百詩篇第8巻63番

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「百詩篇第8巻63番」で検索した結果

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  • despit
    ...。 登場箇所 百詩篇第8巻63番(未作成) 百詩篇第10巻21番 予兆詩第43番(旧39番) 予兆詩第101番(旧91番) 名前 コメント
  • assommer
    ...巻24番(未作成) 百詩篇第8巻63番(未作成) 百詩篇第9巻2番(未作成) 百詩篇第9巻58番(未作成) 名前 コメント
  • susciter
     susciter は現代フランス語で「(感情などを)引き起こす、出現させる」の意味だが、中期フランス語ではほかに「蘇らせる」(ressusciter)の意味があった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻63番 百詩篇第6巻44番 百詩篇第8巻78番 予兆詩第80番(旧70番) 名前 コメント
  • バイヨンヌ
     バイヨンヌ (Bayonne) は、フランス南西部の河港都市で、アドゥール川とニーヴ川 (Nive) の合流点に位置する。ピレネー=ザトランティック県に属する。  古代ローマ時代の城塞都市に起源を持ち、ラテン語名はラプルドゥム (Lapurdum) である。1199年から長らくイングランド領だったが、1451年にフランスに帰属した。  旧市街やヴォーバンの要塞を含むグランバイヨンヌと、対岸のプチバイヨンヌに分かれる。13世紀から16世紀にかけて建造されたサントマリー大聖堂が、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されている(*1)。 ノストラダムス  百詩篇では以下の詩篇で言及されている。 百詩篇第8巻85番(未作成) 百詩篇第8巻86番 百詩篇第9巻63番(未作成)  また、百詩篇第1巻79番(未作成)に登場する Bay. ...
  • ローヌ川
     ローヌ川(le Rhône)は、スイスのアルプス山脈に発し、フランス南東部を流れて地中海に注ぐ河川。全長812 km、うちスイス領は290 km (レマン湖通過分が72 km)。古代ローマ時代の呼称はロダヌス(Rhodanus)。 流域  アルプス山脈から発し、レマン湖に流入したあと、再び流れ出てフランス領内に入る。東から西へと流れた後、リヨンでソーヌ川と合流して南下し、ヴァランス付近でイゼール川、アヴィニョン付近でデュランス川、ボーケール付近でガルドン川(ガール川)などと合流する。河口付近は肥沃な湿地帯カマルグを形成しており、中世以来、農耕・牧畜などが営まれてきた。なお、カマルグは現在では米作地帯として知られるが、これは20世紀以降のことである(*1)。 ノストラダムス関連  プロヴァンス地方に生まれただけでなく、リヨンの出版業者たちとの結びつきもあったノストラダムスに...
  • ローマ
     ローマ (Roma) はイタリアの首都であり、ローマ・カトリックの総本山であるバチカン市国を内包している。テヴェレ川沿いに発達し、いわゆるローマ七丘周辺に形成された都市である。英語式にはロウム (Rome)、フランス語式にはロム (Rome)。 【画像】 NHK世界遺産100〈第9巻〉ヨーロッパ4 ― ローマ歴史地区(イタリア)ほか 歴史  伝説的な起源としてはトロイアの英雄アエネイスがこの地に移り住み、その子アスカニウスが都市アルバ・ロンガを建てたという。その後、伝説的な諸王を経て、その地のウェスタの巫女と軍神マルスの間に生まれたロムルスによって、現在のローマの礎が築かれたという。ロムルスの建市は紀元前753年のこととされるが、それ以前の王たちの名は、トロイア陥落とされる紀元前1184年との差を埋めるために創出されたものだという(*1)。  その後、ローマ...
  • estainct
     estainctは、現代フランス語の éteint(消えた、絶えた、色褪せた)に同じ。  動詞éteindre(鎮める、灯りなどを消す)の過去分詞でもある。  ジャン=ポール・クレベールは、「驚きで声のでない」状態も意味するとしている(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻42番 百詩篇第4巻35番(未作成) 百詩篇第4巻59番 百詩篇第4巻71番 百詩篇第8巻6番(未作成) 百詩篇第8巻28番 百詩篇第9巻11番 百詩篇第10巻6番 百詩篇第10巻12番(未作成) ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • フランス革命期の偽の百詩篇
     ここでは『予言集』偽サロン版に収録された偽の詩篇を扱う。1800年頃に出版された偽サロン版は、他の版とは大きく異なる多くの詩篇を含んでいる。それらは第一共和政(1792年 - 1804年)の頃に起こった事件をモデルとして偽作されたものに過ぎない。特殊な偽作のため、後の版にもほとんど引き継がれることはなかった。 百詩篇第5巻77番 Le noir qu aura de tous les Saints le nom, Conquestera l Isle Saint Dominique; Le blanc qu accourt au bruit de son renom. Le sousmettra à la grand République. 全ての聖人たちの名を持つであろう黒人が 聖なる安息日の島を占領するだろう。 その名声の騒ぎに駆けつける白人は 彼を偉大...
  • イングランド
     イングランド(England) は英国、グレートブリテン島の南半分ほどのうち、南西部(ウェールズ)を除いた地域名。イングランドは「アングル人の土地、国」の意味であり、フランス語名アングルテル(Angleterre)も同じである。  かつてイングランド王国であったが、ウェールズ(1536年)、スコットランド(1709年)、アイルランド(1800年)を併合し、大英帝国を築いた(アイルランドのうち、北アイルランド以外はのちに独立)。  16世紀はチューダー朝(1485年 - 1603年)の時代で、第2代ヘンリー8世が英国国教会を樹立し、カトリック修道会などを弾圧したり、逆にメアリー1世のカトリック回帰が国内に混乱をもたらすなどの動揺があった。また、フランスともカレーをはじめとする大陸の拠点をめぐって争っていた。世紀後半のエリザベス1世の治世は政治的にはイングランド絶対主義の、文化的に...
  • port
     port は現代フランス語では「港、港町」「携帯、郵送料、風采」の意味(どちらも男性名詞)。また、ピレネー山脈の峠を指す言葉でもある(*1)。  DMFにも「港、港町」「携帯、郵送料、風采」に類する語義が載っており、ほぼ同じ使い方がされていたことが分かる。  LAF には「携帯」のほか、「縦列行進」(défilé)、「祝賀パーティ」(partie de certaines cérémonies)、「待遇、信用」(faveur, crédit)、「援助」(aide, secours) などの意味が載っている(*2)。 登場箇所  以下の用例のほとんどで、ノストラダムスは普通に「港」の意味で使用していると見なされている。 百詩篇第1巻18番 百詩篇第1巻30番 百詩篇第1巻37番(未作成) 百詩篇第1巻94番 百詩篇第2巻1番 百詩篇第2巻14番 百詩篇第2巻58番 百...
  • faillir
     faillir は現代フランス語では「危うく~する」の意味。辞書によっては古い意味ないし文語表現として「過ちを犯す」「破産する」「欠ける」「衰える」「終わる、尽き果てる」などの意味を載せているものもある(*1)。  DMF には「欠ける」(manquer, faire défaut)、「しくじる」(se tromper, tomber en faute)、「終わる」(finir, prendre fin)などの意味が載っており、非人称では falloir と同じ意味があった(*2)。 登場箇所 百詩篇第1巻6番 百詩篇第1巻73番(未作成) 百詩篇第3巻42番 百詩篇第3巻95番 百詩篇第4巻45番(未作成) 百詩篇第4巻97番 百詩篇第4巻98番(未作成) 百詩篇第4巻100番 百詩篇第5巻15番(未作成) 百詩篇第5巻17番(未作成) 百詩篇第5巻57番 百詩篇第5巻5...
  • ノストラダムス予言の学術的研究による分類
    文学的・歴史学的見地による予言詩の索引  ノストラダムス予言については、文学的・歴史学的に様々な出典が指摘されるようになっている。  このページでは、そうしたノストラダムスが使ったと思われる情報源ごとに、主だった予言を整理しておきたい。  そうした論者の間でも必ずしも解釈が一致したものばかりではないので、ここでは西洋古典、歴史、文学などに造詣が深く、比較的信頼性が高いと思われるピエール・ブランダムール、ロジェ・プレヴォ、ジャン=ポール・クレベール、ピーター・ラメジャラー(転向後)、高田勇・伊藤進らの見解を特に参考にした。 古代ギリシア・ローマ スエトニウス 『ローマ皇帝伝』 百詩篇第1巻100番 「・・・長いあいだ空に灰色の鳥が見られるだろう・・・嘴に青々とした小枝をくわえた姿で。まもなく偉人が死に・・・」 百詩篇第4巻55番 「カラスが煉瓦で組み上げられた塔の上に...
  • ヴェネツィア
     ヴェネツィア (Venezia) はイタリア、ヴェネト州の州都にしてヴェネツィア県の県庁所在地。英語名はヴェニス (Venice)、フランス語名はヴニーズ (Venise)。  文献によって若干の数の違いはあるものの、122の島、400の橋、176の運河を持つ「水の都」であり、ヴェネト潟湖に発達したその独自の都市景観は、「ヴェネツィアとその潟」として、世界遺産に登録されている。世界文化遺産に登録されるためには6つの基準のうち、少なくとも1つを満たす必要があるが、ヴェネツィアは6項目すべてを満たす数少ない文化遺産である。 【画像】 DVD 『世界ふれあい街歩き イタリア ベネチア』 歴史  古称はウェネティア (Venetia)。もともとはロンゴバルド王国の侵攻から逃れたパドウァ人が小島に住み着いたのが最初だといわれる。828年にはエジプトのアレキサンドリアから福音...
  • fulgure
     エドガー・レオニやアナトール・ル・ペルチエは、ラテン語の fulgur の派生語と見て「稲妻」と訳していた(*1)。  もっとも、古フランス語には「雷」の意味を持つ fulgure という語が存在していた(*2)。 登場箇所 百詩篇第1巻65番 百詩篇第2巻16番(未作成) 百詩篇第8巻6番(未作成)  予兆詩第59番に登場する fulg. がこれの略だろうということには、特に異論がない。 名前 コメント
  • 百詩篇第4巻33番
    原文 Iuppiter ioint plus Venus qu à1 la Lune2 Apparoissant de plenitude blanche Venus3 cachée4 soubs la blancheur Neptune, De Mars5 frappé6 par7 la granée8 branche9. 異文 (1) qu à qu a 1649Ca 1650Le 1668A, quà 1650Ri (2) Lune lune 1665 (3) Venus Venu 1597 1600 1610 1716 (4) cachée caché 1588-89 1589PV (5) Mars mars 1627 (6) frappé frappée 1557U 1557B 1568 1597 1600 1605 1610 ...
  • Sol
     Sol はフランス語の一般名詞としては「土壌、地質」「ソル(昔の貨幣単位)」「(音階の)ソ」などの意味。  ラテン語では「太陽、太陽神」「昼」「太陽の光・熱」などの意味(*1)。  ノストラダムスは、ラテン語からの借用かフランス語 soleil (太陽)の語尾音省略かはともかくとして、Sol を「太陽」の意味で使うことが多くあった。これは論者の立場に関わらず、広く支持されている。 登場箇所 百詩篇第1巻38番(未作成) 百詩篇第1巻57番 百詩篇第2巻35番 百詩篇第4巻28番 百詩篇第4巻29番 百詩篇第4巻30番 百詩篇第4巻84番 百詩篇第4巻86番 百詩篇第5巻11番 百詩篇第5巻25番 百詩篇第5巻27番 百詩篇第5巻53番 百詩篇第5巻62番 百詩篇第5巻66番 百詩篇第6巻35番 百詩篇第6巻52番(未作成) 百詩篇第6巻58番(未作成) 百詩篇第6巻98番...
  • pille
     pille は中期フランス語で pillage(略奪)の意味。これはラブレーの作品などにも使用例がある。ほかに butin(略奪品、戦利品)の意味もあった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻30番 百詩篇第1巻92番 百詩篇第2巻83番(未作成) 百詩篇第5巻30番 百詩篇第7巻10番(未作成) 百詩篇第8巻83番 百詩篇第9巻61番(未作成) 百詩篇第10巻87番(未作成) 予兆詩第20番(旧18番) 予兆詩第22番(旧20番) 予兆詩第38番(旧34番) 予兆詩第139番(旧129番) 名前 コメント
  • classe
     いくつかの意味がある。 現代フランス語のclasseと同じ。「階級、クラス」。 ラテン語classis に遡る意味。ラテン語では「階級」以外に「陸軍、艦隊、船団」等の意味もあった。この用法はアナトール・ル・ペルチエ以来、信奉者側、実証側を問わず多くの論者が認めている。 百詩篇第1巻35番に限っては、ギリシャ語のklasis(傷、裂け目)の音訳とされることがある。アナトール・ル・ペルチエ以来、信奉者側では好んで採用されてきた用法だが、実証側では支持されているとはいえない。 登場箇所 百詩篇第1巻9番(未作成) 百詩篇第1巻35番 百詩篇第1巻73番(未作成) 百詩篇第1巻75番(未作成) 百詩篇第1巻77番(未作成) 百詩篇第1巻90番(未作成) 百詩篇第2巻5番 百詩篇第2巻22番 百詩篇第2巻59番 百詩篇第2巻60番 百詩篇第2巻64番 百詩篇第2巻86番(未作成) 百詩篇第2...
  • cape
     cape は、中期フランス語で「フード付の服」「位階を示す聖職者の服」などの意味(*1)。  cappe はピエール・ブランダムールも cape(袖なし外套、ケープ)としているので(*2)、同じと思われる。エドガー・レオニは古フランス語で「フード」の意味とする(*3)。 登場箇所 百詩篇第2巻69番(未作成) 百詩篇第4巻11番 百詩篇第5巻78番(未作成) 百詩篇第8巻19番(未作成) 百詩篇第9巻26番 予兆詩第12番(旧13番) 予兆詩第86番(旧76番) 名前 コメント
  • イスタンブル
     イスタンブル (Istanbul, イスタンブール) はトルコの首都アンカラをしのぐ同国最大の都市である。イスタンブル州の州都で、ボスポラス海峡の入り口に位置している。ビュザンティオン、ビュザンティウム、コンスタンティノポリス (コンスタンティノープル) など、時代ごとに様々な名前で呼ばれてきた。 歴史  紀元前7世紀に古代ギリシアの都市国家メガラの植民都市として建設された。メガラのビュザスが建設したことからビュザンティオンと名づけられたとも言われる。その後、スパルタ、アテネ、マケドニアなどに領有権が移った。これは交易と軍事の両面で利用価値の高い場所に位置していたためである。  2世紀にローマ帝国の領土となると、ローマ式にビュザンティウムと呼ばれるようになった。4世紀にはここに遷都した皇帝コンスタンティヌスが自らの名前を冠してコンスタンティノポリスと改名した。  ローマ帝国分...
  • パルマ
     パルマ(Parma)はイタリア北部、エミリア=ロマーニャ州パルマ県の県庁所在地。パルミジャーノ・レッジャーノ(いわゆるパルメザンチーズ)の産地として有名である。フランス語ではパルム(Parme)で、スタンダールの小説『パルムの僧院』でも知られている。 【画像】『パルムの僧院』(上) 岩波文庫 概要  エミリア街道上の交通の要衝に位置したパルマは、紀元前525年頃に建設されたエトルリア人都市に起源を持つとされる。紀元前183年にローマの支配下に入った。中世には「自由都市」となったが、その凋落後は次々と支配者が交代した。1513年に教皇領となったが、ファルネーゼ家出身の教皇パウルス3世によって、1545年からはピエルルイジ・ファルネーゼ(パウルス3世の息子)が支配するパルマ公国となった(~1731年)。  現在はパルミジャーノ・レッジャーノ生産を含む農畜産業のほ...
  • dresser
     現代フランス語では「立てる」「建てる」「従える」などの意味。  16世紀の用法としては、「指導する」「立て直す」などの意味もあった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻45番(未作成) 百詩篇第1巻57番 百詩篇第1巻77番(未作成) 百詩篇第2巻63番(未作成) 百詩篇第3巻26番(未作成) 百詩篇第3巻43番(未作成) 百詩篇第3巻61番(未作成) 百詩篇第5巻51番(未作成) 百詩篇第5巻69番 百詩篇第6巻12番 百詩篇第6巻79番(未作成) 百詩篇第7巻29番 百詩篇第7巻32番 百詩篇第9巻10番(未作成) 百詩篇第9巻66番(未作成) 予兆詩第15番 予兆詩第38番(旧34番) 予兆詩第148番(旧137番) 名前 ...
  • hierarchie
     現代フランス語の hiérarchie は「階級」「位階制度」などの意味である。しかし、ピエール・ブランダムールは、語源的に「聖職者の権力」を意味する語で、ノストラダムスは「教会」や「教会の権力」を意味するものとして使っていると注記している(*1)。ベルナール・シュヴィニャールやブリューノ・プテ=ジラールもそうした読み方を支持している(*2)。 登場箇所 hierarchie 百詩篇第2巻69番(未作成) 百詩篇第4巻50番 百詩篇第6巻25番 百詩篇第6巻57番(未作成) 百詩篇第8巻53番(未作成) 予兆詩第28番(旧25番) hierarchique 予兆詩第51番(旧47番) 名前 ...
  • 百詩篇第4巻28番
    原文 Lors que1 Venus2 du3 sol4 sera couuert, Souz5 l esplendeur6 sera forme7 occulte, Mercure au feu les aura descouuert8 Par bruit bellique9 sera mis a l insulte10. 異文 (1) Lors que Lorsque 1712Guy (2) Venus venus 1572Cr (3) du de 1572Cr (4) sol 1555 1572Cr 1588-89 1627 1650Ri 1840 Sol T.A.Eds. (5) Souz Subs 1611A, Sus 1611B 1660 (6) l esplendeur la splendeur 1572Cr 1589Me 1...
  • heur
     heur は「幸運」を意味する古語(*1)。DFEにも「幸運」(hap, lucke, fortune, chance)とある。  もともとこの語は後期ラテン語で「運命、運勢」を意味する agurium を語源とし、中世には eür と aür などと綴られた。これは heure の古形 eure と区別するために語頭に h- を付加するようになったものだという(*2)。  この語から派生したのが bonheur(幸運、幸福)、malheur(不幸)である。 ノストラダムス関連  詩百篇集ではいずれも幸運の意味でつかわれている。bon heurは初出では2語の形でしか出てこない。malheurはその形容詞形も含めて1語で頻出する。 登場箇所 詩百篇第4巻20番(未作成) "heur d’estre..." 詩百篇第5巻26番(未作成) &...
  • 百詩篇断片・7番
    シャストゥイユが伝えた百詩篇 7番 原文 Dedans Tolose se faira l’assamblée1 Trois fois seront deschasés2 de leur fort Apparans ... maison accablée. ( ... ) 異文 (1) l’assamblée lassamblèe (Ruzo 1975), l’assamblèe (Ruzo 1982) (2) deschasés deschassés (Ruzo) 日本語訳 トゥールーズで集会がもたれるだろう。 彼らは三度、その砦から追い出されるだろう。 〔・・・〕 が明らかになり、邸宅が押し潰される。 〔・・・〕 訳について  3行目は2音節分の欠落がある。仮に百詩篇正篇の多くの詩と同じように4音節目で区切れるのだとしたら、前半律と...
  • enorme
     enorme は「莫大な、広大な」などの意味だが、中期フランス語では「忌まわしい、厭わしい」(abominable)などの意味もあった(*1)。 登場箇所 百詩篇第6巻95番(未作成) 百詩篇第8巻72番(未作成) 百詩篇第10巻10番 百詩篇第10巻61番(未作成) 六行詩34番 名前 コメント
  • lascher
     lascher は現代フランス語の lâcher (緩める、放す、不意に発する) にあたる。中期フランス語でも同じような意味であった(*1)。ただし、LAFだと、より古い語形 laschier の意味として、se retirer (引退する、退却する)、s abstenir (控える、断つ)、se fatiguer (苦労する、疲れる)、faiblir (衰弱する、崩れる)などの意味が載っている(*2)。 登場箇所  名詞形や過去分詞を含む。 百詩篇第4巻7番 百詩篇第5巻8番 百詩篇第5巻28番(未作成) 百詩篇第5巻80番(未作成) 百詩篇第8巻76番 百詩篇第9巻62番 予兆詩第145番(旧134番) 六行詩3番 コメントらん 以下のコメント欄はコメントの著作権および削除基準を了解の上でご使用ください。なお、当「大事典」としては、以下に投稿されたコメントの信頼性...
  • pique
     pique は現代フランス語では女性名詞として「槍、楊枝」「ちょっとした仲たがい、皮肉」など、男性名詞として「(トランプの)スペード」の意味がある。  DMFには「仲たがい、諍い」(brouille) などの意味も載っており、DFEには「討論」(debate)、「不和」(quarrel)、「怨恨」(grudge)などの意味も見られる。  ピエール・ブランダムールはさらに強く「戦争」(guerre)、「攻撃」(attaque)などの意味も与えている(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻28番 百詩篇第3巻7番(未作成) 百詩篇第3巻30番 百詩篇第4巻81番(未作成) 百詩篇第5巻1番 百詩篇第6巻56番(未作成) 百詩篇第7巻37番 百詩篇第8巻11番(未作成) 百詩篇第10巻27番 百詩篇第10巻61番(未作成) 六行詩26番 ...
  • remort
     remort は中期フランス語では「傷」(blessure)、「引き裂き、破れ」(déchirement)の意味(*1)。ピエール・ブランダムールはエドモン・ユゲの語釈を引きつつ、「持続する痛み、ぶり返す痛み」の意味とし、「遺恨、ルサンチマン」(ressentiment) と釈義した。その一方、現代語の remords (「後悔」「良心の呵責」。古くは remors と綴った) と同じ意味もあったとしている(*2)。 登場箇所 百詩篇第1巻94番 百詩篇第8巻73番(未作成) 百詩篇第8巻87番(未作成) 百詩篇第9巻8番(未作成)  なお、予兆詩第144番(旧133番)には、remords が登場する。もっとも、その初出であった『1567年向けの暦』の現存が確認できないだけに、本来どのように綴られていたのかは確定させがたい。 ...
  • ラティウム
     ラティウム (Latium) は古代ローマの地域名。イタリア半島中部のテヴェレ川流域で、アペニン山脈とティレニア海との間にある。時代ごとに徐々にその範囲は拡大していった。現在はローマを州都とするラツィオ州がこれに対応する(*1)。 ノストラダムス関連  『予言集』での登場箇所は地名以外に民族名(ラティウム人)の場合がある。綴りはいずれも latin(e)(s) である。 百詩篇第1巻83番(未作成) 百詩篇第2巻5番 百詩篇第5巻21番(未作成) 百詩篇第5巻50番(未作成) 百詩篇第5巻63番(未作成) 百詩篇第9巻70番(未作成) 百詩篇第10巻59番(未作成) 予兆詩第21番(旧19番) 名前 ...
  • ヒエラルキア
     ヒエラルキア (Hierarchia) はラテン語の単語。英語式にはハイアラーキ (hierarchy)、フランス語式にはイエラルシー (Hiérarchie)、ドイツ語ではヒエラルヒー (Hierarchie)で、日本語では慣例的にヒエラルキーとも呼ばれる。  現在では「階級制」「階層制」などを示す一般的な名詞であり、社会科学においてピラミッド型の権力構造を指す時には「階統制」と訳される(*1)。  しかし、ラテン語の本来の意味は「神聖なものの統治」を意味し、5世紀頃の著作と見なされるディオニュシオス偽書における「天上の位階」「地上の位階」についての使用例が初期のものとして挙げられるという。ローマ・カトリック教会においては、叙階や統治権の位階を指す用語として使われる(*2)。 登場箇所  ノストラダムス『予言集』では以下の登場例がある。 hierarchie ...
  • pache
     pache は中期フランス語では「協定、協約」(accord, pacte)の意味で(*1)、DFEにも bargain, contract, accord, capitulation, agreement, couenant (covenant), condition agreed on など、約束やその合意事項を意味する英訳が並んでいる。  マリニー・ローズは古いフランス語で「約定」(convention)、「合意」(accord)の意味で、サヴォワ地方の方言として現存していると述べている(*2)。エドガー・レオニは同じく古フランス語としているが「平和」という語義も加えている(*3)。ピーター・ラメジャラーは、ラテン語のpax(平和)から来た語と見ていた(*4)。  アナトール・ル・ペルチエは、トルコの太守(Pasha)の可能性も示していた。 登場箇所 百詩篇第...
  • 百詩篇第4巻18番
    原文 Des1 plus letrés2 dessus les faits3 celestes4 Seront par princes5 ignorants reprouués6 Punis d Edit7, chassés, comme8 scelestes9, Et mis à mort la ou10 seront trouués. 異文 (1) Des plus Les plus 1672 (2) letrés lettrés 1557B 1568C 1568I, lettrez 1588-89 1589PV 1597 1600 1605 1610 1611 1620PD 1628 1644 1649Xa 1649Ca 1650Le 1653 1660 1668 1716 1772Ri, lettez 1665, Lettrez 1672 (3) fa...
  • シエーナ
     シエーナ(Siena, シエナ)は、イタリア、トスカーナ州シエーナ県の県庁所在地である。フランス名はシエンヌ(Sienne)。ローマの北西約230 km、フィレンツェの南方約50 km に位置する。 概要  エトルリア人が築いた古代都市に由来し、古代ローマ時代の名称はサエナ・ユリア(Saena Julia)であった。  中世にゲルフ(教皇派)とギベリン(皇帝派)が争った時期には、フィレンツェと争いを繰り広げた。この争いの時期はシエーナの全盛期でもあり、絵画ではシエーナ派が現れた。また、神秘主義の面で特筆すべき2人の聖人、聖女カテリーナ(1347年 - 1380年)と聖ベルナルディーノ(1380年 - 1444年)を輩出した都市でもある。  カンポ広場を中心に残る美しい中世建造物群は、「シエーナ歴史地区」の名でユネスコ世界遺産リストに登録されている。  現...
  • ヴィチェンツァ
     ヴィチェンツァ (Vicenza) は北イタリア、ヴェネト州ヴィチェンツァ県の県庁所在地。 概要  古代ローマの植民都市を起源とし、当初の名前はウィケティア (Vicetia) といった。15世紀初頭以降、ヴェネツィア共和国領となり、18世紀末以降、一時オーストリア領となった。  ヴェネツィア共和国時代、特にアンドレーア・パッラーディオ (1508年 - 1580年) の活動期に建築・芸術の面で大いに栄え、「陸のヴェネツィア」 の異名をとった。パッラーディオが生まれ変わらせたヴィチェンツァ市街は、ユネスコの世界遺産リストに登録されている(*1) ノストラダムス関連  ノストラダムス自身はイタリア小旅行の際に立ち寄っていたとしてもおかしくはないが、直接的な記録はないようである。  『予言集』では、以下の3篇に登場している。ノストラダムスはこの町のことをヴィサンス (Vi...
  • inhabité
     inhabité は現代フランス語では 「人が住んでいない」 を意味する単語。habité に否定の接頭辞 in- がついているということである。  ところが、ラテン語には 「住む」 を意味する inhabito という動詞があり、中期フランス語にもその意味の inhabiter という動詞があった(*1)。その過去分詞は inhabité となり、「人に住まわれていない」 という現代フランス語とは正反対の意味を導ける。  その結果、DFEのinhabité の訳語には、unhabited とinhabited という正反対の英訳が併記されている。どちらで読むべきかは文脈を踏まえて判断する必要がある。 ノストラダムス関連  『予言集』での登場箇所は以下の3箇所だが、第7巻の2箇所はいずれも「人が住まない」の意味に理解しないと意味が通らない。 百詩篇第1巻63番 百詩...
  • recouvrer
     recouvrer は現代語では「取り戻す」「(税や借金を)取り立てる」などの意味。  中期フランス語では、ほかに 「見出す、得る」(trouver, obtain, se procurer)、「発見する、出くわす」(découvrir, rencontrer)、「解放する」(délivrer, libérer)、「修繕する」(réparer)、「もう一度打つ」(frapper de nouveau) などの意味があった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻94番 百詩篇第5巻29番 百詩篇第8巻54番(未作成)  ほかに、シャストゥイユが伝えた百詩篇の3番目の詩でも使用例がある。 名前 ...
  • Selin
     Selin は現代フランス語式に読めば「スラン」。綴り字記号を補えば「セラン」(sélin)で、フランス語の一般名詞としては「はまぜり(浜芹)」の意味。  しかし、ノストラダムスの用語としては、月の女神セレネ(Sélènê)の派生語、つまりはギリシャ語に由来する「月」の関連語とされることが多い。名詞的に捉える場合(エドガー・レオニなど)と形容詞的に捉える場合(ベルナール・シュヴィニャール)があり、後者の場合、女性形Selineに対応する男性形とされる。  フランス王アンリ2世はディアーヌ・ド・ポワチエを溺愛し、彼女の名前ディアーヌ(月の女神)に因んだものか、自分の紋章にも三日月の意匠を取りいれていた。このことから、エドガー・レオニ、ピエール・ブランダムール、ロジェ・プレヴォらは、特に「偉大なスラン」(le grand Selin)や「シラン・スラン」(Chyren Sel...
  • prelature
     現代フランス語の prélature は、高位聖職者の地位や、総称としての高位聖職者のこと。DAF や DMF には14世紀のフランス語として、上2つの意味のほか、prééminence(優位)という意味が載っている(*1)。LAF は prééminence と supériorité en général(一般的に優位にあること)の2つを挙げている。 登場箇所 百詩篇第8巻93番(未作成) 百詩篇第9巻21番(未作成) 予兆詩第25番(旧23番) 名前 コメント
  • ヴェローナ
     ヴェローナ (Verona) は北イタリア、ヴェネト州ヴェローナ県の県庁所在地。フランス式にはヴェローヌ (Vérone)。 【画像】 『パズルの超達人EX検定ゴールド (世界風景) 恋の街 ヴェローナ-イタリア』 概要  アーディジェ川が大きく湾曲した場所に発達し、旧市街はさながら古代ローマ時代から交通の要衝として栄え、中世にはスカラ家、ヴィスコンティ家の支配を受けたあと、15世紀からヴェネツィア共和国領となった。イタリアへの併合は1866年のことである。  町には古代ローマ時代の円形劇場から中世・近世の城塞・教会など、数多くの歴史的建造物群が残されている。また、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』のモデルとなった出来事のあった町でもあり、モデルとなった女性ジュリエッタの墓があることでも知られる(*1)。 ノストラダムス関連  ノストラダムス自...
  • 百詩篇第3巻76番
    原文 En Germanie1 naistront2 diuerses sectes3, S approchans4 fort de l heureux5 paganisme6, Le cueur7 captif petites receptes, Feront retour à payer8 le vray disme9. 異文 (1) Germanie germanie 1589PV 1600, Germaine 1611B, Germanies 1653 1665 (2) naistront naistrant 1668A (3) sectes Sectes 1672 1712Guy (4) S approchans 1555 1627 1644 1650Ri 1840 S approchant T.A.Eds. (sauf Approc...
  • frofaim
     意味が確定されているとはいえない語。以下のような可能性が指摘されている。 froid, faim(寒さ、飢え)の誤記と見る。ピーター・ラメジャラーが提案した。実際、この2語は百詩篇第5巻63番(未作成)(froid, faim)、百詩篇第7巻34番(faim, froid)などでも並列的に扱われている。 froment-faim(「小麦の欠乏」を意味する造語)と見る。エドガー・レオニが提示し、ブリューノ・プテ=ジラールも疑問符付きながら一応支持していた。 forfaim と見る。ジャン=ポール・クレベールは、ノストラダムスの同時代人エチエンヌ・パーキエが「飲む」(boire)の強調として forboire という造語を用いていたことを紹介しつつ、forfaim とは「極度の飢え」のことだとする。マリニー・ローズもほぼ同じ見解、forfaim を fort faim の略と見なすミシェ...
  • ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (アントワーヌ・ベソン)
     『ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集』(Les Vraies Centuries et Prophéties de Maistre Michel Nostradamus)は、リヨンのアントワーヌ・ベソンによっても出版された。 【画像】ベソン版の扉 (*1) 正式名 LES VRAYES CENTURIES ET PROPHETIES DE MAISTRE MICHEL NOSTRADAMUS. Où se void representé tout ce qui s est passé, tant en France, Espagne, Italie, Allemagne, Angleterre, qu autres parties du Monde. Revûës corrigées suivant les premieres Editions i...
  • gouffre
     gouffre は現代フランス語では「淵、深淵」の意味しかない語である。  しかし、中期フランス語では「湾」と「深淵」の双方の意味になった(*1)。DALFには「淵」の意味しかないが、DMFによると、どうもイタリア語の golfo との混同がある時期に起こっていたようである。DMFには「深淵、断崖、渦巻」(abîme, précipice, tourbillon)と「湾」(golfe, baie)の意味が載っている(*2)。 登場箇所  『予言集』では以下の詩篇に登場する。なお、goulphre などの綴りの揺れが見られる。 百詩篇第5巻84番 百詩篇第6巻44番 百詩篇第8巻84番(未作成) 百詩篇第9巻16番 百詩篇第9巻28番(未作成) 百詩篇第9巻30番 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • 詩百篇第8巻23番
    詩百篇第8巻 23番* 原文 Lettres trouuees1 de la royne2 les coffres3, Point de subscrit sans aucun4 nom5 d hauteur6 Par la police7 seront cachez8 les offres9, Qu on ne10 scaura qui sera l amateur11. 異文 (1) trouuees treuuees 1627Ma 1627Di (2) royne 1568 1590Ro 1840 Royne T.A.Eds. (sauf Reyne 1649Xa 1653AB 1665Ba, Reine 1720To) (3) coffres Coffres 1672Ga (4) aucun aucuns 1610Po (5) no...
  • parfin
     parfin は中期フランス語で「終焉、成就」(fin, achèvement) を意味する語であり、成句 à la parfin は現代語の à la fin と同じく、「ついには、結局は」の意味である(*1)。 登場箇所 百詩篇第5巻38番 百詩篇第8巻82番(未作成) 名前 コメント
  • ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ダニエル・ヴィンケエルマンス、1667年)
     『ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集』(Les Vraies Centuries et Prophéties de Maistre Michel Nostradamus)は、1667年にアムステルダムのダニエル・ヴィンケエルマンスによっても出版された。 【画像】1667年アムステルダム版の扉(*1) 正式名 LES VRAYES CENTURIES ET PROPHETIES DE MAISTRE MICHEL NOSTRADAMUS.Où l on void representé tout ce qui s est passé tant en France, Espagne, Italie, Alemagne, Angleterre, qu aux autres parties du Monde. Reveuës corrigées suivant...
  • 百詩篇第3巻49番
    原文 Regne Gauloys tu seras bien changé En lieu estrange1 est translaté l empire2 En autres meurs, loys3 seras4 rangé Rouan5 Chartres6 te feront7 bien du pire. 異文 (1) En lieu estrange En lieu 1665 (2) est translaté l empire est translaté l Empire 1557B 1627 1650Le 1665 1668 1672 1716, l Empire est translaté 1589PV, l Empire translaté 1649Ca (3) meurs, loys mœurs loix 1557U ...
  • ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集 (ジャン・ヴォルケ、1689年)
     ケルンの出版業者ジャン・ヴォルケは、『ミシェル・ノストラダムス師の真の百詩篇集と予言集』を1689年に出版した。現ドイツ領内で出版された18世紀以前の『予言集』は、この1冊だけである。 【画像】第一部の扉(*1) 正式名 第一部 Les Vrayes Centuries et Propheties de Maistre Michel Nostradamus,Où se void representé tout ce, qui s est passé, tant en France, Espagne, Italie, Alemagne, Angleterre, qu autres parties du monde. Revëues corrigées suivant les Editions imprimées à Lyon l an 1644. à Am...
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