八つ墓村
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出版:角川書店(角川文庫) 著者:横溝正史
初版発行日:昭和46年4月30日
改版初版発行日:平成8年9月25日
あらすじ
戦国の頃、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。
だが、欲に見目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。
その後、不祥の怪異があい次ぎ、以来この村は"八つ墓村"と呼ばれるようになったという―――。
大正×年、落人襲撃の首謀者『多治見庄左衛門』の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。
そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った……。
現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!!
登場人物
- 金田一耕助
もじゃもじゃ頭で風采のあがらない小柄な探偵。 - 磯川警部
金田一耕助と共に事件を追う警部。 - 寺田辰弥
訳あって八つ墓村に行くことになった人。でも、それが事件の始まり。 - 森美也子
寺田辰弥を迎えにきた女性。村の人ではめずらしい都会派。 - 多治見久弥
要蔵の息子。体が弱く床に伏してる。 - 多治見春代
要蔵の娘。心臓が弱い。 - 久野恒実
多治見家の主治医。 - 里村慎太郎
多治見家の人達になぜか嫌われてる。 - 典子
里村慎太郎の妹。未熟児だったため発育が悪いが純粋な子。<> - 小竹
要蔵を育てた伯母。多治見家のいっさいの采配をふるっている。
小梅とは双生児。 - 小梅
要蔵を育てた伯母。多治見家のいっさいの采配をふるっている。
小竹とは双生児。
著者 横溝正史について
1902年、神戸市に生まれる。旧制大阪薬専卒。
1926年に博文館に入社。「新青年」「探偵小説」の編集長を歴任し1932年に退社後、文筆活動に入る。
信州の療養、岡山での疎開生活を経て、戦後は探偵小説専門誌「宝石」に、『本陣殺人事件』(第1回探偵作家クラブ賞長編賞)、
『獄門島』、『悪魔の手毬歌』などの名作を次々と発表。
1976年、映画『犬神家の一族』で横溝ブームが到来。
以降多くの読者の爆発的支持を得ている。1981年、永眠。
その他
○金田一耕助シリーズ『本陣殺人事件』『獄門島』『悪魔が来りて笛を吹く』
『犬神家の一族』『人面瘡』『夜歩く』
『迷路荘の惨劇』『女王蜂』『幽霊男』
『首』『悪魔の手毬唄』『三つ首塔』
『七つの仮面』『悪魔の寵児』『悪魔の百唇譜』
『仮面舞踏会』『白と黒』『悪霊島』『病院坂の首縊りの家』