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ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「ネー」で検索した結果

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  • ジュネーヴ
     ジュネーヴ (Genève) はスイス、ジュネーヴ州の州都。  レマン湖畔に発達した都市で、現在では赤十字国際委員会、国際労働機関(ILO)、世界保健機関(WHO)、欧州原子力研究機関(CERN)など、多くの国際機関の本部が置かれる国際都市である。 概要  古くはガリア人が建設した都市で、ラテン語の古称はゲナウァ (Genava) およびゲネウァ (Geneva)。  司教所在地となり、今もジュネーヴ州の紋章に描かれている半分の鷲と半分の鍵は、神聖ローマ帝国とローマ・カトリック司教を示すという。  百年戦争時に銀行業や商業が発達し、サヴォワ家(サヴォイア家)の干渉に抵抗しつつ自治権を拡大していき、16世紀に大きな変化を経験した。  1530年代からプロテスタントの影響が強くなったジュネーヴにはジャン・カルヴァンが移り住み、神権政治を行なったのである。こうしてジュネー...
  • 地名一覧
    ...ュル=ソーヌ) ジュネーヴ(ジュネーブ) ジュネーヴ湖 → レマン湖 シュパイアー シリア ストエカデス* → イエール諸島 スラヴォーニヤ セヴェンヌ た タホ川 → テージョ川 タラスコン(未作成) ダルマチア ティキヌム* → パヴィーア ティチーノ川(未作成) テヴェレ川 テージョ川 テッサリア テムズ川(未作成) トゥスキア* トゥリノ トゥールーズ トスカーナ トラキア* トラブゾン トリノ ドール トレビゾンド → トラブゾン な ナポリ ナルボンヌ ナント(未作成) ニコポリス* ニース(未作成) ニュルンベルク ネー(未作成) は バイヨンヌ パヴィーア バエティカ* → 詩百篇第3巻20番 バスタルニア* → 詩百篇第3巻57番 バーゼル バチカン パドヴァ バビロン(バベル)* パリ パルマ パレルモ パンノニア* パンピュリア(パンフィリア、パンフリア)...
  • 詩百篇第8巻1番
    ... 日本語訳 ポー、ネー、オロロンは、血よりも火であろう。 オード川を泳ぎ、大人物が合流点へと逃れるために。 カササギたちは入ることを拒絶されるだろう。 パンプローナ、デュランスはそれらを閉じ込められたままにしておくだろう。 訳について  1行目の主語は「ポー、ネー、オロロン」と見なした(LORONはオロロンの語頭音消失)。  動詞の活用とは一致しないが、『予言集』で主語が名詞の列挙である場合、動詞の活用形は最後の名詞に対応する(つまり単数形になる)ことがある点は、ピエール・ブランダムールやブリューノ・プテ=ジラールも認めるところである。  2行目 Laude は l Aude として読んでいる。また、surrez を serrez / Serres と読むべきとする見解もあり、4行目との韻を考えると確かにありうるが、ここでは原文通り surrez と理解した...
  • すべてのジュネーブ
    「すべてのジュネーブ」は、詩百篇第9巻44番に登場するとして、日本で広く知られる語。  だが、実際にはそれは五島勉の『ノストラダムスの大予言』によって広まった誤訳に過ぎない。 目次 原文と翻訳 五島勉『ノストラダムスの大予言』の訳と解釈 訳の検証英語訳との比較 はずされていたハシゴ 象徴的な解釈は成り立つのか 世界保健機関(WHO)は予言されているのか 命令形は珍しいのか 原文と翻訳  該当する原文と、当「大事典」が提供する訳文は以下のとおりである(詳しい異文や語註などは詩百篇第9巻44番の記事を参照のこと)。  Migres migre de Genesue trestous,  Saturne d or en fer se changera,  Le contre RAYPOZ exterminera tous,  Auant l a ...
  • ノストラダムスの肖像画 (予言され裁定された歴史)
    ...レーラン、ミュラー、ネー、摂政(オルレアン公フィリップ2世)、フィリップ=エガリテ、フェルディナン=ドルレアン、マリー=アントワネット、アングレーム公、アングレーム公妃、ルイ17世、ベリー公、ベリー公妃、アンヌ・ドートリッシュ、マリー・ルイーズ、ローマ王、デュパンルー猊下、アンリ2世、フランソワ2世、シャルル9世、アンリ3世、アンリ4世、ルイ13世、ルイ14世、ルイ15世、ルイ16世、共和国(第一共和政)、ナポレオン1世、ルイ18世、シャルル10世、ルイ=フィリップ、共和国あるいは若きオグミウス(第二共和政)、ナポレオン3世、ナポレオン4世、シャンボール伯、共和国あるいはオグミウス、マゼンタ公、ウジェニー、ナポレオン王子、ピウス9世、ピウス9世の最初の後継者、ピウス9世の二番目の後継者、ガリバルディ、ヴィットーリオ=エマヌエーレ、チャルディニ、カブール、イタリアの迫害、司祭、修道士、...
  • レマン湖
    ...で、一部の湖域はジュネーヴ湖とも異称される。アルプス山脈とジュラ山脈の境にローヌ川が流入して形成されており、湖水は再びローヌ川に流出する。風光明媚なことで知られ、湖畔にはジュネーヴ、ローザンヌといった都市が発達した(*1)。  湖畔のラヴォー地方のブドウ畑景観はユネスコの世界遺産リストに登録されている。  フランス側には、ミネラルウォーターで知られるエヴィアン=レ=バンなどがある。 【画像】『旅名人ブックス31 ジュネーブとレマン湖地方』 【画像】 Evian(エビアン) ミネラルウォーター 1.5L×12本 [正規輸入品] ノストラダムス関連  『予言集』では以下の箇所で登場している。湖の水害の描写がある一方で、実質的には都市ジュネーヴを指している可能性を指摘されている登場例もある。 詩百篇第1巻47番 詩百篇第2巻73番(未...
  • 詩百篇第8巻67番
    ...rara)、「ファルネーゼ」(Farnese)と解釈した上で、フェラーラ出身の人物がローマ教皇に選ばれる予言と解釈した(*3)。  エリカ・チータムは Par. Car. Nersaf を「パリ」「カルカソンヌ」「フランス」と解釈したが、関連する歴史的経緯の説明ともどもエドガー・レオニからの盗用である(*4)。 同時代的な視点  ルイ・シュロッセ(未作成)はファルネーゼ家出身の教皇パウルス3世が、以前の教皇特使時代からイタリア戦争の調停に取り組んでいたことと解釈した(*5)。  ジャン=ポール・クレベールもファルネーゼ家と関連付け、Par. Car. Nersaf はファルネーゼ家が創設されたばかりのパルマ(PARme)の公爵領を受け継ぎ、枢機卿(CARdinal)も輩出したことと関連付けた。  パウルス3世(世俗名アレッサンドロ・ファルネーゼ)と同じ名を持...
  • Boristhenes
    ...enes(ボリュステネース)に同じ。  なお、元はギリシア語で、フランス語では le Borysthène(ル・ボリステーヌ)となる(*1)。  ボリュステネースはサルマティアの大河で、現在のドニエプル川にあたる。 登場箇所 詩百篇第3巻95番 関連項目 ノストラダムスの大予言・残された希望編 (五島勉の「北の巨人ボリス」とする説について、若干コメントしている) ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 詩百篇第9巻44番
    ...れよ、一人残らずジュネーヴから離れよ。 黄金のサトゥルヌスは鉄に変わるだろう。 レポの反対が全てを滅ぼすだろう。 到来の前に、天が徴を示すだろう。 訳について  この詩については、大乗訳、山根訳と並び、五島勉『ノストラダムスの大予言』シリーズの訳も大きな影響を及ぼしてきた。そこで、それも視野に入れつつ、訳語を検討してゆきたい。  まず、五島訳1行目「逃げよ、逃げよ、すべてのジュネーブから逃げだせ」(*1)は、多くの追随者を生んだ訳だが、全く支持できない。この場合の trestous は「皆」(tous)の強調表現であって、ジュネーヴにかかっているわけではない。  また、五島は逃げ出せと「三回繰り返して警告している」(*2)というが、原文で「逃げ出せ」と訳せるのは2箇所の migrez だけである。「三回」とするのはヘンリー・C・ロバーツの英訳 Leav...
  • 予兆詩第3番
    ...トの牙城であったジュネーブ(未作成)は、攻撃にさらされるのではないかと恐れたからだという(*1)。  ジャン=シャルル・ド・フォンブリュヌは、近未来に起こると想定していた第3次世界大戦におけるスイスの状況と解釈していた(*2)。  ピーター・ローリー(未作成)は近未来にスイスが永世中立国の立場を放棄し、EC(当時)に加盟することになる予言と解釈した(*3)。  ジョン・ホーグは、1555年2月に結成されるカトリック同盟を見通した上で、それがサヴォワ公と手を組んで、ジュネーヴに進軍する予言が書かれているものの外れたのではないかという可能性を示した(*4)。 同時代的な視点  「レマン湖の近く」が湖畔の都市ジュネーヴを指しているのはほぼ疑いのないところであろう。当時のジュネーヴはカルヴァン派の牙城であり、それに対して何かネガティヴな見通しを示しているらしい...
  • ガスコーニュ
    ...。ガロンヌ地方とピレネー地方に挟まれ、現在の県名で言えばジェール県(県都オーシュ(未作成))、ランド県(県都モン・ド・マルサン)、オート・ピレネー県(県都タルブ)およびアリエージュ、オート・ガロンヌ、ロト・エ・ガロンヌ、タルン・エ・ガロンヌ各県の一部を含む(文献によってはガロンヌ県、ピレネー・ザトランティック県の一部を含めるものもある)。  ビスケー湾は別名ガスコーニュ湾とも言う。 歴史  古代ローマ時代にはバスク人の祖先に当たるバスコン人(Vascons)が流入し、バスコニアと呼ばれた。これが転訛したのがガスコーニュの語源である。602年成立のガスコーニュ公国は1036年にアキテーヌ公領に併合され、途中イングランド領時代を経て、百年戦争後にフランス領として確定した。17世紀成立のギュイエンヌ・エ・ガスコーニュ州はフランス革命以前には最大規模の国王直轄地を誇った。 ...
  • パルマ
    ...領となったが、ファルネーゼ家出身の教皇パウルス3世によって、1545年からはピエルルイジ・ファルネーゼ(パウルス3世の息子)が支配するパルマ公国となった(~1731年)。  現在はパルミジャーノ・レッジャーノ生産を含む農畜産業のほか、機械工業、化学工業などがさかんである(*1)。 【画像】 パルミジャーノ・レッジャーノ(36ヶ月熟成100g) ノストラダムス関連  パルマは直接的には『予言集』の以下の詩篇に登場する。 百詩篇第4巻69番(未作成) 百詩篇第4巻78番(未作成) 百詩篇第5巻22番(未作成) 百詩篇第6巻48番 百詩篇第7巻5番(未作成)  また、百詩篇第8巻67番のPAR. をパルマの略と見なす解釈がある。  このほか、パルマ公ピエルルイジ・ファルネーゼ暗殺(1547年)を描いたと推測されている詩篇(百詩篇第3巻30番、百詩篇第...
  • 詩百篇第12巻69番
    ...オバスが近くに ジュネーブ湖からはなれてみえ」(*1)は、ヘンリー・C・ロバーツの英訳のほぼ直訳だが、「みえ」に当たる語は原文にない。  2行目「非常によい準備で混乱がしずまり」は少々疑問。ロバーツの英訳の後半は、return confusion とほぼ逐語訳だが、return を動詞と理解したうえで、「混乱の状態から元に戻る」=「混乱が鎮まる」と訳したものか。  3行目「甥からはなれてスーペルマンに」は不適切。ロバーツの英訳は Far from the nephews of the late Supelman(*2)で、レオニの訳し方とあまり変わらない。  4行目「かれらのすべてが」は、suite が訳に反映されていない。 信奉者側の見解  ジャン=エメ・ド・シャヴィニー(1594年)は、EIOVAS をサヴォワのアナグラムと理解した上で、1589年にサヴォワ公が周到...
  • 詩百篇第10巻11番
    ...軍用荷物を除いてピレネー山脈を越える。 ペルピニャンから公爵がタンドへと駆けるだろう。 訳について  1行目の Ionchere (Jonchere) は、フランス語の一般名詞としては「イグサの生えている場所」 の意味だが、この場合はそれに対応するスペイン語 (La) Junquera (フンケラ) のことと考えられている。ラ・フンケラ(カスティーリャ読み。カタルーニャ読みは「ラ・ジュンケラ」のようだが、当「大事典」管理者はカタルーニャ語には不案内なので、とりあえずカスティーリャ読みをしておく)は、ピレネー山脈のペルチュス峠のスペイン側の地名であり、3行目のピレネーとも整合する。  この読み方はアナトール・ル・ペルチエが最初に示したものである (ル・ペルチエ自身はフランスのジョンシェール(ヴォクリューズ県)という都市名の可能性も示していたが、ミシェル・デュフレーヌやマリ...
  • 百詩篇第3巻95番
    ...法が。 ボリュステネースがまず屈する。 贈り物と弁舌とによって、一層魅力的なるもの。 訳について  山根訳も大乗訳もおおむね問題はない。  ボリュステネースは現在のドニエプル川のことだから、訳の時点でそのように表記しても特に問題はないだろう。  なお、1行目については信奉者の一部だけでなくエドガー・レオニなどまで「モアの法」と訳しているが、その適否については、以下の解説とmorisqueの項を参照のこと。 信奉者側の見解  テオフィル・ド・ガランシエールはイスラームが衰える予言と解釈していたが、20世紀になると、ロルフ・ボズウェルの解釈のようにソビエト連邦崩壊の予言とされることが多くなり、懐疑論者のレオニですら、そうした解釈を好意的に捉えていた。  それによれば、この場合の Moricque は「モール人の」と訳すべきではなく、トマス・モア(Th...
  • エクトール・ド・ノートルダム
    ...ントワネットはアントネート(Anthonete)、トネート(Thonète)など、表記に揺れがある。  アントワネットはマルティーグ島のジャン・モルゲ(Jean Morguet(*3))とカトリーヌ・ド・ベランギエール(Catherine de Bérenguière)という夫婦の娘であったという。カトリーヌはサン=レミとタラスコンに不動産を所有していたようである。  エクトールとアントワネットの間には、一人娘フロリモンドが生まれた(*4)。 関連項目 エクトール・ド・ノートルダム (アントワーヌの子) 名前 コメント
  • 偽ノストラダムス
    ...ため、権威付けのペンネームにすぎなかったものと思われる。  権威付けのペンネームということで言えば、20世紀日本のシーザー・ノストラダムス、ミカエル・ド・セザール(未作成)、ミカエル・ヒロサキ(未作成)、および21世紀アメリカのダニエル=ジョン・エゼキエル・ド・ノストラダムスなども、それに類するとはいえるだろう。  風変わりなのは20世紀末に現れたフランスの女性占い師ローラ・ダムス(未作成)で、彼女は直系の末裔であると主張していた。 名前 コメント
  • 百詩篇第6巻1番
    ... 日本語訳 ピレネー山脈の周囲に大群、 それは新しい王を救うための異邦人たち。 ガロンヌ川のル・マスの大寺院の近くで、 ローマの首領は彼を水の中に囲い込むだろう。 訳について  前半を行にとらわれずに訳すと、「ピレネー山脈の周囲に新しい王を救うための異邦人たちの大群」となる。  4行目はcaindraを craindra (恐れるだろう)と同一視するかどうかで訳が変わる。ここではピーター・ラメジャラーやジャン=ポール・クレベールの読み方に従い、craindraと同一視しなかったが、リチャード・シーバースは同一視して「ローマの首領は水中で(彼を)恐れるだろう」と読んでいる(*1)。  もっとも、「彼」は「新しい王」を指すとしか思えないが、助けを必要とするような人物を「ローマの首領」が恐れるというのは不自然ではないだろうか。  既存の訳についてコメントして...
  • 予兆詩第54番
    ...を指し、2行目はジュネーヴの牧師たちの見解がなんら賛同されなかったことを指すとした。3行目は異端についての認識が新たになったことを指し、4行目はプロテスタントが得た譲歩のことだとした(*3)。 同時代的な視点  「剃髪」はカトリックの聖職者を表すノストラダムスの常用語で、「レマン湖」は当然湖畔の都市ジュネーヴの隠喩だろう。当時のジュネーヴはカルヴァン派の牙城だったので、裏でカルヴァン派が糸を引く陰謀が露見することを描いたものか。 コメントらん 以下のコメント欄はコメントの著作権および削除基準を了解の上でご使用ください。なお、当「大事典」としては、以下に投稿されたコメントの信頼性などをなんら担保するものではありません (当「大事典」管理者である sumaru 自身によって投稿されたコメントを除く)。 綿密に企てられた陰謀を暴くであろう。取り敢えずで人助けをし...
  • 百詩篇第2巻64番
    ... 日本語訳 ジュネーヴの人々は飢えと渇きで干からびるだろう。 近くの希望は消えてしまうだろう。 すぐさまゲベンナの宗教が震えるだろう。 艦隊は大きな港で受け入れられない。 訳について  3行目 sur point は「即座に、すぐに」(immédiatement) を意味する成句(*1)。  Gebenoise はセヴェンヌのラテン語名ゲベンナ (Gebenna) をフランス語式に形容詞化したものと見なされている。この読み方は19世紀のアナトール・ル・ペルチエ以来、ピエール・ブランダムールやリチャード・シーバースまで学識ある論者の間では立場を問わず定説化している。  既存の訳についてコメントしておく。  大乗訳について。  1行目 「ジェノバは飢えとかわきで干あがり」(*2)は不適切。genevois(e) は「ジュネーヴの」であり、「ジェノヴ...
  • ダニエル=ジョン・エゼキエル・ド・ノストラダムス
    ...なので、明らかにペンネームだろう。おそらく英語圏の人物だろうが、当「大事典」でのこの人名のカナ表記は慣例的な表記も取り入れたものとしている。 著書  『百の予言の中の歴史』(History in One Hundred Prophecies) はこの人物の著書のひとつである。Amazon などの書店サイトによれば、2011年2月にクリエイトスペース (Createspace) から刊行されたらしいが、著書自体の著作権関連の記載ページには、刊行年も出版社も明記されていない(これらの情報は表紙などにも記載されていない)。  内容は『ヨハネの黙示録』に現代社会が予言されていたというスタンスで、その第1章から最終章までをピックアップしつつ、解釈している。ペンネームとは裏腹に『ダニエル書』『エゼキエル書』『ノストラダムス予言集』には、ほとんど触れられていない。 ...
  • ジャン・マルコレル
    ...れることもある。ジュネーヴで1554年から1559年の間活動し、1560年から1576年頃までリヨンで活動した(*1)。 ノストラダムス関連  ノストラダムスの著書を出版したことはなかったようだが、アントワーヌ・クレスパンの『1571年6月27日にその姿を目撃された通りの彗星の提示』(1571年)を出版した。 名前 コメント
  • ガブリエル・ノストラデイマス
    ...ないしグループのペンネームだったのではないだろうか。 名前 コメント
  • 上北貴久
    ...道出身の元ファンドマネージャー。北海道大学経済学部卒業(*1)。  著書に『失われた自由市場―日経平均は4000円、ナスダックは840まで下落す』、『官製バブル崩壊』がある。 【画像】『官製バブル崩壊』 ノストラダムス関連  2018年4月に『バブルは80%はじける―ノストラダムスは日本の財政破綻を予言している』を刊行した。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 六行詩5番
    ...の称号を継承していたネーデルラント総督に関わりのある詩としていた(*1)。ちなみに、ガランシエールの解釈が発表されたのは、名誉革命でオレンジ公ウィリアムが即位する20年近く前のことであった。  マリニー・ローズも、ここでの Orange は地名のオランジュと果物のオレンジを引っ掛けたものであるとした。その上で、これは1606年12月にオランジュ公ギヨーム(オラニエ公ウィレム)がコンデ親王の姉のエレオノールと結婚したことの予言としている(*2)。 同時代的な視点  1605年版予言集が偽年代版なのでなく、かつ六行詩集が17世紀初頭に捏造されたものだとすれば、モデルになる事件はそれ以前に求めなければならない。  1581年のネーデルラント北部七州の独立と、そこでのオラニエ公ウィレム1世の活躍などと関わりがあるのではないだろうか。17世紀初頭の北部七州では、まだスペインに...
  • 百詩篇第2巻17番
    ... エルヌからもピレネーの山々からも遠くない。 偉大な導き手は郵便馬車に隠される。 北では河川と交配種のブドウが凍る。 訳について  1行目の vestale は名詞であって、それ自体がウェスタリス(ウェスタに仕える巫女) を指す。ただし、この場合は vierge (乙女) を形容していると見なし、「ウェスタリスの乙女」というような贅語法的な訳にはしなかった。  2行目は前述の校訂の結果に従った。4行目も gettés については gelés とする校訂に従ったが、North を「北では」としたのはブランダムールによる前置詞の補い方に従ったものである。ラメジャラーは「北風によって」と読んでおり、これはこれで説得的ではある。  既存の訳についてコメントしておく。  大乗訳は、問題が多い。  1行目「ベスタ神に仕えたおとめのいる寺の陣は」(*2)は直訳だとそうも...
  • 藤島啓章
    ...筆者たちとの共同ペンネームとして 「泉保也」 を使っており、『ムー』で連載記事を持っている。その単行本化された2巻本の2冊目 『増補版 世界不思議大全II』(学研パブリッシング、2013年) にも、ノストラダムスの項目がある。  しかし、その項目の情報は 「1512年にキリスト教に改宗した」「最初の妻の名は (アドリエットですらなく) アトリエット」「本来の百詩篇集は全1200篇だった」 など、現在の実証的研究では数十年前に廃棄されているような誤った旧説や、それをさらに改変したような情報がほとんどを占めている。  執筆者代表としてその1巻に藤島が寄せた序文では、信奉者寄りの情報を集めたが、捏造の類はしていないと表明している。ノストラダムス情報の誤りにしても、確かに過去にそんなことを主張していた論者たちがいるのは事実なので、捏造しているわけではないだろう。だが、数十年前に否定されて...
  • 志水一夫
    ...フィクション部門ノミネート作品の『UFOの嘘』(データハウス、1990年)、『トンデモ超常学入門』(データハウス、1997年)などがある。  アニメ方面では、「十番街イレギュラーズ」名義で『セーラームーンの秘密』(データハウス、1993年)を執筆しており、偽学位問題でもいくつかの文章(「三井一郎」名義を含む)を執筆してきた。  胃がんのため、55歳で逝去。最後の単著となったのは『トンデモ超常レポート傑作選』(楽工社、2007年)であった。 【画像】『トンデモ超常レポート傑作選』カバー表紙(クリックするとAmazonのページに飛びます) ノストラダムス関連  星雲賞ノンフィクション部門ノミネート作品の『大予言の嘘(未作成)』(データハウス、1991年)は、前半で占いについて、後半で(特に日本の)ノストラダムス解釈者について、懐疑的な視点で分析してい...
  • Fornase
    ...を輩出した名門ファルネーゼ(Farnese)とした(*4)。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • suard
    ...・ローズはバス=ピレネーにあるシュアール(Suhart)のような地名ではないかとした(*5)。 登場箇所 予兆詩第95番(旧85番) 名前 コメント
  • Le Traité des Confitures de Nostradamus (Deveau, 2006)
    ...ルのエートル・エ・コネートル社(Editions Etre Connaître)から出版された。 内容  『化粧品とジャム論』のうち、後半のジャム論の部分の復刻である。綴り字を現代式に直しているが、それ以外は忠実に復刻されている。底本になっているのは1556年リヨン版で、後の版で省かれることもしばしばだった巻末付録のヘルモラウス・バルバルスの書簡も復刻されている。  冒頭にはドヴォーによるルネサンス期のジャムの位置づけに関する紹介と、ノストラダムスの小伝が付けられており、巻末には70語近くの意味を記した用語集が収録されている。 名前 ...
  • バイヨンヌ
    ...流点に位置する。ピレネー=ザトランティック県に属する。  古代ローマ時代の城塞都市に起源を持ち、ラテン語名はラプルドゥム (Lapurdum) である。1199年から長らくイングランド領だったが、1451年にフランスに帰属した。  旧市街やヴォーバンの要塞を含むグランバイヨンヌと、対岸のプチバイヨンヌに分かれる。13世紀から16世紀にかけて建造されたサントマリー大聖堂が、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されている(*1)。 ノストラダムス  百詩篇では以下の詩篇で言及されている。 百詩篇第8巻85番(未作成) 百詩篇第8巻86番 百詩篇第9巻63番(未作成)  また、百詩篇第1巻79番(未作成)に登場する Bay. は、ほかの地名との類推から、バイヨンヌの略であることが定説化している。 Googleマップ 大き...
  • ビゴール
    ...。現在のオート=ピレネー県とある程度重なり、アドゥール川上流の盆地を占めていた(*1)。同県の県庁所在地タルブはビゴールの中心都市でもあり、古くはビゴーラ (Bigorra) とも呼ばれた(*2)。  支配者はめまぐるしく変わったが、1425年から1607年まではフォワ伯領となっていた。1607年以降はフランス王国に編入された(*3)。 ノストラダムス関連  百詩篇では何度か言及されている。地方名なのか、タルブの古称なのか判然としない事例もあるが、以下の詩篇でビゴールに言及されている。 詩百篇第3巻25番(未作成) 詩百篇第4巻76番 詩百篇第4巻79番(未作成) 詩百篇第5巻98番  なお、詩百篇第8巻86番に登場するBihoroをビゴールとひきつける見解もある。 関連地図 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者...
  • 詩百篇第1巻47番
    ...ランシエールは、ジュネーヴで活動したカルヴァンとその後継者の詩としたが、残りは読者の判断にゆだねるとした(*3)。  その後、20世紀までこの詩を解釈した者はいないようである。少なくとも、バルタザール・ギノー、D.D.、テオドール・ブーイ、フランシス・ジロー、ウジェーヌ・バレスト、アナトール・ル・ペルチエ、チャールズ・ウォードの著書には載っていない。  ところが、ジュネーヴに本部を置く国際連盟が1920年に発足したものの、武力制裁の禁止や、全会一致制による意思決定上の問題から、第二次世界大戦勃発を回避できなくなってからは、そのことと関連付ける解釈が次々と現われるようになった。  マックス・ド・フォンブリュヌ(未作成)、エミール・リュイール(未作成)、アンドレ・ラモン、ロルフ・ボズウェル、ヘンリー・C・ロバーツ、ジェイムズ・レイヴァー、エリカ・チータムらは、国際連盟と...
  • 詩百篇第10巻67番
    ...巨蟹宮には火星。アノネーでは その時に卵より大きな雹が降るだろう。 訳について  山根訳は前半は問題ない。3行目「金星も蟹座に 火星は乙女座に」(*1)は、Nonnayの訳し方によってはありえない訳ではない。ただし、前半律(最初の4音節)は Venus aussi なので、そこで一度区切れると見る方が妥当だろう。同4行目に出てくる「雪」は「雹」の誤植だろう。  大乗訳1行目「地震は五月に起こり」(*2)は、 si fort(非常に強い)が全く訳されていない。ヘンリー・C・ロバーツの英訳には so great が含まれている。  同2行目「土星 流星塵 木星 水星は牡牛座に」は、Caperがなぜ「流星塵」になるのか不明。ロバーツの英訳ではそのまま Caper になっている。  同3行目「金星もおなじく かに座 火星はゼロに」も不適切。Nonnay をゼロと訳すのはロ...
  • Nonnay
     Nonnay は都市アノネー(未作成)(Annonay)の語頭音消失。ノストラダムスの専売特許ではなく、中世の歴史家フロワサール、16世紀の神学者テオドール・ド・ベーズ、詩人アグリッパ・ドービニェらも同じ表現を用いていたらしい(*1)。  他の読み方の可能性としては、アナトール・ル・ペルチエが提起し、マリニー・ローズが支持していた「11月」とする読み方(november の語源になったラテン語 nonus が韻を踏むために変形したと見る(*2))や、エドガー・レオニが示していた nonne(修道女)の変形として「処女宮」と読む可能性(*3)などが挙げられる。  なお、ヘンリー・C・ロバーツの訳では「ゼロ」(Zero)になっているが、語学的根拠は不明である(テオフィル・ド・ガランシエールは訳しておらず、説明もしていない)。 登場箇所 詩百篇第10巻67番 ...
  • エノー
    ...火打石採石場、トゥルネーのノートルダム大聖堂、サントル運河のリフト、グラン・オルニュなどの炭鉱遺跡(以上4件は全て世界遺産)といった先史時代から近現代に至る重要な文化財が残っており、文化的にも観光的にも特筆されるべき地域である(*1)。 ノストラダムス関連  ノストラダムス自身がエノーに赴いたことがあるかどうかは分からない。  『予言集』では、詩百篇第2巻50番(未作成)と第4巻19番の2箇所に登場している。いずれでもベルギーの地方名と都市名が並列的に挙げられている。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • セオフィラスの異本
    ...第8巻1番の「ポー、ネー、ロロン」という地名の羅列くらいである(アナグラムをしてナポレオンを導き出す)。  詩百篇で一般的とは到底いえない隠喩の使い方が、五島の紹介する異本の中でだけは立て続くというのは不自然極まりない。 第11巻45番  五島の要約では「王の紋章をおびた鳥たち(つまりワシ)が、ライン川の上を乱舞し、マモンの一党は地にのたうつ」となっている(*11)。  第二次世界大戦の予言として信奉者が解釈している詩には「王家の鳥」が出てくるものがあり(詩百篇第5巻81番)、五島も『ノストラダムスの大予言II』で解釈することになる。  また、「マモンの一党」 は、五島が『大予言』でMammer(詩百篇第6巻49番)の訳語として用いたものである。  要するに、第二次世界大戦やナチスと解釈される既存の詩篇を基にすれば、この程度の予言をもっともらしく作り...
  • 未来予言TV「ノストラダムス」
    ...の冠に使われるのは、ネーミングセンスとしてどうなのかと思えなくもないが、それだけ「予言者」としての知名度が高いということでもあるのだろう。日本の通俗的なノストラダムス像の根強さが垣間見える。 外部リンク 未来予言TV「ノストラダムス」(フジテレビ公式サイト) 名前 コメント
  • トゥーサン・ドメルグ
    ...ドメルグの息子。フルネームについてペルシェはトゥーサン・フランソワ・ドメルグ、ムリナはフォルチュナ・トゥーサン・ドメルグ(Fortuna Toussaint Domergue)としている。  兄ジャン・ジョゼフ・トマ・ドメルグが1762年に独立したのに続き、トゥーサンも遅くとも1769年までには独立していた。兄は1785年には出版事業を辞めていたようだが、トゥーサンはその後19世紀初頭まで継続したらしい。ただし、正確な休止時期は不明で、1810年以前のいつかという程度にしか分からない(*1)。生まれた年からすると、おそらく死亡時期もそのころだろう。 ノストラダムス関連  『予言集』1772年アヴィニョン版を出版した。父フランソワ=ジョゼフが1731年アヴィニョン版を出版して以降、予言集の版が絶えていたため、実に40年以上を隔てての出版となった(詳細不明の1740年版(...
  • 詩百篇第9巻60番
    ...日本語訳 黒いコルネールにてバルバロイの衝突。 血が撒き散らされ、ダルマティアが震える。 大いなるイシュマエルは自らの岬を置くだろう。 カエルたちは震える。ルシタニアの救い。 訳について  1行目 la Cornere noire はひとまずそのまま「黒いコルネール」としたが、意味を成さない。  マリニー・ローズやジャン=ポール・クレベールのように「黒海の金角湾」と意訳すべきか。他方で、Cornette (コルネット帽、コルネット頭巾) と同一視するピーター・ラメジャラーは 「黒い頭巾」(black headdress)と英訳しており、リチャード・シーバースの英訳も同様である。ラメジャラーの場合、コルキュラ・ニグラ(Corcyra Nigra, 黒いコルキュラ)という古称を持っていたコルチュラ島の言葉遊びと見なしており、ダルマティアとの位置関係からすれば、そ...
  • フォワ
     フォワ (Foix /fwa/) はフランス南部、ピレネー山麓に位置するアリエージュ県の県庁所在地。  慣例的に「フォア」とも表記される。 概要  フォワはカロリング期にはフクスム (Fuxum) と綴られていたが、詳細な語源は未詳である(*1)。  アリエージュ川流域に発達したこの都市は、11世紀以降フォワ伯領の首都となったが、のちにベアルン家の領土となった。そしてベアルン家のアンリがフランス王アンリ4世となった1589年に、フランス王国領に組み込まれた(*2)。 ノストラダムス関連  『予言集』では以下の詩に登場しているが、Fois と綴られることもある。ただし、そちらの綴りでの登場箇所の多くは数詞を伴っており、回数などを意味する一般名詞 (fois) であることが明らかで、フォワの意味での用例はそう多くない。 詩百篇第3巻25番(未作成) 詩百篇第5巻100...
  • Pronostication Nouvelle pour L'an mil cinq cens cinquante et huict (s.l.)
    ...トラダムスの名はフルネームで記載されるので、おそらくこの題名は若干の省略を含んでいると考えられる。 所蔵先  現存していない。ジャン・ジョルジュ・テオドール・グレス『稀覯書の宝庫あるいは新書誌事典』(1863年)に唯一の言及がある。ただし、s.l. ni d. in-12o(出版地・出版年の記載のない12折り版)という記載しかなく、詳細は全く不明である(*1)。  ほぼ同じタイトルの暦書はリヨン版とパリ版の存在が知られているので、それらのコピーだったのかもしれない。 名前 コメント
  • ランドリオ
    ...る。  フルネームが示されたことはなかったので詳細は不明だが、メロの書誌研究では該当しそうな人物が1人見付かる。  ピエール・ランドリオ (Pierre Landriot, 1752.7-1821.7.31) である。彼の出版業者としての活動はリオンで1789年から1807年( ?)、ガナで1794年から1795年( ?)、クレルモン・フェランで1798年( ?)から1821年( ?)とされていて、「少なくとも」 1798年から1807年の間は、リオンとクレルモン・フェランでマチュー・ルセ (Mathieu Rousset) と提携していたという(*1)。 ノストラダムス関連  以下の3冊の『予言集』を刊行した。 ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ) ミシェル・ノストラダムスの予言集 (ランドリオ、ルセ) ミシェル・ノストラダムス師の予言集 (ランド...
  • 百詩篇第2巻9番
    ...ォは1537年にジュネーヴに初めて来てから9年間は処罰などがなかったが、1546年のピエール・アモー事件の処罰以来、反対者に強硬姿勢をとるようになったと指摘している(*5)。  カルヴァンが初めてジュネーヴに赴いたのは1536年のことらしいので(*6)、若干のずれはあるのかもしれないが、おおむね当てはまっているといえるかもしれない。  なお、プレヴォは4行目の tué を tuer(殺す)ではなく、ラテン語の tueri から来た言葉で「守られる」などの意味だとし、カルヴァンに比べれば温厚といえたテオドール・ド・ベーズの存在が仄めかされているのではないかとしている。 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 百詩篇第5巻85番
    ...an なのだからジュネーヴと意訳することが許されても、ジェノア(ジェノヴァ)と訳すのは無理である。  山根訳について。  1行目 「スイスとその周辺地域で」(*6)の問題点は大乗訳への指摘と重なる。  3行目「蝟集する海のイナゴとブヨ」は可能である。ただし、(大乗訳の「羽虫」もそうだが) cousin は普通に「イエカ」(家蚊)の意味なので(語源のラテン語 culex は現在ではイエカの学名にも使われている)、あえてブヨだの羽虫だのと訳す必要があるのか、疑問はある。あるいは『出エジプト記』のブヨの害(8章)とイナゴの害(10章)にひきつけようとしたものだろうか。  4行目「ジュネーヴの失敗が暴露されよう」は上で紹介したラメジャラーの読みに近い。 信奉者側の見解  テオフィル・ド・ガランシエールは、この場合のレマンはジュネーヴのことと注記しただけで「残りは更なる解...
  • 詩百篇第8巻
    ... 1 ポー、ネー、オロロンは、血よりも火であろう。 オード川を泳ぎ、大人物が合流点へと逃れるために。 カササギたちは入ることを拒絶されるだろう。 パンプローナ、デュランスはそれらを閉じ込められたままにしておくだろう。 2 コンドンとオーシュとミランド周辺、 私はそれらを取り囲む天からの火を見る。 太陽と火星は獅子宮で合となる。そしてマルマンド、 雷、大きな雹、ガロンヌ川に壁が落ちる。 3 ヴィグランヌとレスヴィエの堅牢な城に、 ナンシーのより若き者は閉じ込められるだろう。 トリノでは最初の者たちが焼かれるだろう、 リヨンが愁嘆によって凍てつくであろう時に。 4 モナコで雄鶏が歓待されるだろう。 フランスの枢機卿が現われるだろう。 教皇特使によってローマ人は欺かれるだろう。 鷲には弱さが、雄鶏には強さが生じるだろう。 ...
  • port
    ...性名詞)。また、ピレネー山脈の峠を指す言葉でもある(*1)。  DMFにも「港、港町」「携帯、郵送料、風采」に類する語義が載っており、ほぼ同じ使い方がされていたことが分かる。  LAF には「携帯」のほか、「縦列行進」(défilé)、「祝賀パーティ」(partie de certaines cérémonies)、「待遇、信用」(faveur, crédit)、「援助」(aide, secours) などの意味が載っている(*2)。 登場箇所  以下の用例のほとんどで、ノストラダムスは普通に「港」の意味で使用していると見なされている。 百詩篇第1巻18番 百詩篇第1巻30番 百詩篇第1巻37番(未作成) 百詩篇第1巻94番 百詩篇第2巻1番 百詩篇第2巻14番 百詩篇第2巻58番 百詩篇第2巻61番 百詩篇第2巻64番 百詩篇第2巻73番(未作成) 百詩篇第3...
  • フィリベール・サラザン
    ...年8月24日にはジュネーヴ市民となっている。後に、ブノワ・ティクシエからジャン・カルヴァン(未作成)の典医の座を引き継ぎ、晩年のカルヴァンの看病に当たった。1567年にプファルツ(未作成)に逗留した際には、選帝侯の典医となったこともあった。 名前 コメント
  • 百詩篇第4巻59番
    ...た夢想家は ジュネーヴの人々にニラの道筋を示すだろう。 訳について  ferveur は現代語では「熱意、熱情」などの比喩的な意味での「熱」を指すが、中期フランス語では chaleur (暑さ、熱) の意味があった(*1)。  2行目 plaines は pleines の綴りの揺れで(*2)、「満ちた、容器一杯に入れた量の」などの意味。  3行目 limer は「磨きをかける、推敲する」などの意味で、中期フランス語でも同じようなものだったが(*3)、古くは「破壊する」(détruire)、「蝕む」(ronger) などの意味があった(*4)。ジャン=ポール・クレベールが étant rasée (取り壊され) と釈義しており、マリニー・ローズも現代語では rasée や detruit に対応すると述べていることから(*5)、当「大事典」も、より古い語義を採用した。...
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