百詩篇第9巻25番

ノストラダムス wiki : ノストラダムスの大事典内検索 / 「百詩篇第9巻25番」で検索した結果

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  • Iceluy
    ...作成) icelle百詩篇第9巻25番(未作成) iceux百詩篇第12巻56番 予兆詩第26番(旧24番)(異文として) 名前 コメント
  • Sol
     Sol はフランス語の一般名詞としては「土壌、地質」「ソル(昔の貨幣単位)」「(音階の)ソ」などの意味。  ラテン語では「太陽、太陽神」「昼」「太陽の光・熱」などの意味(*1)。  ノストラダムスは、ラテン語からの借用かフランス語 soleil (太陽)の語尾音省略かはともかくとして、Sol を「太陽」の意味で使うことが多くあった。これは論者の立場に関わらず、広く支持されている。 登場箇所 百詩篇第1巻38番(未作成) 百詩篇第1巻57番 百詩篇第2巻35番 百詩篇第4巻28番 百詩篇第4巻29番 百詩篇第4巻30番 百詩篇第4巻84番 百詩篇第4巻86番 百詩篇第5巻11番 百詩篇第5巻25番 百詩篇第5巻27番 百詩篇第5巻53番 百詩篇第5巻62番 百詩篇第5巻66番 百詩篇第6巻35番 百詩篇第6巻52番(未作成) 百詩篇第6巻58番(未作成) 百詩篇第6巻98番...
  • ローヌ川
     ローヌ川(le Rhône)は、スイスのアルプス山脈に発し、フランス南東部を流れて地中海に注ぐ河川。全長812 km、うちスイス領は290 km (レマン湖通過分が72 km)。古代ローマ時代の呼称はロダヌス(Rhodanus)。 流域  アルプス山脈から発し、レマン湖に流入したあと、再び流れ出てフランス領内に入る。東から西へと流れた後、リヨンでソーヌ川と合流して南下し、ヴァランス付近でイゼール川、アヴィニョン付近でデュランス川、ボーケール付近でガルドン川(ガール川)などと合流する。河口付近は肥沃な湿地帯カマルグを形成しており、中世以来、農耕・牧畜などが営まれてきた。なお、カマルグは現在では米作地帯として知られるが、これは20世紀以降のことである(*1)。 ノストラダムス関連  プロヴァンス地方に生まれただけでなく、リヨンの出版業者たちとの結びつきもあったノストラダムスに...
  • ノストラダムス予言の学術的研究による分類
    文学的・歴史学的見地による予言詩の索引  ノストラダムス予言については、文学的・歴史学的に様々な出典が指摘されるようになっている。  このページでは、そうしたノストラダムスが使ったと思われる情報源ごとに、主だった予言を整理しておきたい。  そうした論者の間でも必ずしも解釈が一致したものばかりではないので、ここでは西洋古典、歴史、文学などに造詣が深く、比較的信頼性が高いと思われるピエール・ブランダムール、ロジェ・プレヴォ、ジャン=ポール・クレベール、ピーター・ラメジャラー(転向後)、高田勇・伊藤進らの見解を特に参考にした。 古代ギリシア・ローマ スエトニウス 『ローマ皇帝伝』 百詩篇第1巻100番 「・・・長いあいだ空に灰色の鳥が見られるだろう・・・嘴に青々とした小枝をくわえた姿で。まもなく偉人が死に・・・」 百詩篇第4巻55番 「カラスが煉瓦で組み上げられた塔の上に...
  • port
     port は現代フランス語では「港、港町」「携帯、郵送料、風采」の意味(どちらも男性名詞)。また、ピレネー山脈の峠を指す言葉でもある(*1)。  DMFにも「港、港町」「携帯、郵送料、風采」に類する語義が載っており、ほぼ同じ使い方がされていたことが分かる。  LAF には「携帯」のほか、「縦列行進」(défilé)、「祝賀パーティ」(partie de certaines cérémonies)、「待遇、信用」(faveur, crédit)、「援助」(aide, secours) などの意味が載っている(*2)。 登場箇所  以下の用例のほとんどで、ノストラダムスは普通に「港」の意味で使用していると見なされている。 百詩篇第1巻18番 百詩篇第1巻30番 百詩篇第1巻37番(未作成) 百詩篇第1巻94番 百詩篇第2巻1番 百詩篇第2巻14番 百詩篇第2巻58番 百...
  • prelature
     現代フランス語の prélature は、高位聖職者の地位や、総称としての高位聖職者のこと。DAF や DMF には14世紀のフランス語として、上2つの意味のほか、prééminence(優位)という意味が載っている(*1)。LAF は prééminence と supériorité en général(一般的に優位にあること)の2つを挙げている。 登場箇所 百詩篇第8巻93番(未作成) 百詩篇第9巻21番(未作成) 予兆詩第25番(旧23番) 名前 コメント
  • Denys
     Denys は、酒の神ディオニュソス(Dionysos)のこととされる。マリニー・ローズやベルナール・シュヴィニャールはこの読み方をとっている。もちろん、ここで言う「酒」とはワインのことなので、ワインやブドウの比喩として用いられている可能性もある(*1)。  他方でドニ(Denis)を含む地名はフランスのいくつかある。アナトール・ル・ペルチエはパリ近郊のサン=ドニの教会と大修道院と解釈していたし(*2)、アンリ・トルネ=シャヴィニーは、自身が主任司祭を務めていたサン=ドニ=デュ=パンと解釈していた。百詩篇第9巻24番の場合、ルテティアと一緒に登場しているので、おそらくパリ近郊のサン=ドニのことだろう。  なお、ノストラダムスは散文体の「予兆」では何度か「暴君デニス」(Denys le tyran)に触れている。シュヴィニャールによれば、紀元前405年から前344年にシラク...
  • classe
     いくつかの意味がある。 現代フランス語のclasseと同じ。「階級、クラス」。 ラテン語classis に遡る意味。ラテン語では「階級」以外に「陸軍、艦隊、船団」等の意味もあった。この用法はアナトール・ル・ペルチエ以来、信奉者側、実証側を問わず多くの論者が認めている。 百詩篇第1巻35番に限っては、ギリシャ語のklasis(傷、裂け目)の音訳とされることがある。アナトール・ル・ペルチエ以来、信奉者側では好んで採用されてきた用法だが、実証側では支持されているとはいえない。 登場箇所 百詩篇第1巻9番(未作成) 百詩篇第1巻35番 百詩篇第1巻73番(未作成) 百詩篇第1巻75番(未作成) 百詩篇第1巻77番(未作成) 百詩篇第1巻90番(未作成) 百詩篇第2巻5番 百詩篇第2巻22番 百詩篇第2巻59番 百詩篇第2巻60番 百詩篇第2巻64番 百詩篇第2巻86番(未作成) 百詩篇第2...
  • gouffre
     gouffre は現代フランス語では「淵、深淵」の意味しかない語である。  しかし、中期フランス語では「湾」と「深淵」の双方の意味になった(*1)。DALFには「淵」の意味しかないが、DMFによると、どうもイタリア語の golfo との混同がある時期に起こっていたようである。DMFには「深淵、断崖、渦巻」(abîme, précipice, tourbillon)と「湾」(golfe, baie)の意味が載っている(*2)。 登場箇所  『予言集』では以下の詩篇に登場する。なお、goulphre などの綴りの揺れが見られる。 百詩篇第5巻84番 百詩篇第6巻44番 百詩篇第8巻84番(未作成) 百詩篇第9巻16番 百詩篇第9巻28番(未作成) 百詩篇第9巻30番 ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • dresser
     現代フランス語では「立てる」「建てる」「従える」などの意味。  16世紀の用法としては、「指導する」「立て直す」などの意味もあった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻45番(未作成) 百詩篇第1巻57番 百詩篇第1巻77番(未作成) 百詩篇第2巻63番(未作成) 百詩篇第3巻26番(未作成) 百詩篇第3巻43番(未作成) 百詩篇第3巻61番(未作成) 百詩篇第5巻51番(未作成) 百詩篇第5巻69番 百詩篇第6巻12番 百詩篇第6巻79番(未作成) 百詩篇第7巻29番 百詩篇第7巻32番 百詩篇第9巻10番(未作成) 百詩篇第9巻66番(未作成) 予兆詩第15番 予兆詩第38番(旧34番) 予兆詩第148番(旧137番) 名前 ...
  • ローマ
     ローマ (Roma) はイタリアの首都であり、ローマ・カトリックの総本山であるバチカン市国を内包している。テヴェレ川沿いに発達し、いわゆるローマ七丘周辺に形成された都市である。英語式にはロウム (Rome)、フランス語式にはロム (Rome)。 【画像】 NHK世界遺産100〈第9巻〉ヨーロッパ4 ― ローマ歴史地区(イタリア)ほか 歴史  伝説的な起源としてはトロイアの英雄アエネイスがこの地に移り住み、その子アスカニウスが都市アルバ・ロンガを建てたという。その後、伝説的な諸王を経て、その地のウェスタの巫女と軍神マルスの間に生まれたロムルスによって、現在のローマの礎が築かれたという。ロムルスの建市は紀元前753年のこととされるが、それ以前の王たちの名は、トロイア陥落とされる紀元前1184年との差を埋めるために創出されたものだという(*1)。  その後、ローマ...
  • ヴェネツィア
     ヴェネツィア (Venezia) はイタリア、ヴェネト州の州都にしてヴェネツィア県の県庁所在地。英語名はヴェニス (Venice)、フランス語名はヴニーズ (Venise)。  文献によって若干の数の違いはあるものの、122の島、400の橋、176の運河を持つ「水の都」であり、ヴェネト潟湖に発達したその独自の都市景観は、「ヴェネツィアとその潟」として、世界遺産に登録されている。世界文化遺産に登録されるためには6つの基準のうち、少なくとも1つを満たす必要があるが、ヴェネツィアは6項目すべてを満たす数少ない文化遺産である。 【画像】 DVD 『世界ふれあい街歩き イタリア ベネチア』 歴史  古称はウェネティア (Venetia)。もともとはロンゴバルド王国の侵攻から逃れたパドウァ人が小島に住み着いたのが最初だといわれる。828年にはエジプトのアレキサンドリアから福音...
  • assommer
     assommer は現代フランス語では「(牛などを)殺す」「圧倒する」などの意味。中期フランス語の場合、同じ綴りで異なる意味を持つ単語が複数存在していた。 まずは sommeil (眠り)から派生した assommer で、「眠らせる」(assoupir, endormir)、「鈍くする、重くする」(alourdir, appesantir)などの意味があった。 次が somme (合計)から派生した assommer で、「数える」(compter)、「足す」(additionner)などの意味があり、さらに「終わらせる」(mettre fin a, achever)の意味も持っていた。 さらに重荷の意味を持つ語から派生した assommer があり、これは「重荷を負わせる」(charger)、「負わせすぎる」(surcharger)などの意味があり、この語には現代フランス語の ...
  • faillir
     faillir は現代フランス語では「危うく~する」の意味。辞書によっては古い意味ないし文語表現として「過ちを犯す」「破産する」「欠ける」「衰える」「終わる、尽き果てる」などの意味を載せているものもある(*1)。  DMF には「欠ける」(manquer, faire défaut)、「しくじる」(se tromper, tomber en faute)、「終わる」(finir, prendre fin)などの意味が載っており、非人称では falloir と同じ意味があった(*2)。 登場箇所 百詩篇第1巻6番 百詩篇第1巻73番(未作成) 百詩篇第3巻42番 百詩篇第3巻95番 百詩篇第4巻45番(未作成) 百詩篇第4巻97番 百詩篇第4巻98番(未作成) 百詩篇第4巻100番 百詩篇第5巻15番(未作成) 百詩篇第5巻17番(未作成) 百詩篇第5巻57番 百詩篇第5巻5...
  • Prophecies on World Events by Nostradamus
     『ノストラダムスによる世界の諸事件に関する予言集』(Prophecies on World Events by Nostradamus)は、スチュワート・ロッブの著書。1961年にニューヨークのライヴライト(Livelight Publishing Co.)から出版された。 【画像】『ノストラダムスによる世界の諸事件に関する予言集』(クリックするとAmazonのページに飛びます) 内容  テーマ別に編成された信奉者的な立場からの解釈書である。  第1章「個人名の予言」は、百詩篇第7巻1番(アシル)、百詩篇第9巻18番(モンモランシーとクレルペーヌ)、百詩篇第9巻34番(ナルボンとソース)、百詩篇第5巻57番(モンゴルフィエ)など、具体的な名前を的中させた予言を集めている。  第2章「日付指定事件の予言」では、百詩篇第6巻54番(1607年)などの年号が明記されて...
  • cape
     cape は、中期フランス語で「フード付の服」「位階を示す聖職者の服」などの意味(*1)。  cappe はピエール・ブランダムールも cape(袖なし外套、ケープ)としているので(*2)、同じと思われる。エドガー・レオニは古フランス語で「フード」の意味とする(*3)。 登場箇所 百詩篇第2巻69番(未作成) 百詩篇第4巻11番 百詩篇第5巻78番(未作成) 百詩篇第8巻19番(未作成) 百詩篇第9巻26番 予兆詩第12番(旧13番) 予兆詩第86番(旧76番) 名前 コメント
  • cueur
     cueur は現代フランス語の coeur (心) に当たる語である。ただし、その意味は現代よりも幅広く、「勇気」(courage)、「意志、決意」(volonté, détermination)、「記憶」(mémoire)、「遺恨」(rancune)、「野望」(ambition)、「恐怖」(peur)、「安寧」(bien-être)、「健康」(santé)、「胃」(estomac)、「嘔吐感」(nausée)、「不快」(dysphorie, mésaise)、「高慢」(orgueil)、「誠実さ」(sincérité)などの意味もあった(*1)。 登場箇所 詩百篇第1巻5番 詩百篇第1巻9番 百詩篇第1巻11番 詩百篇第3巻15番(未作成) 詩百篇第3巻16番(未作成) 詩百篇第4巻5番 詩百篇第4巻21番(未作成) 詩百篇第4巻73番(未作成) 詩百篇第5巻1番 詩百篇第5巻7...
  • イスタンブル
     イスタンブル (Istanbul, イスタンブール) はトルコの首都アンカラをしのぐ同国最大の都市である。イスタンブル州の州都で、ボスポラス海峡の入り口に位置している。ビュザンティオン、ビュザンティウム、コンスタンティノポリス (コンスタンティノープル) など、時代ごとに様々な名前で呼ばれてきた。 歴史  紀元前7世紀に古代ギリシアの都市国家メガラの植民都市として建設された。メガラのビュザスが建設したことからビュザンティオンと名づけられたとも言われる。その後、スパルタ、アテネ、マケドニアなどに領有権が移った。これは交易と軍事の両面で利用価値の高い場所に位置していたためである。  2世紀にローマ帝国の領土となると、ローマ式にビュザンティウムと呼ばれるようになった。4世紀にはここに遷都した皇帝コンスタンティヌスが自らの名前を冠してコンスタンティノポリスと改名した。  ローマ帝国分...
  • estainct
     estainctは、現代フランス語の éteint(消えた、絶えた、色褪せた)に同じ。  動詞éteindre(鎮める、灯りなどを消す)の過去分詞でもある。  ジャン=ポール・クレベールは、「驚きで声のでない」状態も意味するとしている(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻42番 百詩篇第4巻35番(未作成) 百詩篇第4巻59番 百詩篇第4巻71番 百詩篇第8巻6番(未作成) 百詩篇第8巻28番 百詩篇第9巻11番 百詩篇第10巻6番 百詩篇第10巻12番(未作成) ※記事へのお問い合わせ等がある場合、最上部のタブの「ツール」>「管理者に連絡」をご活用ください。
  • ラティウム
     ラティウム (Latium) は古代ローマの地域名。イタリア半島中部のテヴェレ川流域で、アペニン山脈とティレニア海との間にある。時代ごとに徐々にその範囲は拡大していった。現在はローマを州都とするラツィオ州がこれに対応する(*1)。 ノストラダムス関連  『予言集』での登場箇所は地名以外に民族名(ラティウム人)の場合がある。綴りはいずれも latin(e)(s) である。 百詩篇第1巻83番(未作成) 百詩篇第2巻5番 百詩篇第5巻21番(未作成) 百詩篇第5巻50番(未作成) 百詩篇第5巻63番(未作成) 百詩篇第9巻70番(未作成) 百詩篇第10巻59番(未作成) 予兆詩第21番(旧19番) 名前 ...
  • 百詩篇第4巻52番
    百詩篇第4巻 52番 原文 La cité1 obsesse aux murs2 hommes femmes Ennemis hors3 le4 chef5 prestz6 à soy7 rendres8 Vent sera fort encontre9 les gens-darmes10 Chassés11 seront par chaux12, poussiere cendre13. 異文 (1) La cité 1555 1840 En cité T.A.Eds. (sauf En Cité 1588-89 1712Guy) (2) murs mœurs 1627 1644 1653 1665 (3) hors mors 1557B, hors. 1712Guy (4) le Le 1712Guy (5) chef ...
  • 百詩篇第3巻17番
    百詩篇第3巻 17番 原文 Mont Auentine1 brusler nuit sera veu Le ciel2 obscur3 tout à vn coup en Flandres4, Quand le monarque5 chassera son nepueu6 Leurs7 gens d’Eglise8 commetront les esclandres. 異文 (1) Auentine Auentiue 1588Rf 1589Rg, Auentin 1627 1644 1650Ri 1650Le 1668, Auantin 1653 1665 (2) ciel Ciel 1653 1672 (3) obscur obcur 1981EB (4) Flandres Flendres 1590Ro, Frandres 1597 ...
  • lascher
     lascher は現代フランス語の lâcher (緩める、放す、不意に発する) にあたる。中期フランス語でも同じような意味であった(*1)。ただし、LAFだと、より古い語形 laschier の意味として、se retirer (引退する、退却する)、s abstenir (控える、断つ)、se fatiguer (苦労する、疲れる)、faiblir (衰弱する、崩れる)などの意味が載っている(*2)。 登場箇所  名詞形や過去分詞を含む。 百詩篇第4巻7番 百詩篇第5巻8番 百詩篇第5巻28番(未作成) 百詩篇第5巻80番(未作成) 百詩篇第8巻76番 百詩篇第9巻62番 予兆詩第145番(旧134番) 六行詩3番 コメントらん 以下のコメント欄はコメントの著作権および削除基準を了解の上でご使用ください。なお、当「大事典」としては、以下に投稿されたコメントの信頼性...
  • 百詩篇第6巻25番
    百詩篇第6巻 25番 原文 Par Mars1 contraire sera la monarchie2, Du grand pescheur3 en trouble4 ruyneux Ieune noir5, rouge prendra la hierarchie6, Les proditeurs7 iront iour bruyneux. 異文 (1) Mars mars 1589Rg (2) monarchie Monarchie 1588-89 1620PD 1644 1649Ca 1650Le 1653 1665 1668 1672 1772Ri 1840 (3) pescheur pecheur 1588-89 1589PV 1620PD 1627 1630Ma 1644 1650Ri 1653 1665 1840, Pescheur 1...
  • Ligurs
     ベルナール・シュヴィニャールやミシェル・デュフレーヌは Ligurie(リグーリア)と同一視している(*1)。現代フランス語では Ligure(リグーリア人)という語がある。 登場箇所 百詩篇第9巻28番(未作成) 予兆詩第27番 名前 コメント
  • Methelin
     Methelin が Mytilène(ミティリーニ)の変形であることは、アナトール・ル・ペルチエが提起して以降、実証的な諸論者にも特に異論はない。 登場箇所 百詩篇第5巻27番 百詩篇第9巻32番(未作成)  なお、Mitilene という綴りで百詩篇第3巻47番(未作成)に登場している。 名前 コメント
  • ヴェローナ
     ヴェローナ (Verona) は北イタリア、ヴェネト州ヴェローナ県の県庁所在地。フランス式にはヴェローヌ (Vérone)。 【画像】 『パズルの超達人EX検定ゴールド (世界風景) 恋の街 ヴェローナ-イタリア』 概要  アーディジェ川が大きく湾曲した場所に発達し、旧市街はさながら古代ローマ時代から交通の要衝として栄え、中世にはスカラ家、ヴィスコンティ家の支配を受けたあと、15世紀からヴェネツィア共和国領となった。イタリアへの併合は1866年のことである。  町には古代ローマ時代の円形劇場から中世・近世の城塞・教会など、数多くの歴史的建造物群が残されている。また、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』のモデルとなった出来事のあった町でもあり、モデルとなった女性ジュリエッタの墓があることでも知られる(*1)。 ノストラダムス関連  ノストラダムス自...
  • Vuider
     vuider は現代フランス語の vider (空にする)のことである。中期フランス語では「(広い場所に)出る、通じている」(déboucher, donner sur)、「終える」(terminer)、「欠ける」(manquer)などの意味もあった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻82番(未作成) 百詩篇第2巻15番 百詩篇第6巻56番(未作成) 百詩篇第9巻17番 名前 コメント
  • ardre
     ardre, ardoir, arder はいずれも中期フランス語で「焼く」の意味。白水社の『仏和大辞典』によれば、このうち arder は誤用とある。過去分詞は ars 登場箇所 ardre 百詩篇第6巻35番 予兆詩第20番(旧18番) 予兆詩第31番(旧28番) ardoir 百詩篇第9巻53番(未作成) arder 百詩篇第6巻35番(異文として) 名前 コメント
  • hierarchie
     現代フランス語の hiérarchie は「階級」「位階制度」などの意味である。しかし、ピエール・ブランダムールは、語源的に「聖職者の権力」を意味する語で、ノストラダムスは「教会」や「教会の権力」を意味するものとして使っていると注記している(*1)。ベルナール・シュヴィニャールやブリューノ・プテ=ジラールもそうした読み方を支持している(*2)。 登場箇所 hierarchie 百詩篇第2巻69番(未作成) 百詩篇第4巻50番 百詩篇第6巻25番 百詩篇第6巻57番(未作成) 百詩篇第8巻53番(未作成) 予兆詩第28番(旧25番) hierarchique 予兆詩第51番(旧47番) 名前 ...
  • イングランド
     イングランド(England) は英国、グレートブリテン島の南半分ほどのうち、南西部(ウェールズ)を除いた地域名。イングランドは「アングル人の土地、国」の意味であり、フランス語名アングルテル(Angleterre)も同じである。  かつてイングランド王国であったが、ウェールズ(1536年)、スコットランド(1709年)、アイルランド(1800年)を併合し、大英帝国を築いた(アイルランドのうち、北アイルランド以外はのちに独立)。  16世紀はチューダー朝(1485年 - 1603年)の時代で、第2代ヘンリー8世が英国国教会を樹立し、カトリック修道会などを弾圧したり、逆にメアリー1世のカトリック回帰が国内に混乱をもたらすなどの動揺があった。また、フランスともカレーをはじめとする大陸の拠点をめぐって争っていた。世紀後半のエリザベス1世の治世は政治的にはイングランド絶対主義の、文化的に...
  • リミニ
     リミニ (Rimini) はイタリア、エミリア=ロマーニャ州フォルリ県の港町。ラテン語による古称はアリミヌム (Ariminum)。  古来の交通の要衝で、紀元前3世紀にローマの支配下に入った。市内にはアウグストゥス帝の時代に建造された凱旋門やティベリオの橋などが残る。  支配者が目まぐるしく変わったが、13世紀に独立都市となり、ほどなくしてマラテスタ家が専制的な支配を行うようになった。市内には15世紀にアルベルティによって改築されたマラテスティアーノ寺院など、その時代に建造・改築された建物も残る。  1509年に教皇領となり、1860年にサルディニア王国領となった。  現在は美しい海水浴場などで知られる保養地となっている(*1)。 ノストラダムス関連  ノストラダムスの『予言集』でリミニに直接言及していると考えられているのは百詩篇第9巻2番(未作成)のみで、これは...
  • フランス革命期の偽の百詩篇
     ここでは『予言集』偽サロン版に収録された偽の詩篇を扱う。1800年頃に出版された偽サロン版は、他の版とは大きく異なる多くの詩篇を含んでいる。それらは第一共和政(1792年 - 1804年)の頃に起こった事件をモデルとして偽作されたものに過ぎない。特殊な偽作のため、後の版にもほとんど引き継がれることはなかった。 百詩篇第5巻77番 Le noir qu aura de tous les Saints le nom, Conquestera l Isle Saint Dominique; Le blanc qu accourt au bruit de son renom. Le sousmettra à la grand République. 全ての聖人たちの名を持つであろう黒人が 聖なる安息日の島を占領するだろう。 その名声の騒ぎに駆けつける白人は 彼を偉大...
  • tenter
     tenter ないし tempter は中期フランス語では「到達(達成)できるよう努める」(*1)意味のほか、「誘惑する、唆す」「試みる」「企てる」などの意味(*2)。 登場箇所 百詩篇第4巻56番(未作成) 百詩篇第4巻57番 百詩篇第4巻64番 百詩篇第6巻43番(未作成) 百詩篇第6巻89番 百詩篇第9巻48番(未作成) 百詩篇第10巻13番 百詩篇第10巻58番(未作成) 名前 コメント
  • ヒエラルキア
     ヒエラルキア (Hierarchia) はラテン語の単語。英語式にはハイアラーキ (hierarchy)、フランス語式にはイエラルシー (Hiérarchie)、ドイツ語ではヒエラルヒー (Hierarchie)で、日本語では慣例的にヒエラルキーとも呼ばれる。  現在では「階級制」「階層制」などを示す一般的な名詞であり、社会科学においてピラミッド型の権力構造を指す時には「階統制」と訳される(*1)。  しかし、ラテン語の本来の意味は「神聖なものの統治」を意味し、5世紀頃の著作と見なされるディオニュシオス偽書における「天上の位階」「地上の位階」についての使用例が初期のものとして挙げられるという。ローマ・カトリック教会においては、叙階や統治権の位階を指す用語として使われる(*2)。 登場箇所  ノストラダムス『予言集』では以下の登場例がある。 hierarchie ...
  • 主題別索引:病気
    ノストラダムス予言の主題別索引 病気  ノストラダムスの予言にはさまざまな病気が登場する。以下では予言詩に登場する病気、症状、障害をまとめておく(以下の一覧には切り傷・刺し傷・打撲などの外傷、および服毒等による中毒は含めない)。なお、当「大事典」としていかなる病人、障害者も差別する意図はない。 「病気」  そのまま病気と訳せる語の登場箇所は以下の通り。なお、malは悪いこと全般を意味する語で、文脈によっては病気の意味になるが、意味の幅が広いので扱わない。障害の意味になるtroubleも同様である。 maladie(s)〔病気〕 予兆詩第125番(旧115番) 予兆詩第130番(旧120番)(大病) 予兆詩第141番(旧130番) 予兆詩第145番(旧134番)(大病) 予兆詩第149番(旧138番)(目と鼻の病気) 六行詩24番(大病) 六行詩26番(大病) 六行詩38...
  • バイヨンヌ
     バイヨンヌ (Bayonne) は、フランス南西部の河港都市で、アドゥール川とニーヴ川 (Nive) の合流点に位置する。ピレネー=ザトランティック県に属する。  古代ローマ時代の城塞都市に起源を持ち、ラテン語名はラプルドゥム (Lapurdum) である。1199年から長らくイングランド領だったが、1451年にフランスに帰属した。  旧市街やヴォーバンの要塞を含むグランバイヨンヌと、対岸のプチバイヨンヌに分かれる。13世紀から16世紀にかけて建造されたサントマリー大聖堂が、「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部として世界遺産に登録されている(*1)。 ノストラダムス  百詩篇では以下の詩篇で言及されている。 百詩篇第8巻85番(未作成) 百詩篇第8巻86番 百詩篇第9巻63番(未作成)  また、百詩篇第1巻79番(未作成)に登場する Bay. ...
  • 百詩篇第3巻40番
    百詩篇第3巻 40番 原文 Le grand theatre1 se viendra redresser Le dez2 geté3, les rets ia tendus. Trop le premier en glaz viendra lasser, Par4 arcs5 prostraits de long temps6 ia fendus7. 異文 (1) theatre Theatre 1672 (2) Le dez Les dez 1568 1590Ro 1597 1600 1610 1611 1627 1644 1650Ri 1653 1665 1672 1716 1772Ri 1981EB, Les dex 1605 1628 1649Xa (3) geté 1555A 1555V 1557U 1557B 1568A 1589PV 15...
  • pille
     pille は中期フランス語で pillage(略奪)の意味。これはラブレーの作品などにも使用例がある。ほかに butin(略奪品、戦利品)の意味もあった(*1)。 登場箇所 百詩篇第1巻30番 百詩篇第1巻92番 百詩篇第2巻83番(未作成) 百詩篇第5巻30番 百詩篇第7巻10番(未作成) 百詩篇第8巻83番 百詩篇第9巻61番(未作成) 百詩篇第10巻87番(未作成) 予兆詩第20番(旧18番) 予兆詩第22番(旧20番) 予兆詩第38番(旧34番) 予兆詩第139番(旧129番) 名前 コメント
  • espouvantal
     espouvantal はベルナール・シュヴィニャールによれば「怯えさせる存在」の意味(*1)。他の論者もおおむね同じだが、マリニー・ローズは épouvantail(おぞましい存在)の意味もあるとする。 登場箇所 百詩篇第7巻19番 百詩篇第9巻48番(未作成) 予兆詩第39番(旧35番) 予兆詩第70番(旧63番) 名前 コメント
  • シチリア島
     シチリア島 (Sicilia) はイタリア南部にある地中海最大の島であり、面積は25,707 km2(日本の四国の1.5倍弱)。イタリアのシチリア自治州を構成する。フランス名はシシル (Sicile)で、日本では英語名のシシリー (Sicily) も比較的使われる。 【画像】『シチリアへ行きたい』 概要  少なくとも紀元前13世紀ごろから人が住んでおり、その頃から数百年間におよぶパンターリカの岩壁墓地遺跡は、古代ギリシア・ローマ時代の建造物群が多く残る主要都市シラクーザとともに、ユネスコの世界遺産リストに加えられている。  古代ギリシア時代の名称はトリナクリアで、この名称は島が三角形であることに由来する。  地中海を制する上での地理的重要性から様々な勢力が入植、侵略してきた歴史を持ち、中世にはパレルモを首都とするシチリア王国が成立するが、その王家もめ...
  • 百詩篇第6巻2番
    原文 En l an1 cinq cens octante plus moins2, On attendra3 le siecle bien estrange En l an sept cens, trois4 cieulx en tesmoings5, Que plusieurs regnes6 vn à cinq feront change. 異文 (1) l an la 1672 (2) plus moins plus ou moins 1590Ro (3) attendra attend 1557B 1589PV 1649Ca, entendra 1665 (4) trois tois 1668A (5) cieulx en tesmoings (cieux en tesmoins) 1594JFpp.238 240 1628...
  • 百詩篇断片・11番
    シャストゥイユが伝えた百詩篇 11番 原文 En Syracuse noveau fis figulrer1 Qui plus sera inhumain et cruel De non latin en français2 singulier Noir et farouche et plus sec que gruel. 異文 (1) figulrer figulier (Ruzo 1975), figurer (Ruzo 1982) (2) français françois (Ruzo) 校訂  1行目の異文は、3行目との韻を考えれば figulier が最も適切である。  3行目の異文は時代ごとの正書法の変化によるもので、ノストラダムスの時代には françois のほうが妥当である。 日本語訳 シラクーザで陶工の新しい息子が、 ...
  • ペリゴール
     ペリゴール(Périgord)はフランス、マシフサントラル(中央山地)南西斜面を占める歴史的地名で、ペリグー(Périgueux, ドルドーニュ県の県庁所在地)を中心としていた。現在のドルドーニュ県のほとんどとロット=エ=ガロンヌ県の一部に該当する。農牧畜業がさかんで、英仏両国の争いを経て1398年にフランス側に帰属し、アンリ4世のときにフランス王国領となった(*1)。 ノストラダムス関連  『予言集』では百詩篇第4巻44番と百詩篇第4巻76番のみに登場する。反面、ペリゴールの中心都市ペリグーへの言及はない(百詩篇第10巻25番で言及されている可能性はある)。 名前 ...
  • ノストラダムスの大予言
     『ノストラダムスの大予言』は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。 1974年のノンフィクション部門ベストセラー1位、総合部門2位(*1)。実質的に日本のノストラダムス現象の幕開けとなった著作である。  2014年には電子書籍版が出された。 【画像】Kindle版 構成 目次の傍点は下線で代用した。 序章 史上、空前絶後の大予言者ノストラダムスの生涯について簡単に説明され、ペストを不思議な未来医術で鎮めたことなどが挙げられている。そして予言詩集『諸世紀』を著し、ルイ16世処刑のギロチンの幅や、アメリカから出た黒い船がエダという都に辿りつくことなどを予言したと説明される。 1章 四百年前に今日を完全に予言アンリ2世に対し、10年後に死ぬと予言したというエピソードを皮切りに、自動車の出現を予言した「馬についての対話」(百詩篇第10巻31番)、海外旅行ブー...
  • 詩百篇第9巻12番
    詩百篇第9巻 12番* 原文 Le tant d argent de1 Diane Mercure2 Les simulachres3 au lac4 seront trouuez5, Le figulier6 cherchant7 argille8 neufue9 Luy les siens d or seront abbreuez10. 異文 (1) de dist 1611B, du 1653AB 1665Ba (2) Mercure Marcure 1605sn (3) simulachres/simulacres simulachre 1611B (4) lac sac 1627Ma 1627Di 1644Hu 1650Ri, Lac 1672Ga (5) trouuez treuués 1627Ma 1627Di (6...
  • emmi
     emmi は11世紀から17世紀に用いられていた語で、「~の中央で」の意味(*1)。 登場箇所 百詩篇第5巻58番(異文として) 百詩篇第9巻76番 名前 コメント
  • マケドニア
     マケドニア (Macedonia)は古代ギリシア以来知られる地名で、テッサリアの北に位置し、東をトラキア、西をイリュリアに接していた。紀元前4世紀のフィリッポス2世およびアレクサンドロス大王の時代に空前の版図を誇ったが、大王の死後は急速に衰え、紀元前2世紀にはローマに屈し、マケドニア属州となった(州都はテサロニケ)。  使徒パウロが最初に足を踏み入れたヨーロッパの土地であり、パウロ書簡の名前にもなっているテサロニケ、フィリピはマケドニアに含まれる。また、その時代にはテッサリアもマケドニアに含まれた(*1)。  現在はギリシアの北にある共和国がマケドニアを名乗っているが、この国号についてはギリシアが反対しており、国際連合加盟に際しては「マケドニア旧ユーゴスラビア共和国」と名乗った(*2)(現在は「北マケドニア共和国」と改称)。 ノストラダムス関連  『予言集』では百詩篇第...
  • ヘント
     ヘント (Gent) はベルギーの東フランデレン州の州都。レイエ川とスヘルデ川の合流点に発達した商工業都市である。フランス読みではガン (Gand)、英語読みではゲント (Ghent)。 概要  7世紀に創建された修道院に起源を持つ、ベルギーでは最も古い歴史を持つ古都の一つであり、中世には毛織物工業で大いに栄えた。フランドル伯領の首都だった時代もあったが、13世紀に自治都市となり、1584年まで続いた。その16世紀後半以降、衰退に向かったが、運河が開通した19世紀以降活気を取り戻し、ベルギーの商業や金融面でも中心的都市の一つとなっている。かつての繁栄を伝える中世から近世にかけての城や大聖堂などの歴史的建築物も多く残り、19世紀に創設された大学なども含め、文化・学術面でも重要な地位を占めている(*1)。 ノストラダムス関連  『予言集』では以下の詩篇に登場する。 百詩篇...
  • 詩百篇第9巻72番
    詩百篇第9巻 72番* 原文 Encor1 seront les saincts2 temples3 pollus, Et expillez par Senat4 Tholossain5, Saturne6 deux trois cicles7 reuollus, Dans Auril, May, gens de nouueau8 leuain9. 異文 (1) Encor Encore 1627Di 1716PR 1772Ri (2) saincts Saints 1672Ga (3) temples Temples 1611B 1627Di 1627Ma 1644Hu 1672Ga 1772Ri 1981EB (4) Senat senat 1568X (5) Tholossain 1568X 1568A Tholosain T.A.E...
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