「謎001」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

謎001」(2009/02/05 (木) 11:22:04) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

<h1>謎001</h1> <p><strong>謎001</strong>は、作家<strong>東野圭吾</strong>がセレクトした8作品が収録された 作品。<br /> 2006年9月に講談社文庫より発行された。定価695円(税別)。</p> <table border="2"><tr><th>目次</th> </tr><tr align="left"><td><a href="#ara">1.あらすじ</a><br /><a href="#syu">2.収録された8篇</a><br /><a href="#bun">3.序文と解説</a><br /><a href="#kan">4.感想</a></td> </tr></table><h2><a name="ara">あらすじ</a></h2> <p>当代を代表する人気作家が、1970年からの30年間に発表された膨大な数の短編ミステリーのなかから ”お気に入り”をセレクトした「謎」シリーズ。記念すべき1巻目の選者は、<strong>東野圭吾</strong> 。彼が選んだ8作品に加え、選者による解説が収録。作品から読んでも、解説から読んでも楽しめる究極の アンソロジー。</p> <h2><a name="syu">収録された8篇</a></h2> <ul><li><strong>新開地の事件</strong><br /> 「点と線」や「砂の器」などで知られる<strong>松本清張</strong>の作品。<br /> 人間関係のドロドロした部分から起こる事件の真相が、哀しく生々しい話。</li> <li><strong>母子増</strong><br /><strong>筒井康隆</strong>の作品。著書に「ヨッパ谷への降下」、「朝のガスパール」などがある。<br /> 生まれて7ヶ月になる息子のために買った、両手にシンバルを持ったサルの玩具。他のサルとは違い、何故 か白い布地で作られたそのサルを買ったことから、不思議で恐ろしくも哀しい物語が始まる。</li> <li><strong>双子の家</strong><br /> 「三毛猫ホームズの推理」や「三姉妹探偵シリーズ」などで知られる<strong>赤川次郎</strong>の作品。<br /> 三毛猫ホームズの主要キャラが活躍する話。兄は弟に殺されると言い、弟は兄に殺されると言う。巧み なトリックを使ったミステリーの中のミステリー。</li> <li><strong>緋色の記憶</strong><br /> 「蝶たちは今・・・」により、75年に第21回江戸川乱歩賞を受賞した作家<strong>日下圭介</strong>の作 品。<br /> 15年前の父親の死の「真実」を求める女性の話。全編に渡り、当時警察官として事件に携わっていた男性 との手紙のやり取り、事情を知るものとの会話のみで内容が展開されている。</li> <li><strong>北斎の罪</strong><br /> 「写楽殺人事件」で江戸川乱歩賞を受賞した作家<strong>高橋克彦</strong>の作品。<br /> 友人が持ち込んだ葛飾北斎の画帳。本物か、偽者か、今は亡き北斎を巡り日本を見る話。</li> <li><strong>ぼくを見つけて</strong><br /><strong>連城三紀彦</strong>の作品。著書「恋文」で直木賞、「隠れ菊」で柴田錬三郎賞を受賞している。<br /> 「ぼく、今、ユーカイされているみたいなので電話しました」<br /> そんな電話から始まる、長い時間をかけた誘拐事件の話。本当に誘拐事件は起きているのか?悪戯とも思 えるその電話から見えてくる真実は悲しい結末を迎える。</li> <li><strong>手話法廷</strong><br /><strong>小杉健治</strong>の作品。著書に「不遜な被害者たち」、「灰の男」などがある。<br /> 仕事中の事故で車椅子での生活を送るようになった男は、耳と口が不自由な同僚のせいだと理不尽な怒り と悔しさで自暴自棄になっていた。そんな中、その同僚が殺人犯として訴えられることになり・・・。</li> <li><strong>サボテンの花</strong><br /> 第120回直木賞を始め数々の賞を受賞している作家 <strong>宮部みゆき</strong>の作品。<br /> 定年間近の小学校の教頭先生と、強い結束と個性を持った6年1組の子供たちとの心温まるエピソードを描 いた話。</li> </ul><br /><h2><a name="bun">序文と解説</a></h2> <p>序文として日本推理作家協会理事長<strong>大沢在昌</strong>の言葉が、解説として選者である <strong>東野圭吾</strong>が収録された8作品を選んだ理由が書かれている。選者の作品や作者に対する思いが書 かれているので、解説まで楽しんで読むことができる。<br /><br /></p> <h2><a name="kan">感想</a></h2> <p>男女間のいざこざ、ホラー要素を含んだもの、大人と子供の心の交流など、ミステリーの短編集ではある ものの沢山の色を持った作品である。選び抜かれた作品の中から、さらに東野さんの感覚で選ばれた作品 はどれも素晴らしく、また解説も面白く読めた。<br /><br /></p> <hr /><br /><p>ページ作者:A</p>
<h1>謎001</h1> <p><strong>謎001</strong>は、作家<strong>東野圭吾</strong>がセレクトした8作品が収録された 作品。<br /> 2006年9月に講談社文庫より発行された。定価695円(税別)。</p> <table border="2"><tr><th>目次</th> </tr><tr align="left"><td><a href="#ara">1.あらすじ</a><br /><a href="#syu">2.収録された8篇</a><br /><a href="#bun">3.序文と解説</a><br /><a href="#kan">4.感想</a></td> </tr></table><h2><a name="ara">あらすじ</a></h2> <p>当代を代表する人気作家が、1970年からの30年間に発表された膨大な数の短編ミステリーのなかから ”お気に入り”をセレクトした「謎」シリーズ。記念すべき1巻目の選者は、<strong>東野圭吾</strong> 。彼が選んだ8作品に加え、選者による解説が収録。作品から読んでも、解説から読んでも楽しめる究極の アンソロジー。</p> <h2><a name="syu">収録された8篇</a></h2> <ul><li><strong>新開地の事件</strong><br /> 「点と線」や「砂の器」などで知られる<strong>松本清張</strong>の作品。<br /> 人間関係のドロドロした部分から起こる事件の真相が、哀しく生々しい話。</li> <li><strong>母子増</strong><br /><strong>筒井康隆</strong>の作品。著書に「ヨッパ谷への降下」、「朝のガスパール」などがある。<br /> 生まれて7ヶ月になる息子のために買った、両手にシンバルを持ったサルの玩具。他のサルとは違い、何故 か白い布地で作られたそのサルを買ったことから、不思議で恐ろしくも哀しい物語が始まる。</li> <li><strong>双子の家</strong><br /> 「三毛猫ホームズの推理」や「三姉妹探偵シリーズ」などで知られる<strong>赤川次郎</strong>の作品。<br /> 三毛猫ホームズの主要キャラが活躍する話。兄は弟に殺されると言い、弟は兄に殺されると言う。巧み なトリックを使ったミステリーの中のミステリー。</li> <li><strong>緋色の記憶</strong><br /> 「蝶たちは今・・・」により、75年に第21回江戸川乱歩賞を受賞した作家<strong>日下圭介</strong>の作 品。<br /> 15年前の父親の死の「真実」を求める女性の話。全編に渡り、当時警察官として事件に携わっていた男性 との手紙のやり取り、事情を知るものとの会話のみで内容が展開されている。</li> <li><strong>北斎の罪</strong><br /> 「写楽殺人事件」で江戸川乱歩賞を受賞した作家<strong>高橋克彦</strong>の作品。<br /> 友人が持ち込んだ葛飾北斎の画帳。本物か、偽者か、今は亡き北斎を巡り日本を見る話。</li> <li><strong>ぼくを見つけて</strong><br /><strong>連城三紀彦</strong>の作品。著書「恋文」で直木賞、「隠れ菊」で柴田錬三郎賞を受賞している。<br /> 「ぼく、今、ユーカイされているみたいなので電話しました」<br /> そんな電話から始まる、長い時間をかけた誘拐事件の話。本当に誘拐事件は起きているのか?悪戯とも思 えるその電話から見えてくる真実は悲しい結末を迎える。</li> <li><strong>手話法廷</strong><br /><strong>小杉健治</strong>の作品。著書に「不遜な被害者たち」、「灰の男」などがある。<br /> 仕事中の事故で車椅子での生活を送るようになった男は、耳と口が不自由な同僚のせいだと理不尽な怒り と悔しさで自暴自棄になっていた。そんな中、その同僚が殺人犯として訴えられることになり・・・。</li> <li><strong>サボテンの花</strong><br /> 第120回直木賞を始め数々の賞を受賞している作家 <strong>宮部みゆき</strong>の作品。<br /> 定年間近の小学校の教頭先生と、強い結束と個性を持った6年1組の子供たちとの心温まるエピソードを描 いた話。</li> </ul><br /><h2><a name="bun">序文と解説</a></h2> <p>序文として日本推理作家協会理事長<strong>大沢在昌</strong>の言葉が、解説として選者である <strong>東野圭吾</strong>が収録された8作品を選んだ理由が書かれている。選者の作品や作者に対する思いが書 かれているので、解説まで楽しんで読むことができる。<br /><br /></p> <h2><a name="kan">感想</a></h2> <p>男女間のいざこざ、ホラー要素を含んだもの、大人と子供の心の交流など、ミステリーの短編集ではある ものの沢山の色を持った作品である。選び抜かれた作品の中から、さらに東野さんの感覚で選ばれた作品 はどれも素晴らしく、また解説も面白く読めた。<br /><br /></p> <hr /><br /><p>By:A</p>

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー