を示す)。 あ 明石三世(インテリ...
  • 詩百篇第10巻11番
    詩百篇第10巻 11番* 原文 Dessous Ionchere1 du dangereux passage Fera passer2 le posthume3 sa bande, Les monts4 Pyrens5 passer6 hors son bagaige De Parpignam7 courira8 duc9 à tende10. 異文 (1) Ionchere Ioncbere 1653AB 1665Ba (2) passer passe 1653AB, Passer 1716PRb (3) posthume postume 1627Di 1981EB (4) monts Monts 1672Ga (5) Pyrens pyrenes 1590Ro, Pirens 1611B 1627Di 1644Hu 1650Ri 166...
  • 百詩篇第3巻38番
    百詩篇第3巻 38番 原文 La gent1 Gauloise nation2 estrange Outre les monts3, morts prins4 profligés5 Au mois6 contraire7 proche de vendange8 Par les9 seigneurs10 en accord redigés. 異文 (1) gent gens 1600, Gent 1656ECLb 1772Ri, gente 1981EB (2) nation Nation 1672 (3) monts Monts 1656ECLa 1672, Mons 1656ECLb (4) prins prit 1656ECLb (5) profligés profugez 1597 1600 1610 1627 1630...
  • 六行詩14番
    六行詩集 14番* 原文 Au grand siege1 encor2 grands3 forfaits, Recommançans4 plus que iamais Six cens cinq5 sur la verdure6, La prise reprise7 sera, Soldats és8 champs9 iusqu en10 froidure11 Puis apres recommencera. 異文 (1) siege Siege 1672Ga (2) encor encores 1600Mo (3) grands grand 1672Ga (4) Recommançans Recommançant 1600Mo, Recommençant 1611 1627Ma 1627Di 1628dR 1644Hu 1649Ca...
  • Demonstration d'vne Comette, comme on voit le pourtraict
     『1571年6月27日にその姿を目撃された通りの彗星の提示』(Demonstration d vne Comette, comme on voit le pourtraict...le 29. de Iuing 1571.)は、1571年にリヨンのジャン・マルコレルによって出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。 【画像】扉(*1)。木版画の上には「空に現れた幻像」(Figure veue au ciel)と書かれている。 正式名 Demonstration d vne Comette, comme on voit le pourtraict Veuë au Ciel, le 29. de Iuing 1571. dans la Magnifique Cité de Lengres, contemplée Par M. Antoyne Crespin N...
  • 六行詩34番
    六行詩集 34番* 原文 Princes Seigneurs1 tous se feront la guerre, Cousin germain2 le frere auec le frere3, Finy4 l Arby5 de l heureux de Bourbon6, De Hierusalem7 les Princes tant aymables8, Du fait9 commis enorme execrable10, Se ressentiront11 sur la bourse sans fond12. 異文 (1) Seigneurs seigneurs 1600Mo (2) germain Germain 1627Ma 1627Di 1672Ga (3) le frere auec le frere le freres ...
  • EIOVAS
     EIOVAS は詩百篇第12巻69番にのみ登場する語。  テオフィル・ド・ガランシエール、アナトール・ル・ペルチエ、エドガー・レオニらはサヴォワ(Savoie)の単純なアナグラムと見なしている。  信奉者時代のピーター・ラメジャラーは、Ejovas と読み、スペインのエフルベ(Ejulve)と推測していた(*1)。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • Epistre à la Royne mere du Roy Empereur de France Charles IX
     『フランスの帝王シャルル9世の母后に宛てた書簡』(Epistre à la Royne mere du Roy Empereur de France Charles IX)は、1573年にリヨンのブノワ・リゴーによって出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。この著書から「アルキダムス」という筆名が登場している。 【画像】扉(*1) 正式名 EPISTRE A la Royne mere du Roy EMPEREVR DE FRANCE Charles IX. Par M. Chrespin Archidamus, Seigneur de haute Ville, docteur conseiller, Astrologue ordinaire dudit Roy de la Royne, Princesse de Sauoye, de monsieur...
  • アンリ2世
     アンリ2世(Henri II, 1519年 - 1559年)は、フランス国王(在位1547年 - 1559年)。 【画像】同時代の画家フランソワ・クルーエが描いたアンリ2世(*1) 生涯  フランソワ1世と王妃クロードの次男。パヴィアの戦いで大敗を喫しマドリードに幽閉されていた父の身代わりとして、わずか7歳のときに兄であった王太子フランソワともども、人質としてスペインに送られた。1530年にカンブレーの和約が締結された後に彼らは帰還したが、アンリは周囲に影響されないでいるには幼すぎたので、生涯を通じて、その態度物腰はフランス的というよりもスペイン的なものだった。  1533年にはカトリーヌ・ド・メディシスと結婚し、1536年に兄フランソワの死によって王太子となった。そのときから、彼は余生を完全に支配されることになる2人の人物の影響下に入った。一人は愛人のディ...
  • RAYPOZ
     RAYPOZ は詩百篇第9巻44番に登場する単語で、標準的なフランス語読みならば「レポ」または「レポズ」である。アナグラムとして理解する論者が多い。 有力な説  Le contre RAYPOZ (RAYPOZの反対) は、綴りをほぼ逆にひっくり返した人名であるゾピュラ(Zopyra)を指していると考えられる(*1)。確認できる範囲では、マックス・ド・フォンブリュヌ(未作成)の著書(改訂第4版、1939年)がこの解釈を提示した最古の例のようである。もっとも、フォンブリュヌ自身は後に RAPAX(未作成)と同じとする解釈に変更してしまっている(*2)。  この解釈は、シャルル・レノー=プランス、ロルフ・ボズウェル、アンドレ・ラモン、エドガー・レオニらが引き継いだため、海外では信奉者、懐疑派を問わず広く見られた。中には、M.-P.エドゥアール(未作成)のように、原文そのものを Zo...
  • フランソワ・アルヌレ
     フランソワ・アルヌレ1世(François Arnoullet, 1530年?- 1603年?)は、リヨンの出版業者。兄メルキオル・アルヌレとともに、父オリヴィエ・アルヌレから事業を引き継いだ。活動開始時期は特定されていないが、1568年から1572年の間だったようである。活動終了時期もはっきりしないが、少なくとも1603年までは確認できるようで、没年も同じ頃らしい(*1)。 ノストラダムス関連  ノストラダムス本人の著書は出版しなかったようだが、アントワーヌ・クレスパンの『敬虔なキリスト教徒たるフランス王とサヴォワ公妃に仕える占星術師による予言集』を1572年に出版した。 名前 ...
  • Propheties par l'astrologue du treschrestien Roy de France
     『敬虔なキリスト教徒たるフランス王とサヴォワ公妃に仕える占星術師による予言集』(Propheties par l astrologue du treschrestien Roy de France de Madame la Duchesse de Savoye.)は、リヨンのフランソワ・アルヌレによって1572年に出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。クレスパンの著書の中でも、本家ノストラダムスの百詩篇集からの剽窃が特に目立つ文献である。 【画像】(左)リヨン市立図書館所蔵、(右)大英図書館所蔵(*1)。題名の2列目や文字配列など、いくつもの違いがある。 正式名 Propheties par l astrologue du treschrestien Roy de France de Madame la Duchesse de Sauoye, dediee...
  • 詩百篇第1巻6番
    詩百篇第1巻 6番* 原文 L’oeil1 de Rauenne sera destitué2, Quand à3 ses pieds les4 aesles5 falliront6, Les deux de Bresse7 auront constitué Turin8, Verseil9 que10 Gauloys11 fouleront. 異文 (1) L’oeil Loeil 1589Me (2) destitué distitué 1605sn (3) à a 1588Rf (4) les (vers2) des 1611B (5) aesles 1555 1557U 1568 1588-89 1589PV 1590SJ 1840 aelles 1557B, aeles 1590Ro, aisles T.A.Eds. (6) f...
  • pache
     pache は中期フランス語では「協定、協約」(accord, pacte)の意味で(*1)、DFEにも bargain, contract, accord, capitulation, agreement, couenant (covenant), condition agreed on など、約束やその合意事項を意味する英訳が並んでいる。  マリニー・ローズは古いフランス語で「約定」(convention)、「合意」(accord)の意味で、サヴォワ地方の方言として現存していると述べている(*2)。エドガー・レオニは同じく古フランス語としているが「平和」という語義も加えている(*3)。ピーター・ラメジャラーは、ラテン語のpax(平和)から来た語と見ていた(*4)。  アナトール・ル・ペルチエは、トルコの太守(Pasha)の可能性も示していた。 登場箇所 百詩篇第...
  • フランシス・ジロー
     フランシス・ジロー(Francis Girault)は19世紀の人物。ノストラダムス関連文献やフランス国立図書館の著者情報などでは経歴への言及がないため、どういう人物だったのかはよく分からないが、1830年代から40年代にかけてフランス語圏で著作を発表していたようである。  「フランシス」は英語式の名前で、対応するフランス語名は「フランソワ」(Francois)である。ここでは便宜上、名を英語読み、姓をフランス語読みで「フランシス・ジロー」と表記しているが、イギリス人なのかフランス人なのかもよく分からない。  フランス国立図書館には 詩的な喜びと涙(ル・マン、1835年)(*1) ル・ノルマン嬢。その伝記、尋常ならざる予言、ヨーロッパやフランスの最も名だたる方々との商売(パリ、1843年)(*2) 1844年の王政復古に関して上がった幕。王位請求者ハートウェルと新たなる請求...
  • Demonstration de l'eclipce lamentable du Soleil
     『1571年のつい先頃の聖ミカエルの祝日に一日中続いた悲痛なる日蝕の提示』(Demonstration de l eclipce lamentable du Soleil que dura le long du jour de la Saint Michel dernier passé 1571)は、1571年にパリのニコラ・デュモンによって出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。 【画像】扉(*1) 正式名 DEMONSTRACION DE L ECLIPCE LAMEN-Table du Souleil que dura le long du iour de la Seint Michel dernier passé. 1571. auec autres plusieurs monstres ueu par ung monde infiny de peuple ...
  • 予兆詩第55番
    予兆詩第55番(旧51番) 1560年5月について 原文 Pache Allobrox1 sera interrompu Derniere main fera forte levée. Grand conjuré ne sera corrompu. Et la nouvelle alliance2 approuvée.(*1) 異文 (1) Pache Allobrox L Alobrox pache 1560LN (2) la nouvelle alliance l alliance nouuelle 1560LN (注記)1560LN は初出である『1560年向けの暦』の原文。ベルナール・シュヴィニャールの校訂の段階では行方不明になっていた。 校訂  ベルナール・シュヴィニャールの校訂は従来流布していた原文を踏襲しているが、その時...
  • Pronostication generale, pour l'annee M. D. LXXV.
     『1575年向けの全般的な占筮』(Pronostication generale, pour l annee M. D. LXXV.)は1574年にルーアンで出版されたアントワーヌ・クレスパンの著書。 【画像】扉(*1) 正式名 PRONOSTICATION GENERALE, POUR L ANNEE M. D. LXXV. Composee claculee par tous les Climats de la terre, par M. Crespin Archidamus, Seigneur de haute-ville, Docteur, Medecin, Conseiller ordinaire Astrologue du Roy Empereur de France de Pologne, de la Royne Prinsesse de...
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